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龍の都「志賀海神社」での白龍遊天

2017年04月05日 05:13

惑星の月1日(G4/4)KIN211 青い電気の猿(by D)

春分の夜に見た天気予報では、3/21の午後には雨が上がるようだったので、夜のうちに雨雲が過ぎてくれる事を願っていたが、起きると外は殆ど暴風雨の様相。強風に乗って滑空するのを楽しんでいるかのような海鳥達を眺めながら朝食を頂く。流石に演武を控えているので、思わず箸が進みそうになるのをこらえ、少しの量をゆっくり噛んで頂く事にした。

小柄な女将さんは、「満帆荘」を訪れた著名人のことや、地震で被災した後に再建を決意した経緯について、気さくに話して下さる方なのだが、私達が共に受け取ったのは「多分、魔法が使える方」という印象だった。それが何を意味するのかは、実際に「満帆荘」に泊まって体感してみて欲しい。分かる人には分かると思うし、何のことやらという方でも、素晴しい宿なのは分かるだろう。

演武用の格好に着替え、幾分降りが弱くなった頃、ふたば幼稚園の小崎先生が迎えに来て下さり、真っ赤な77-77の車で志賀島877という住所にある志賀海神社へと向かった。『13の月の暦』のツォルキンで、この日は「赤い月の地球」。サイ時間も「赤い銀河の地球」、そしてKIN77は「赤い水晶の地球」。「赤い地球」のキーワード「舵取り/発展させる/共時性」を意識せずにはいられない。

御潮井(清め砂)を左、右、左と軽くふり清めてから境内に入る作法は初めてだったが、歴史の流れから見れば、これが清めの原形的なスタイルなのではないかと思う。志賀海神社の歴史や詳しい背景については、公式サイトをご覧いただくとして、以下にその冒頭部分を引用しておこう。

”古来より「海神の総本社」「龍の都」と称えられ、玄界灘に臨む海上交通の要衝である博多湾の総鎮守として志賀島に鎮座し、信仰されている志賀海神社は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の禊祓によってご出生された綿津見三神を奉祭しています。”

社務所に到着し、権禰宜の平澤憲子さんにご挨拶。小崎先生のご紹介で2/25(KIN173)に電話でお話はさせて頂いていたし、ご子息の幸興さんとは昨年11月末にアートコンプレックスで行われた天真書法塾発表会の会場でお会いしてもいたが、ご本人にお目にかかるのは今回が初めて。しかし、最初からシンクロの嵐で、その場にいたメンバーはただただ驚くばかり。

中でも、蘭禅が奉納した書「君が代」の軸を広げた時が最も盛り上がった瞬間だったが、その件については、別途本人が報告する予定なので、ここでは別なシンクロをシェアしておこう。一つは、スペインの伝統菓子「ポルボロン」について。日本では二子玉川にしか出店していないお店のものをという事で、心ばかりの手土産としてお持ちしたのだが、平澤さんがことのほか喜んで下さったので、その理由をお聞きすると、「20年以上も前にスペインのお土産で頂いて、その食感や味が忘れられず、どこかで手に入れられないものかと、ずーっと探していたんです」との事。

そんな風に言って頂いてこちらの方が嬉しくなってしまったが、前後の文脈や反応から、決して社交辞令でそう答えて下さった訳ではなさそうだった。思えば、もう一つもスペイン絡みの話だったが、その件で最も驚いたのは多分私達だったに違いない。実は、平澤さんと電話でお話した前後に、ネットで志賀海神社の事を調べていて、平澤さんが福岡女子大のご出身だと知った。

一方、2011年にバルセロナを訪れる前から注目し続けていたサグラダファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏が、この春、福岡女子大の客員教授に就任される事をLがニュースで見つけていて、G1/6(KIN123)に特別講演「サグラダ・ファミリアに込めたガウディの意図」の場にて、辞令交付式が行われた事を知った。KIN123と言えば、パカル王の石棺の蓋が開いた日付で、交付式が行われたその日は、そこからぴったり90銀河スピン(260×90)に当たるタイミングだった。

太宰府天満宮で引いた私達のおみくじが5と18で、「5×18=90」にもなるので、私は、それ以外に特に根拠も無く「彫刻家の外尾さんが福岡女子大の客員教授になられましたけど、私達は外尾さんにすごく影響を受けていて、深く尊敬しているんです」と、平澤さんに話してみたところ、「え、外尾くん?」と口にされたのだった。聞けば、学生時代の同級生らしく、外尾さんが帰国される時には、割と頻繁に合うような間柄らしい。

