fc2ブログ

レーリヒ「平和の旗」と「13の月の暦」

2017年12月13日 23:03

律動の月1日 (G12/13) KIN204 黄色い太陽の種 (by D)

『13の月の暦』では、今日から6番目の「律動の月」に入った。28日周期の暦で5ヶ月、20日周期の暦で7ヶ月、すなわち元旦から140日が経過したこのタイミングには、2つの暦の関係が、元旦と同じ「1日、黄色い種」という状態に戻る(*1)。

20日周期は古代マヤのハアブ(365日暦)に順じたもので、こよみ屋さんが出しているA3カレンダーの裏面にも掲載されているが、あくまで区切り方が同じというだけで、古代のものがそのまま継承されているのでは無い事に注意する必要がある(*2)。

今日から始まった8番目の「モル月」に添えられた「断片のすべてを統一し」という一文も、私の知る限り『テレクトノン』のマニュアルに掲載された情報が初出である。ちなみに、テレクトノンパレンケの「碑銘の神殿」と関係が深い銀河ツールだが、今日のサイ時間KIN69は「碑銘の神殿」の中央階段69段とシンクロしている。

さて、KIN204となった今朝、私が最初に思い浮かべたのは、ニコライ・レーリヒリョーリョフ)というロシアの人物だ。シャンバラを探し求めて中央アジアを旅した探検家にして画家で、その「文化による平和」の精神は、「平和の旗」と共にアグエイアス夫妻の「13の月の暦に替える平和の運動」にも引き継がれた。

事実、アグエイアス夫妻がこの暦の情報を携えて世界中を巡っていた時、会場には常に「レーリヒ平和の旗」が掲げられ、2001年にはその活動を讃えたアルタイ共和国が夫妻を招いている。思い出したが、それはまさに「黄色い太陽の種の年(KIN204)」の始まりで、出発前に日本に寄った夫妻に、何故かLが私の写真を渡した関係で、私は写真を通じて二人と共にアルタイを訪れている(笑)。

その後、アグエイアス夫妻が使っていた「平和の旗」が、高橋夫妻を経由して私たちの手元に届けられた事は、『シンクロニック・ジャーニー』に記した通りである。そんな事もあって、今日はレーリヒ誕生からどれくらい経過したのかを、計算してみたくなった。そして、その結果、今日そうしたくなった理由が分かった。

レーリヒの生没年は1874.10.9(KIN204)〜1947.12.13(KIN134)。つまり、ぴったり70年前の今日、この世を去っていたのだ!レーリヒが生まれた日(KIN)から201銀河スピン(201×260)というタイミングでもあった今日は、レーリヒの生と死の時間が重なる、極めて特別な日だったのである。この現象は52年に一度しか起きず、少なくとも「13の月の暦」が誕生してからは初めて生じた事である。

DSC01782.jpg ★レーリヒが最晩年を過ごした家で「平和の旗」と

しかも、70年前のその日に他界した場所は、ヒマヤラのクルー渓谷。『シンクロニック・ジャーニー』P137に私と写っている「平和の旗」は、13年前に訪れたレーリヒメモリアルトラストという場所で撮影したものだが、それはまさに、クルーにあったレーリヒの自宅跡をそのまま活用したミュージアムであった。

さらに、「201」という数にも私は驚きを隠せなかった。何故なら、3日前のKIN201に行われた「時のからだ塾」で、冒頭伝えたのは、『7:7::7:7』におけるKIN201は「時間をはずした月」(2012年冬至を含む「律動の月」=5年前の今日を含む28日間)という特別なひと月に対応する、という話だったからだ。

関連で、もう一つ書き添えておきたい事がある。今日、午前中の天真体道瞑想クラスでは、PANポーランドのYaro(KIN239)から預かった双剣水晶と共に瞑想したのだが、45日前にポーランドで出会った時、彼がクラクフ中央広場にプロジェクターで投影した数枚の映像の中にも「平和の旗」は含まれていた。

