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7年目のトックリヤシと1年後のオクシモロン

2016年08月13日 02:48

磁気の月18日(G8/12)KIN236 黄色い月の戦士(by D)

今日は、4時頃に目が覚めてしまい、しばらく瞑想とちょっとした作業をしてからまた一眠りし、再び起きると、リビングのトックリヤシが新しい葉をまさに開いたところだった。実は、このトックリヤシ、2009年の剣武稽古開始を記念して、Lがプレゼントしてくれたもので、当時は、テーブルに乗るくらいの小さい鉢だったのに、年々大きくなり、今では立派な葉を広げるようになった。
IMG_8338.jpg ★我が家のトックリヤシ

知らぬ間に自分が47才にもなっていた事も驚きだが(いつの間にそんなオッサンに!)、剣武天真流・蒼天支部道場開設からぴったり3年目に当たる日に、自分の剣武稽古の歴史と共に成長して来たトックリヤシが、新しい葉を開いてくれたことも、嬉しい驚きだった。実際、私はこの7年間で、支部道場を開設しただけでなく、宗家から本部正師範にも任命されたりしている。

リオ五輪では、卓球の水谷隼選手が、日本勢としてシングルスで初となる銅メダルを獲得。水泳女子200メートル平泳ぎでも、金藤理絵選手が金メダルに輝き、朝から嬉しいニュースに祝福された気分だったが、ランチの時間にも、ちょっと嬉しい事があった。

昨年の誕生日は、宮沢賢治(KIN131)の道筋に入った事もあって、現在の自分の活動の原点に当たる時間(中学高校時代)を過ごした鎌倉を訪れていた。当初、ランチは「鎌倉オクシモロン」でと考えていたのだが、残念ながら定休日と重なっていて断念。しかし、そのおかげで丸山珈琲鎌倉店のプレオープンとシンクロし、さらには、その時ボリビアにおられた丸山健太郎社長とも遠隔シンクロするという楽しみを味わう事が出来た(鎌倉みちのく魔術紀行(4)参照)。

その事が頭にあったので、今年の誕生日ランチは、6月に誕生したばかりの「二子玉川オクシモロン」に決定。メルマガ最新号(vol.63)にも書いた通り、かつて二子玉川にあった「珠玉」というお店で絶品カレーを提供していたカレーアーティストの村上愛子さんが、鎌倉に出したお店が「オクシモロン」。

「珠玉」の頃からファンだった私たちにとって、二子玉川にオクシモロンが生まれたのは、それだけで嬉しいニュースだったが、昨年の誕生日の事もあったので、「今年は是非、近所に帰って来たこの店で」という気持ちになったのだった。しかし、オープンの11時少し前に行くと、既に行列が!幸い、1回でお店に入れたが、何という人気ぶりだろうか。

私たちが目を付けたお店は、当初はそれほど知られていなくとも、結局、人気店になる事が多いのだが、その中でも「オクシモロン」は飛躍度が高く、今や超有名店。味の素晴らしさの背後にある思想、そして美が、その秘密と言えるだろう。先に訪れた時に、私たちのことを覚えてくれていた愛子さん、今日も店でお見かけしたが、さすがに大忙しで会話をする余裕はなかった。
IMG_8325.jpg ★手前が「スリランカ風マトン」

Lは定番の和風キーマを、私は本日のカリー「スリランカ風マトン」をいただいたが、どちらもやはり絶品だった。その後、チャイと「コーヒーづくしのパフェ」をいただき、大満足のうちに完食。
IMG_8326.jpg ★コーヒーづくしのパフェ

午後は、剣武本部正師範の打ち合わせと研究稽古会へ。移動中、4日前に高橋徹さんが送って下さった『倫理研究所紀要』(第25号)の「丸山敏雄と川面凡児」という丸山敏秋氏の論文を興味深く読んだ後、打ち合わせ会場の近くをノロノロ歩いていたら、後ろから声をかけて来たのは、敏秋氏の子息でもある丸山貴彦本部正師範(KIN129)だった。

前夜、蝉の羽化の現場を目にしたという貴彦師範は、いつどこに卵が産みつけられ、幼虫がいつ地中に入るのか?という、最近になって私も抱いていた疑問を、その時に抱いたらしい。そこで、ネットで調べて知ったウンチクを述べてみたのだが、何年も地中で暮らす幼虫についてよく考えてみると、実は、公園の木々の近くには、何年分もの幼虫達が隠れているという事になる。リアルに想像すると結構恐い。

それにしても、昨年は丸山珈琲の丸山健太郎氏とのシンクロ、今年は、剣武の丸山貴彦師範とのシンクロということで、ここのところ誕生日に丸山という人物が絡んで来るのが流行っている。夜にはシャンバラ教室の丸山さん(KIN22)からもお祝いのメールを頂いたし、苗字の比率からいうと、この偏りはかなり興味深い。