もちろん、何らかの繋がりがあるかもしれないという思いで振ってみた話だったのだが、いきなりストライク過ぎて、聞いたこちらがビックリしてしまった。それに、今回の志賀島での講座は、春分という事もあって意識的に『マヤのリズム』を準備していたのだが、実は、2011年にサグラダファミリアを訪れた時、私は出来て間もなかったこの本を、外尾さんに届けてもらうよう職人さんに託した経緯があるのだ(メルマガ”Happy シンクロ Days♪” Vol.42参照)。そのメルマガの配信日がKIN221(=13竜=ミケランジェロ)というのが、今、最高に旬な驚きなのだが、話が広がりすぎるのでそれについては機会を改めるとしよう。

そうこうしているうちに、奉納演武の時間が迫って来た。拝殿への移動に傘が必要無いくらいにまで小降りにはなっていたものの、すっかり上がった訳ではない。晴れ男&晴れ女の私達にしては珍しい展開だが、小崎先生は「ここは龍の都だから、神様がお喜びになると雨が降るんです」と移動中の車の中でおっしゃられていた。それでもやはり、演武を観に来て下さっている方の事を考えると、天気の事は気になる。
志賀海 

まず、拝殿に上がりお祓いを受け、正式参拝。蘭禅の書は、既に三方に乗せられて神前に供えられている。その後、奉納演武へ。すぐ近くで新しい建物の工事が行われていて、かなり激しい音がしていたのだが、入場礼法を終えて「天真五相」に入ると、神職の方が止めて下さったのか、「ア」の直前でピタッと音が止んだ。その後、観に来て下さっている方々に対して、剣武天真流の概要と、使用刀が江戸初期の佐賀藩の刀工(播磨守忠國)による作品で、青木宗家からお預かりしているものであること、および、これから行う型についての説明をさせて頂いた。


当初は、天地清浄祓いの型である「四方荘厳」と最も複雑かつ高度な型である「神剣無礙」だけを行うつもりだったが、「龍の都」で「赤い共振の竜」の私が演武するのだから、「白龍遊天」も入れないと話にならないと思い、その型も含めて奉納させて頂く事にした。演武中は集中していて気付かなかったのだが、ビデオを見ると実はかなり激しい雨が降っていて、「白龍遊天」が終わった瞬間(納刀時)には、強い風が吹き渡ると共にトンビが鳴くという天の演出まであった(以下の動画の一番最後に音が入っている)。



「世界の平和と人々の幸福を祈る」奉納演武を何とか無事に終え、観に来て下さった方々に刀をお見せし、希望される方には触れていただこうと拝殿から降りて行くと、雨はもう止んでいた。その後、幼稚園で「書の掲額式」(こちらもLが別途報告する予定)が控えていたので、境内を見て回る余裕も無くそのまま移動。「亀石」「鹿角堂」などは、次の機会にゆっくり見せて頂くつもりである。
奉納後 ★刀を手にされる権禰宜の平澤さん

お天気が荒れただけでなく、福岡市内からの高速道路でバスの事故などがあった(ニュースにもなっていた)関係で、残念ながら間に合わなかった方もいらっしゃったが、「掲額式」の後のお昼時間には、特別に美味しい幼稚園の給食(あまりの美味しさに丸二食分頂いてしまった)を頂きながら、一緒に話に華を咲かせる事が出来た。話の順序は前後している可能性が高いが、印象深いシンクロを以下にメモしておく。
志賀海2 ★(写真は玉里さんより)

2016年に剣武セミナーが行われた石川県羽咋市志賀町の「志賀町」は、安曇族が移り住んだ場所の一つで「志賀島」に由来する。2015年に剣武の奉納演武を行った宮崎県の鵜戸神宮には、ウガヤフキアエズノミコトが祀られているが、その母トヨタマヒメノ、妻のタマヨリヒメもオオワタツミノカミの娘であり、志賀海神社との関係が深い。

宇宙の暦は13ヵ月・新装版』の版元であるプレアデス出版は、現在、長野県安曇野市にあり、2/24(KIN172)に、麻畑社長がメールの返信の中に穂高神社のお船祭の事を書かれていたので、改めてその祭りについて調べてみると、白村江で討死した安曇比羅夫の命日に行われている事が判明。その翌日に、平澤さんと初めて電話で話をさせて頂いていた。