IMG_3080.jpg IMG_3085.jpg ★世界遺産の古都クラクフ中央広場にて

「平和の旗」にある3つの円は、科学、芸術、宗教を表しているという(*3)。昨年、渋谷で開催した《時の魔法・ドリームスペル展》で展示した「平和の旗」は、もちろんアグエイアス夫妻から継承されたものだが、然るべき機会があれば、できるだけ公開して、より多くの方に「平和の運動」としての「13の月の暦」の使用を喚起したいと思っている。

平和の旗 ★昨年の《時の魔法・ドリームスペル展》より

この根本の精神さえ押さえていれば、細かい使い方など後からどうにでもなる、というのが長年この暦について伝えて来た私の率直な感想だ。10日後のKIN214(G12/23)に行われる「時空のサーファークラス」も、初心者にはちょっと?なところがあるかもしれないが、「文化による平和」「改暦による平和」というコンセプトにピンと来る方なら、全くの初心者でも心配はいらない。

尚、クルー渓谷にあるミュージアムについて、私たちが知っている最新情報は、2013年にNYのレーリヒ美術館を訪れた時の様子をまとめたメルマガに詳しく書いてあるので、そちらを参照頂ければと思う。そして最後に、没後70周年を記念する情報を一つ。『シンクロニック・ジャーニー』P70には、アグエイアス夫妻がアルタイに招かれた経緯が、レーリヒと関連付けて書かれている(今発見した)。


(*1)13ヶ月の「惑星奉仕のウェイブスペル」で見ると、1-6-11という「倍音パルサー」に対応する月にこの現象が生じる。

(*2)365日暦の元旦をG7/26で固定しているのは『13の月の暦(ドリームスペル)』であり、古代のハアブでは、異なる日付に元旦が巡って来る。この辺りの事は『マヤのリズム』に詳しく整理してある。

(*3)確認のために開いたレーリヒ著『シャンバラの道』(中央アート出版社)のP397に驚くべき記述を発見したのでメモしておく。「アメリカのドル紙幣の裏側に印刷されている目が描かれたピラミッドの絵(フリーメーソンの象徴)は、レーリヒ発案になるものだという。」(引用おわり)。前にも読んでいるはずだが、今日、新たに発見した気分。
スポンサーサイト



「13の月の暦」で水晶の波に乗る(大阪)

2017年06月09日 00:55

水晶の月10日(G6/8)KIN16 黄色い電気の戦士(by D)

13の月の暦ドリームスペル)』は、365日暦と260日暦(ツォルキン)という2つの暦から成り立っていて、それを併用する事で「新しい時間」「新しい意識」を体験して行く意識変容装置です。20年余り前にこの魅力的な銀河暦に出会った私は、その圧倒的なシンクロニシティ加速効果に衝撃を受け、以来、今日に至るまで、驚きと発見の日々を体験し続けています。

それは最初から提唱者のホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻に直に学び、彼らが伝えた方法をそのまま実践して来た事と切り離せない関係にあります。使うほど心身が自由になり、シンクロ体験も深まるのが本来の使い方ですが、要点を外していたり、間違った知識(*)を詰め込んでしまうと、次第に窮屈になって来るばかりか、自然のテレパシーや美からもどんどん遠ざかってしまいます。学びにおいて注意すべきは、何にも増して「最初の入口」です。

13MOON2  ★13の月の暦《TIMESCORE》新年度版より

13の月の暦』の新年は、私達が普段使っている西暦(グレゴリオ暦)の7/26から始まりますが、ちょうど、その直前の「新月」に、大阪で入門者向けのクラスが開催されます。7/26から始まる「黄色い水晶の種の年」という1年の波に乗るにはもってこいのタイミング。

しかも、会場となるチャクラは、過去10年以上に渡って講座をやらせて頂いているだけでなく、かつてアグエイアス夫妻も参加した天神祭(7/25)で有名な「大阪天満宮」のすぐ近く。こういう縁ある場で学ぶ意味は大きく、後々その影響を実感する事になるでしょう。

全くの初心者はもちろん、しばらく離れていた方や、他所で「マヤ暦」とウソを教わってしまった方も含め、「新しい知識」に見合った「新しいやり方」に関心のある方なら、どなたでも歓迎です。新年の「水晶の波」に思いきり乗って行きましょう!