ところで、今日の研究稽古会での体験は、将来、然るべき人に話す時がやって来るかもしれないが、私にとっては、とにかく宝のように貴重なものだった。オクシモロンのカレーももちろん素晴らしかったが、これぞ「天からの誕生祝い&支部道場3周年祝い」と思わずにはいられなかった。真の贈り物は、やはり体験だと私は思う。それは、どんなにお金を積んでも得られるものではないからこそ、貴重なのだ。

最後に、ちょっと面白いことに気づいたのでメモしておこう。KIN236(2・戦士)の著名人と言えば、『スター・ウォーズ』や『インディー・ジョーンズ』のシリーズで知られるハリソン・フォード。インディー・ジョーンズは、架空のキャラクターだが、誕生日は設定されていて、計算すると丸山師範と同じKIN129という事になる。
ジェダイ ★ジェダイ・アカデミー

おまけに、昨日、二子玉川ライズでは、『スター・ウォーズ』のジェダイ・アカデミーというイベントが行われていて、パダワンに扮した子供達の前に、ジェダイの格好をしたお兄さん、お姉さん、そしてダースベイダーなどが登場していた。これまた、誕生日前後の面白いシンクロと言えよう。しかし、真のジェダイを目指すなら、私は迷わず剣武天真流をお薦めしたい。これが「黄色い月の戦士」の道筋に入った私からのメッセージである。
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古代ハスとツタンカーメンの豆

2009年07月31日 22:20

磁気の月6日 (G7/31) KIN9  赤い太陽の月 (by D)
 
昨年末、初の試みとして行なった「ドリームバンク・ワークショップ」は、東京、大阪共に「4・種」の年に完璧にシンクロする16名(種のコードNoは4なので、4・種→4×4=16)の方が集まって下さり、とても素晴しい場が生み出された。このイベントの大まかな構想は、既に随分前に考えてあったのだが、具体的なことが一気に決まったのは、東京での開催日(KIN256=G7/18)の数日前だった。

KIN253(G7/15)の夕方、私は、ネットニュースで「優雅に咲く古代ハス」というタイトルの記事を目にし、優しい雰囲気を持つハスの写真にひき込まれた。Lにその写真を見せると、「大賀ハスだ」と言う。私がそのハスについて知らない事を伝えると、Lは驚いた様子で、「有名なもの」という証拠を示すために、ネットで調べ始めた。その結果、あるサイトで、大賀ハスと似たような背景を持つ「ツタンカーメンのエンドウ豆(※1)」というものを見つけ、興奮気味に知らせてくれた。
 
ところが、私はその豆を随分前に誰かにもらったことがあって(どういう経緯だったかは忘れてしまったが)、ささやかな不思議コレクションのひとつとして手元に保管してあった。Lにもとっくに話したつもりでいたが、どうも初めてだったようで、今度は別な意味で驚かれてしまった。ハスもエンドウ豆も、2000年以上もの間、種として眠っていて、それが近代になって開花したものと言われている。特に大賀ハスの方は、かなり由来がはっきりしていて、ウィキペディアにある解説を要約すると、以下のようになる(実は今日調べ直していて気付いたこともいくつかあって、改めて驚かされた)。
 
千葉県の落合遺跡でハスの果托が発見された事を知ったハス博士こと大賀博士は、1951年3月3日(KIN9=本日と同じ!)から、ボランティアの協力を得て発掘調査を行なった。めぼしい成果が上げられないまま、翌日で調査打ち切りという3月30日(KIN36)になって、ようやくハスの実1粒が発掘され、予定を延長して4月6日にさらに2粒の実を発掘した。5月上旬から3粒の実の発芽育成を試みたところ、3月30日に出土した1粒だけが育ち、翌1952年7月18日(KIN251)大輪の花を咲かせた(※2)。
 
東京でのドリームバンクの開催日は7月18日だったので、ちょうど57(52+5)年前のその日に、古代ハスは、2000年以上の時を経て開花したことになる。しかも1952年と言えば、パカル王の墓が開いた年。確認してみると、墓が開いて33日目が開花のタイミングだった。3粒の実(種)といい、「3・嵐」の年の締めくくり(時間をはずした日は「3・夜」→3・3だった)にふさわしい数字が並んだ。しかも、大賀ハスはその後株分けされて日本全国に広まり、このシーズンには各地からそのニュースが報告されているにも関わらず、私が目にしたのは、福島県いわき市にある白水阿弥陀堂(1952年に国宝に指定されている)にあるものだった。
 
さらに、大賀ハス(そのものではないが)の放射線年代測定は、何とシカゴ大学で行なわれていた。オバマ大統領とイチローがシカゴで出会ったのは、大賀ハスのニュースを目にした日の前日のKIN252(G7/14)。「13の月の暦」の提唱者の一人、ホゼ・アグエイアス氏が学び、博士号を取得したのもシカゴ大学。架空の人物ではあるが、あのインディ・ジョーンズもシカゴ大学を出ていることになっている。ちなみに、インディは、ツタンカーメンの墓を発見したハワード・カーターとも幼少時にエジプトで出会っている事になっている。
 