さらに、その5日後の3/2(178)、グランドジャンプに連載中の「行雲流水〈徐福〉」(本宮ひろし作)の中に「海人の安曇族」というセリフを発見して驚いた事、昨年のイタリア旅行の直後から始まった「旅するイタリア語」という番組が、ちょうど奉納演武当日の朝(春分の深夜過ぎ)に最終回を迎えた事など、とにかく今回の志賀島に繋がる様々なシンクロについての話をさせて頂いた。
お昼 ★素晴らしく美味しい「ふたば幼稚園」の給食

旅するイタリア語に出ていた東儀秀樹氏は、昨年の12/25(KIN111)に「ふくおか無形文化遺産フェスティバル&シンポジウム」でコンサートをされているのだが、その時のシンポジウムには平澤さんがパネリストとして、フェスティバルにはふたば幼稚園職員の北本さんが「龍の舞」で、それぞれ出演されていたのである。

龍の舞」は志賀海神社に伝わる舞で、県の無形民族文化財にもしてされている貴重な民族芸能とのことだが、「白龍遊天」の動きが「龍の舞」に似ていたと、演武を見て下さった多くの方から言われたので、今度は北本さんによる「龍の舞」を、是非拝見したいと思っている。ちなみに、ふたば幼稚園のワカメ部長にも(小崎園長により)任命された北本さんは、奉納演武や掲額式の様子も撮影して下さっていて、同じ幼稚園職員の赤羽さんがそれをあっという間にDVD化して送って下さった。この場をお借りして、深く御礼申し上げる次第である。

志賀島には、そう遠くない将来、是非また訪れたいと思っている。そう思わせるだけのご縁と貴重な自然、古代からの歴史の記憶が、この島にはあるからである。

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2つの4×4魔方陣と調波インデックス

2014年03月15日 23:51

太陽の月9日(G3/15)KIN136 黄色い律動の戦士(byD)

今日は『ドリームスペル13の月の暦)』のツォルキン(260日暦)でKIN136。私達がオーストリアのグラーツでカーラチャクラ(時の輪)の灌頂を受けた満月の日もKIN136だったので、一体何銀河スピン(1スピン=260日)巡ったのかを計算してみると、ちょうど16スピンが完了したタイミングと判明。カーラチャクラタントラには、16マスから成る「カーラチャクラ魔方陣」についての記述があり、ハーモニック・コンバージェンス(以下H・C)も、カーラチャクラの登場から16単位の周期にその根拠の1つを求めているので、これは面白いサインだと興奮した。

カーラチャクラは、学問的に見れば、密教発展の最終段階に出現した教えで、西暦1027年頃に成立したとされる。ホゼ・アグエイアスは、不可視の聖地シャンバラからこの世界に教えがもたらされたのがその頃だというような表現をするが、いずれにせよ、1027年はカーラチャクラ関連の資料に登場する基準点のようなものである。実は現在のチベット暦も、カーラチャクラの教えと関連して決められていると聞いたことがあるが、出典がすぐに確認できそうもないので、そんな話もあるという位に聞き流してもらえればと思う。
シャンバラ 
H・Cは、その1027年から、チベット暦での還暦に当る60年が16回巡った1987年に、アグエイアス夫妻によって世界に呼びかけられた。もちろん、メインは「13の天国と9の地獄の預言」というマヤの口伝的預言で、9の地獄の期間が完了するタイミングだった訳だが、もともと欧米にチベット仏教を伝えた先人の一人、チョッギャム・トゥルンパの弟子でもあったアグエイアス夫妻は、カーラチャクラの周期も強く意識していたのである。

昨今、西欧の神秘主義者の焼き直しモドキみたいなチャネリング情報等を通じてシャンバラを知る人も多いようなので、一応書いておくが、私の知る限り、シャンバラが歴史上最初に登場するのは、上記の通りカーラチャクラタントラという仏教経典である。私は、古代からの巫術でもチャネリングでも、現実に役立つのなら意味はあるとする立場だが、その内容が既出情報のパクリかそのアレンジ程度なら、そのチャネラーは過去のチャネ本でも読み漁ったか、そうでなければ、その手の人々の想念にチャネルしただけだろうと思ってしまう。それに妄想の類いもかなり混在しているので、とうてい全てを真に受ける訳には行かない。