*マヤ暦、マヤ占い、ツォルキン占いなどと喧伝されているもののうち、「太陽の紋章」「銀河の音」「ウェイブスペル」等の用語が使われていたら、それは『13の月の暦ドリームスペル)』情報を無断引用した個人が勝手な解釈を加えたまがい物で、中米由来のマヤ暦とも『13の月の暦』とも関係はありません。もう少し正確に知りたい方は【「13の月の暦」の大基本】をご参照下さい。
-------------------------------------------------------------------------

【「13の月の暦」で水晶の波に乗る 】

日程:7/23(日)、KIN61
場所:大阪チャクラ(京阪&地下鉄北浜or地下鉄南森町から徒歩8分)

【C1】銀河暦としての『13の月の暦』(基礎) 10:00〜12:30 (定員16名)
(参加費:*早割4,400円5,500円)+1ドリンク注文
時間と心とシンクロニシティの関係、「マヤ暦」との共通項とはっきり
した違いなどをひと通り整理した上で、太陽暦の誕生日、ツォルキン
誕生日、「運命の道筋」の出し方などについて学びます。暦の背景に
ある銀河的、次元間的世界観についても『ドリームスペル』や『テレク
トノン』等に基づいてお伝えする予定です。完全初心者はこのクラス
からの参加をおすすめします。

【C2】シンクロニシティの波に乗る方法(実践)13:30〜16:00(定員16名)
(参加費:*早割4,400円5,500円)+1ドリンク注文
シンクロとテレパシー、直感力を活性化させる本来の『13の月の暦』の
使い方と、特に暦のどこを見て、何をするとシンクロが加速し、時空の
波に乗れるようになるのかのコツを、具体例を交えながらお話します。
全くの初心者でも、午前クラスで基礎的な仕組みをおさえ、このクラス
で実践面の要点をつかめば、日常生活の中で次々とシンクロ体験をする
ようになるでしょう。その鍵は、世間に数多ある占い的なアプローチと
は全く異なる「新しい見方と発想方法」にあります。

【C3】水晶の波に乗る動的瞑想法 16:40〜18:00(定員8名)
(参加費:*早割4,400円5,500円)+1ドリンク注文
心身を柔らかくほぐしゼロ化する天真体道(新体道)には、人間本来の
自然性を取り戻す優れた瞑想法が用意されており、『13の月の暦』が開
くシンクロ世界を体感的に理解するのにも大いに役立ちます。世界的に
注目されている動的瞑想法と、私が20年以上ほぼ毎日続けている(暦の
情報を交えた)1分間瞑想法についてもお伝えします。


★講師:小原大典(KIN241)
時間芸術学校クリカ主宰。惑星芸術ネットワーク(PAN)ジャパン。
剣武天真流本部正師範、天真書法塾師範、NPO新体道登録号令者。アグエイアス夫妻が唱えた「13の月の暦に替える平和の運動」に賛同し『ドリームスペル』『テレクトノン』他、日本語版が制作された全ての銀河ツールに直接関わる。著書に入門書『宇宙の暦は13ヵ月』や江本勝氏との共著『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』、暦を含む霊性技術についてまとめた『霊性のアート 心の豊かさを育む技』等がある。

--------------

※各クラス定員になり次第、受付を締切らせて頂きます。
※早割は参加費のお支払いを含む全ての手続きを7/18(火)までに完了する方に適用されます。
※クリカ監修のもと本質情報を厳選し、大人気イラストレーター・みよこみよこさんによる毎月のトーテムが描かれた卓上カレンダー「13の月の暦《TIMESCORE》」や、「13の月の暦・手帳」(こよみ屋)も会場にて入手可能です。