話をKIN253(G7/15)に戻そう。「4・種」の年の元旦(G7/26)に、NHKスペシャルでツタンカーメンの事が放映されることを知っていた私達は、このタイミングで「ツタンカーメンのエンドウ豆」に繋がったシンクロを重視して、その種を手に入れ、「ドリームバンク」の参加者に配布しようと決意した。とはいえ、東京の開催日は3日後に迫っていたので、間に合うかどうかは分からなかった。一般に流通はしているようだが、近所のかなり大き目な園芸店でも、その種を見つける事はできなかった。ネットで遠隔地に注文した種が届いたのは、イベント前日の午後遅く。
 
夕方、1952年のパカルの墓の発見、古代ハスの開花、クリスタルスカル、ツタンカーメンの墓・・・これら全ての繋がりに思いを馳せながら、「ツタンカーメンの豆」と書かれた袋(育て方と由来の簡単な説明あり)のコピーを取りに、近所のコンビニに出かけて帰宅すると、10年前マヤに一緒に旅した滝元さんからメールが届いていた。その内容は驚くべきもので、翌日のイベントとも別次元で完全にシンクロしているように思えたが、長くなりすぎるので、それについては次の項で整理することにしよう。
 
(※1)この豆は、カーターによって発掘されたツタンカーメンの墓の副葬品の中にあったとされているが、諸説あるようで、大賀ハスのようなはっきりとした由来は明らかになっていない模様。ただ、1960年代後半に日本(日立?)に届けられたものが広がり、紫エンドウ(ツタンカーメンの豆)として流通するようになったようだ。
 
(※2)発掘調査が始まった3/3からピッタリ5年後、オンム・セティは、カイロからアビドスへと列車で移住した。そのぴったり52年後、私達は、ルクソールからカイロへと同じ線路を列車で逆向きに移動した。種が見つかった3/30の57年後、つまり今年の3/30、私達はトックリヤシの種を注文している。そして来年の3/30は、古代ハスの開花とシンクロするKIN251となる。

クリスタル・スカル

2008年05月22日 23:00

■スペクトルの月21日(G5/22)  KIN94 白い電気の魔法使い (byD

 

1週間前の刺激的なシンクロについてようやく書けると思っていたら、また、旬なシンクロがやって来てしまったので、こちらを先に書く事にする。

久しぶりに近所の書店に立ち寄ると『クリスタル・スカルの2012:超予言』という本が平積みになっていた。著者を見て「もしや」と思ったら、やはり「変容の春分点」という日記でもご紹介した『謎のクリスタル・スカル』という本の焼き直し版だった。確かに、「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」が間もなく公開というタイミングで、2012年にも触れている本を、今、売り出さない手はないだろう。しかしながら、表紙のデザイン&タイトルは、怪しさが強調され過ぎていて、元本よりかなりイメージダウン。勿体無い気がする。

私は10年前に本書が出た時に入手し、今も手元に置いているのだが、この春、そこに登場していた大英博物館のスカルや、キチェ・マヤ族の長老ドン・アレハンドロに直に触れる機会があり、再度、読み直したりしていた事もあって、インディ最新作にクリスタル・スカルという言葉が入っているのを知った時は、大いに驚きつつも、そのシンクロを喜んだ。ちなみに、そのスカルについての話もする予定の「シンクロ術」の講座は、夏至に行うことをかなり前から決めていたのだが、何と、インディの劇場公開日も夏至である事を後に知った。

こんな事をツラツラ思い出しながら帰宅し、パソコンを開いてニュースを見ると、「H・フォード、自慢の胸毛犠牲に熱帯雨林の保護を訴え」という、どこかのスポーツ紙みたいなタイトル勝負の記事が目に飛び込んで来た。まんまとそれに引っかかって読みに行くと、なかなか意義ある内容が書かれてはいたのだが、胸毛を犠牲にして訴えるというビデオのタイトルが「インディ・ジョーンズとろうの怒り」というのには、もう少し考えたら?と思わずツッコミを入れたくなってしまった。

それはさておき、ハリソン・フォードは、ダライ・ラマ法王によるカーラチャクラの灌頂も受けているし、法王の半生を描いた映画『クンドゥン』の脚本を書いたのは、実は、彼の元奥さんであったりもする。ハリソン演じるインディやハン・ソロと、彼の実生活との繋がりは、まるで、チベットマヤ、そして銀河を結びつけるクリスタル・スカルそのもののようにも思えてくる。こうした見方を取り入れると、世界的にヒットするであろうインディ・ジョーンズの最新作にも、純粋なエンターテインメントとしての側面とは別に、我々に何か大切な事を思い出させてくれる役割があるのではないか、と思えてくるのだ。

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