さて、魔方陣の探求に入る前に、今日の日付のことをもうちょっと整理しておこう。今日は365日暦の方だと9/9である。『ドリームスペル』では、マヤのドットバー表記の数「9」を「太陽の」と呼ぶので「太陽の月9日」とも言う。また、364日暦から260日暦への変換が可能なサイ時間単位では、今日はKIN169(13×13)だ。そうとは知らず、ちょうどKIN169の千住博さんの本を図書館に返しに行こうとしていたLは流石である。『ドリームスペル』日本語版世話人の役が巡って来るだけの事はある。H・Cの背景を知っていると、サイ時間「9・9」がKIN169(13×13)になっているのも面白く感じられる。

ところで、「カーラチャクラ魔方陣」についての記述は、チベット歴史学者・石濱裕美子先生のサイトに邦訳がある。『シンクロニック・ジャーニー』にも詳しく記してあるが、私達が「クリカ」という名で活動をすることになったのは、カーラチャクラ灌頂を受けたことがきっかけであり、より具体的には、その儀式用テキストを石濱先生が翻訳された『ダライ・ラマの密教入門』のP29にある以下の記述が直接の引き金である。

<シャンバラの法王には「一族(クラ)を持つもの」という意味のクリカという称号が付されました>

話を戻そう。石濱先生のサイトにあるように、カーラチャクラ魔方陣は4×4の形を取る。ドリームスペル同様「意味の置き換え」が盛んに行われているが、私の目を引いたのは「縦・横・斜めいずれをたしても34」という一文だった。何故なら、今日はドリームスペルの調波インデックスで見れば、まさに調波34が完了する日だからだ。そのタイミングでカーラチャクラ灌頂を受けてから16スピンという事に気付き、16マスのカーラチャクラ魔方陣を改めて目にしたのだから感動せずにはいられない。

だが、私は同時に、あれ?とも思った。最近「3人のアントニオ」にも書いたサグラダファミリア魔方陣もまた4×4のものなのに、合計は縦横斜めいずれも33になるからだ。ここで初めて、サグラダファミリア魔方陣の数字が一部特殊な形に置き換えられていた事の意味を悟った。普通、16マスの魔方陣には1〜16の数字を入れて埋めて行く。しかし、サグラダファミリアのものは、16が14に、12が10に置き換えられていて、16と12は存在せず、14と10が2つずつあるという変則スタイルなのだ。
魔方陣 
何でわざわざこんなことをしているのだろう?と思いながら、それ以上考えることをしてこなかったが、サグラダファミリアの魔方陣は、最初からキリストの受難を象徴する33にしたくて、このような入れ替えをしたのだろう。普通に1〜16を入れたら、必ず縦横斜めは34になってしまうからだ。しかし、何故16→14、12→10という部分で変換するのかは分からない。合計33にするには、数学的にその選択肢しか無いのだろうか?そこまで検証する気にはなれないので、もしこの手のことが好きな方が本稿を読まれていて、ご存知だったら、教えて頂ければと思う。

ただ、自分なりに遊びの解釈をすれば、30(16+14)が28(14+14)に、22(12+10)が20(10+10)に変更されていることを、13日の金曜日と関連させて、28×13=364、20×13=260と読んでみたくなったりする。個人的には、バルセロナは13:20のバイブレーションが残っている数少ない魔術都市だと思うし、その心臓部とも言えるのがサグラダファミリアだからだ。また、14と10が2重で、合計が33というところから、以下の点にも注目したい。

私達が受けたのは、ダライ・ラマ法王による27(3×3×3)回目と30(3×10)回目のカーラチャクラ灌頂だったが、今年2014年の夏にラダックで行われる予定の灌頂は33回目である。また、ダライラマ法王14世は、まるで狙ったかのようにKIN14が誕生KINでもある。14がこれだけ重なることと、合計が33になる魔方陣で14が特別な働きをしていることの背景を、今このタイミングに気付くのはやはり面白い。

ここでドリームスペルの調波インデックスの方に視点を移してみよう。赤白青黄の4日を1単位とする調波は、ツォルキンの中に65あるので、中心調波は33となる。調波インデックスには、この調波33に対して点対称の位置に来る調波同士(調波とその逆)が併記されている。1に対しては65、2には64となるので、今日を含む調波34の逆は調波32である。そして調波32の最終日であるKIN128は、ガウディの誕生KINであり、3人のアントニオについて書いた日でもある。

調波33を中心にガウディとカーラチャクラが繋がってしまうところにも、バルセロナが13:20の魔術都市である徴が見て取れる。さらに遊ぶと、128(ガウディ)-14(ダライラマ法王)=114(ジョンレノン)となり、KIN114=「10・魔法使い」=「10・14」で、サグラダファミリア魔方陣の魔術数「10」「14」が登場する。ちなみに、ジョン・レノンは、ドリームスペルの銀河の羅針盤の例題としても登場している。

ここまで書いて来た一連の事は、(遊び含め)結局、『ドリームスペル』無しには気付けないことばかりだ。伝統のマヤのツォルキンでは、閏日の処理の違いから、今日が私のカーラチャクラ灌頂16スピン記念とはならないのである。私が『ドリームスペル』に強い信頼を置いているのは、私の人生に起こる様々な出来事を、想像を超える形で”美しく”繫げ続けてくれるからなのだ。調波についても、古代のマヤ暦は教えてはくれないのだから、魔方陣の合計が34と知ったところで、話は終わってしまう。

もちろん、古代からのマヤ暦には伝統文化と結びついた全く別な使い方があるので、単純比較は出来ない。それに、『ドリームスペル(13の月の暦)』にデタラメな説明を加えて、マヤ先住民が扱うマヤ暦の下手な真似事をする位なら、ちゃんと礼を尽くして伝統のものを学んだ方がずっと良いと思う。同様に、『ドリームスペル』を本来の形で”美しく”使いたいのなら、それがどういうもので、どういう使い方をするものなのかを、まずきちんと学ぶことだ。目的や動機が狂っていると、他をどんなに真面目に一生懸命学んでも徒労に帰してしまう。向かう方向が間違っていたら目的地には辿り着けないのだ。

幸い、『ドリームスペル』日本語版はまだ入手可能であり、私も当面は「銀河シンクロ教室」等を通じて、その活用方法を伝える意志を持っているし、他にも本来の形で伝えている方はいる。本来の形かどうかの見分け方は簡単で、「この暦を使って」鑑定とかカウンセリング、認定などの行為をしているかどうかで分かる。それらの内の1つでもやっていたら、それは本来の『ドリームスペル』の使い方とは関係のない別物だと断定できる(言葉遣いや仕組みが全く同じでも表層の一部をパクって余計な解釈を加えただけ)。

しかしながら、私が上記のようなことに気付きながら楽しみを深めて来られたのは、純粋に『ドリームスペル』のみのお陰とは言い切れないところがあるのも確かだ。気や夢見に関する体感、何かに気付くセンスというのは、暦以外の面で育てられたところも多々あるからだ。私が、「霊性のアート円卓読書会」という名の先端的なクラスを始めた理由もそこにある。暦だけで速やかにシンクロニシティが日常化する人も一定数はいるが、比率として決して多いとは言えない。

それは、頭や身体がすっかり凝り固まっていて、本質的に体感していく面が多いドリームスペルを手にしても、頭で考え過ぎてしまう方が多いからだと思う。私はそれに気付いてから、瞑想クラスとセットにして体感することも薦めて来たのだが、多くの方は、それが暦の理解に繋がるとは想像できないようで、暦だけのお勉強ばかりしたがる。しかし、身体をほぐしたり、別なアプローチも加えた方が、本質的理解が早くなる事は、ドリームスペルのホリスティックな性質を理解された方なら、ほぼ同意して頂けるだろう。

例えば、春分の日に大倉山記念館(横浜)の円卓で行われる【円卓座談会】には、私が出会って来たリアル魔法使い達の中でも、ピカ一のセンスと実力を備えた人物が参加してくれる。そういう人に直に触れることも、ドリームスペルの理解の加速には、実は大いに役立つのだ。これは私自身が学生時代から試して来て、今も活用している手法のひとつだ。ものごとをバラバラに見るクセがついている方にこそ、別なアプローチから入ることをお薦めしたい。何故なら、ドリームスペルの使用目的は、自分の中で(あるいは中と外で)バラバラになっているものを繫げる点にあるからだ。

33日目の4番大吉

2014年02月04日 02:55

共振の月25日(G2/3)KIN96 黄色い倍音の戦士(byD)

「節分」で豆まきをする習慣から遠ざかって既に大分経つ。最近は、年の数分大豆を食べるというのも止めて、好みの豆菓子を食べたり食べなかったり(笑)。子供の頃は結構楽しんでもいたが、暦と人の意識とリアリティの関係について、体験と観察を通じてその秘密を感じ取って以降は、どうでも良くなってしまった。

それに、金儲けが主たる動機で行われるエセの季節行事には出来るだけ関わりたくない、というのもある。霊性技術の観点から見ても、偽物や薄っぺらいものに意識を共鳴させていると、本当にそういう存在、人間になってしまうのを感じるし、そもそもハリボテモノには全然気持ちが向かないのだ。

だから、近年になって商売のために全国展開されるようになった恵方巻などは、間違っても食べたいとは思わない。もちろん、昔からの伝統を受け継いで来た地域の人々が、そのことに敬意を表してやっているのを見れば、「そういう風習もいいな」と思うが、イースターやハロウィンの意味も知らずに形だけ真似ている人々を目にすると「商業用カレンダーに組み込まれた消費マシーン」に見えてしまう。

そんなことを思っていた節分の今日、三茶でランチをしてからNPOの書類を出しに松陰神社前に行った。先に松陰神社にご挨拶をし、おみくじを引く。G1/4(KIN66)の参拝時にも引いているので、「今日は引かなくてもいいかな」と思っていたが、Lが引くというので付き合うことにした。結果は、4番大吉。Lは共振の月とシンクロする7番中吉。

後で気付いたが、今日はシャンバラの地域数とシンクロするKIN96(8×12=4×24)。ということは、ぴったり30日ぶりの参拝だったということになる。KIN66(G1/4)の参拝が2013年元旦(10・鏡)の参拝から369日目で、両日とも同じ18番大吉を引いていたことは、(369が天照大神の数霊で、18が「鏡」のコードナンバーである事と共に)少し前に記した通りだが、今日もおみくじを通じた面白いシンクロを発見した。

実は、今年の元旦(KIN63)にも、私は愛宕神社で4番大吉を引いていたのだ。赤文字で書かれた愛宕神社の「御神籤」には裏面に「神の教」があるのに対して、黒文字で書かれた松陰神社の「おみくじ」には裏面は無く、若干体裁は違うのだが、表の歌と説明は全て同じ。…と思ってよーーーく見比べたら、出産(おさん)についての項目がちょっとだけ違うのを発見した。

愛宕神社の方は「やすし信神(しんじん)せよ」で、松陰神社の方は「やすし信心(しんじん)せよ」とある。「信神」と「信心」の違いだ。言葉遣いとしては「信心」が正しいが、おみくじを御神籤と書くのと同じ感じで「信神」というのもアリなのかもしれない。

おまけにもうひとつ気付いたのは、同じ松陰神社のおみくじでも、KIN66に引いたものと、今日引いたものとのデザインが違うことだ。お正月期間は特設テントに置かれた箱から自分で直接引くスタイルだったのに対して、今日は社務所でじゃらじゃらやって棒に書いてある数字を伝える方式だったので、その違いによるのだろうが、これも比べてみないと気付けないことだった。

それに、おみくじを比較しようと思ったことで、現在の「節分」(※)が元旦から33日後に巡って来るという事にも気付けた。しかも元旦と今日の両方で、同じ4番を引いたのは、前日に調波33について暦のクラスで話していた私にしてみれば、かなり面白い話だ。何故なら「調波」とは『ドリームスペル13の月の暦)』において「赤白青黄の4日単位」を意味する言葉であり、調波33はツォルキンのど真ん中に位置するからだ。

そうすると、Lは元旦から33日で7番を引いたことになる。33×7=231はLの誕生KINだし、7は13の中心かつ今月の数であり、4は7の中心でもある。ホゼがよく使っていた「13:7=7:4」は、中心=中心という意味だが、調波33はツォルキンで唯一相手が居ない中心調波でもある。通常、調波とその逆の調波の合計は常に66になるが、中心の調波33だけは自身が逆となるので33+33=66となる。

そういう背景を何となく味わった上で、最後にもう一度おみくじの周期と番号を見ると、面白さが増すのではないかと思う。

平成25年(2013年)1月1日(KIN218)、松陰神社で18番
平成26年(2014年)1月1日(KIN63)、愛宕神社で4番
平成26年(2014年)1月4日(KIN66)、松陰神社で18番
平成26年(2014年)2月3日(KIN96)、松陰神社で4番

と、ここで終わろうと思っていたら閃いてしまった!『ドリームスペル13の月の暦)』の太陽の紋章コードにおいて、18番は「鏡」であり、4番は「種」であるが、KIN218とKIN66を含む形で日付を数えると「鏡」で閉じられた時の輪の総日数は「369」日ある。369は9×9魔方陣の縦横斜の合計であり、天照大神の数霊とされる。
魔方陣

一方、元旦の「種」から今日の「種」までには33日が経過しているが、33は4×4魔方陣の縦横斜の合計であり、サグラダファミリアの受難の門にある特殊な4×4魔方陣でもそれは成り立つ。何故「受難の門」に33となる魔方陣があるのかと言えば、キリストが磔にされた時の年齢は33才とされるからだ。

そして、今日私が引いた4番とLが引いた7番の合計11は、『ドリームスペル13の月の暦』提唱者ホゼの誕生KINであり、私が今年松陰神社で引いたおみくじの合計22は、もう一人の提唱者ロイディーンのKINであり、その合計11+22もまた、33となる。最後に松陰神社に咲いていた香り高い白梅の写真をシェアして終わりたいと思う。尚、こうしたシンクロを日常化させる鍵のひとつ『ドリームスペル』を学ぶ機会としては「銀河シンクロ教室」が、さらに高度な魔法世界を体験してみたい方には「霊性のアート円卓読書会」が用意されている。
梅
(※)常に2/3と決まっている訳ではない

グラマラスなバルセロナ

2012年02月25日 08:08

銀河の月19日 (G2/25)KIN168 黄色い水晶の星(byD)

今、書店やコンビニの店頭に並んでいる『グラマラス』という女性誌の3月号に、ウォーターセラピーのことがちょこっと掲載されている。シャンバラセラピストクラブのメンバーで、ご主人と共に広尾のプライベートサロン「トトカ」を運営されている富田純子さんが、ヘルスコンシャスの賢者として登場し、こだわりメソッドの1つとして紹介して下さったのだ。

書店に並んだらすぐにブログで報告しようと思っていたのだが、ツイッターでつぶやいたことで少しホッとしてしまったのか、その後、あちこちから生じるシンクロに追われていて、あっという間に2週間以上の時間が経過してしまっていた。実は、この掲載の流れには、かなり面白いシンクロがあったので、少し遡ってメモしておきたいと思う。

最初に編集部から打診があったのは、KIN101(G12/20)だった。その少し前に、『フライデー』からマヤ暦に関する取材を受けていた関係で、日中に記者の方にメールをしたばかりだったので、夕方、同じ講談社の『グラマラス』から連絡が入ったのは、中々面白いシンクロだと感じた。しかも講談社は、チベットサポートの関係で何かとご縁のある護国寺のすぐ近く。住所も音羽2-12–21で、マヤ長期暦完了の日付2012年12月21日を連想させる数字が並ぶ。

そこから3日後のKIN104(=13×8)、天皇陛下の78(=13×6)才の誕生日のこと。マヤ暦に関する番組等を見た後に、偶々他のチャンネルを流していたら、バルセロナの街並が映し出された。数ヶ月前に訪れた所がそのまま出てくるので面白がって見ていたら、何と進行役の一人は長谷川潤だった。今出ている号を含め、最近の『グラマラス』の表紙は彼女が飾っている。ちなみに、その番組のゲストには、サグラダファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏の妻でピアニストの比石妃佐子さんが登場していた。

それから1週間後のKIN111 (G12/30)。『ドリームスペル』の最終校正、『グラマラス』への写真送付などを行いつつ、私達はギリギリになってしまった年賀状書きに追われていた。サグラダファミリア本堂天井部分の写真を使った賀状にコメントを入れながら、また何とはなしに(おそらく1週間ぶりに)テレビをつけていると、何と、またバルセロナ長谷川潤

後で、アナザースカイという番組(毎週フライデーに放映!)が、2週連続でバルセロナを放映したのだと分かったが、この時の内容はサグラダファミリアがメインで、賀状に用いた天井部分だけでなく、まだ制作も殆どされていない「栄光の門」の辺りまで映し出されたのだから、驚かない訳には行かなかった。何故なら、私達は天井部分に4次元的な意味での「栄光の門」のイメージを感じ、写真上部にカタルーニャ語で「栄光の門」という文字をわざわざ入れていたからだ。

本堂部分が公開になったのは、2010年11月7日(KIN213→2013とも見なせる)にローマ法王がミサを行って以降ということが番組の中でも紹介されていたが、それにより、着工から128年目にして教会として正式に認められた(聖別された)らしい。128と言えば、その教会の地下に眠るガウディの誕生KINだ(KIN128=11・星=11・8)。時間船のひとつのモデルとも言えるサグラダファミリアならではのシンクロだ。

2012年に入り『フライデー』が出たのがKIN118(G1/6)。『マヤのリズム』と共に私のことが紹介されていたのはP88(=11×8)。ちなみに118は、『マヤのリズム』のサブタイトル「時は神なり」と関係が深い数字だ。その後も細かいシンクロは沢山あったが、長くなるので省略して、『グラマラス』の発売日に飛んでしまおう。

今出ている『グラマラス』が発売されたのは、KIN150(G2/7)。年賀状を書きながらサグラダファミリア長谷川潤をテレビで見ていたKIN111(G12/30)とは、ちょうど「神秘のパートナー」(※)という(予期せぬ力、隠された力が大きく働く)特殊な関係になっているのが面白い。加えて、ウォーターセラピーが紹介されているページはP173。何と、『フライデー』の掲載ページであるP88と、こちらも「神秘のパートナー」の関係になっている!

さらに、サイ時間単位を知っていると、これら全てが完璧な調和を保って采配されたことに気付かされる。KIN150(G2/7)は、「銀河の月1日」(=8月1日=8・1)で、サイ時間単位ではKIN88に対応するのだ。つまり、発売された日付と掲載されたページには、神秘のパートナーというはっきりとした繋がり、それも最高に神秘的な繋がりがあるということを意味する。

KIN88と「神秘の四つ組」(神秘のパートナー2セット分)を形成するのは、KIN93、KIN168、KIN173だ。これらはサイ時間単位で銀河の月の最初の6日間と最後の6日間をコード化している日付で、いわば「銀河の月」という時間の四隅を保護する守り手とも言える(これは私の感覚的解釈)。しかも、この記事を書いている今日はKIN168で、この四つ組のうちの1つだ。色々あって記事のUPは遅れてしまったが、今日で良かったということだろう。

おまけに書いておくと、KIN88は私の父、KIN93は母の誕生KINで、KIN168は、ひとつ前の記事に登場して頂いている安倍昭恵さんの今の「運命の道筋」である。つまり今日は、昭恵さんの365日の誕生日からぴったり260日が経過したタイミングでもある。そして、P173に私が登場している『グラマラス』は、KIN173をサイ時間単位で変換した「銀河の月28日」(=G3/6)までが公式な発売期間だ(毎月7日が発売なので)。

何と美しく、何とグラマラスなシンクロニシティだろうか! 流石に「銀河の音」ならぬ音羽から発信されている雑誌だけのことはある。最後に気になって長谷川潤の誕生KINを調べてみた。するとKIN138「白い銀河の鏡」だった。ここまで「銀河」でシンクロしているのは、きっと銀河の贈り物『ドリームスペル』の配布と関係があるのだろう。尚、バルセロナ・シンクロニック・ジャーニーは、メルマガで順次報告中なので、そちらを参照頂ければと思う。

カタルーニャ、バルセロナ、ガウディは、時間船地球2013ともマヤ時間(13:20)的やり方とも、密接に関係している。だからこそ呼ばれたのだと思うし、今、このタイミングでそれらがひとつに繋がって来ているのだとも思う。


(※)ドリームスペル(13の月の暦)用語で2つのKINナンバーの合計が261になる関係を指す。巷で「13の月の暦」情報を「マヤ暦」と偽って伝えている団体では、「鏡の向こうのもう一人の自分」等と呼んでいるようだが、もともとマヤ暦にはそんな概念も用語も存在しない。ドリームスペルの情報をパクったある人物が、個人の感覚で適当につけた名称と意味に過ぎないのだ。だが、それを大枚叩いて教わりに行く人々がいるのだから、見る目が無い(あるいは磨いていない)というのは、ある意味哀れである。

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