-------------------------------------------------------------------------
★お申込み方法
お手数ですが、下記の項目をコピー&ペーストなさり、必要事項(※)をご記入の上、必ず事前にメール(←クリック)にてご本人がお申し込み下さい。その際、お申込みメールのタイトルを【「13の月の暦」大阪】として下さい。追って受付メールを返信いたします。

【参加希望クラス】 【 】で囲まれた部分だけで結構です
【お名前】
【〒ご住所】
【お電話(携帯)番号】

*お寄せ頂いた個人情報はいかなる場合においても外部へ漏らす事はございません。
*敏速な返信を心がけておりますが、通信事情等により、ごくまれにメールが届かないケースがございます。 お申込をお送り頂いた後、2日間経ってもこちらから返信が届かない場合は、 大変お手数ですが、再度メールをお送り頂けますようお願いいたします。
--------------------------------------------------------------------------------
お願いとご注意
@yahoo.co.jpのアドレスからクリカにメールをお送り頂く場合、残念ながらこちらに届かないケースがあるようです。恐れ入りますが、できるだけ他のアドレスからお送り頂けると幸いです。携帯メールの方は、こちらからの返信メ-ルが届く設定にしておいて頂けますようお願いします。また、ezwebの方は、設定に関わらずこちらからのメールが届かないことがありますので、返信が無い場合は、お手数ですが、別なアドレスからお問い合わせ下さい。

銀河のマヤ時間フェスティバル

2017年04月09日 23:39

惑星の月6日(G4/9)KIN216 黄色い銀河の戦士(by D)

【銀河のマヤ時間フェスティバル】開催!(G5/4)

21年前に『時空のサーファー』を通じてマヤの時間世界に触れた私は、その3ヵ月後、著者のホゼ・アグエイアス氏と監修者の高橋徹氏に出会い、一気に『13の月の暦』の世界へとのめり込んで行きました。それが単に日付を数えるための暦ではなく、人々の意識に深い影響を与え、環境や平和の運動にも繋がる周波数変換装置のようなものだと実感したからです。実際、使い始めてからのシンクロニシティ体験は圧巻で、「信じられないような日々」が20年以上も続いて今に至っています。

tzolkin-timescore_201704092332132cd.jpg 

その理由はいくつか考えられますが、第1に、提唱者であるホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻に会い、何が本質なのかを直接何度も聞いている事。第2に、彼らの殆ど全ての著書や資料の翻訳をされ、通訳もしていた高橋徹さんからも色々と教えて頂いた事。第3に、日本語版が制作された銀河文化ツール(銀河マヤの時間科学の教材)の全てに制作スタッフとして関わった唯一のメンバーで、ひと通り実践もして来た事が強く関係していると思われます。

IMG_9551.jpg ホゼ・アグエイアスのコラージュ作品

今となっては、私と全く同じ体験をする事は不可能ですが、それでもソース情報に直に触れ、その内容と要点を把握している者から直接話を聞けば、より本質的なものとダイレクトに繋がる事は可能です。来るGWの「みどりの日(G5/4)」にそのチャンスは巡って来ます(ちなみに「時間をはずした日」は当初「みどりの日」と呼ばれていました)。その名も「銀河のマヤ時間フェスティバル」。

プログラムは以下の通りですが、実際にツールに触れながら、あれこれと自由に遊んで行くスタイルを考えているので、時間割もあくまで目安と思って頂ければと思います。ただ、最も理解しやすい順に並べてあるので、順番自体を入れ替える事はありません。

◆5/4(KIN241)13:20〜19:00 (入退場自由、質疑自由)
13の月の暦』        13:20〜14:20(初心者はここから参加して下さい)
テレクトノン』     14:20〜15:20
〜休憩〜
ドリームスペル』    15:30〜16:30
『時間の法則の20の銘板』 16:30〜17:30
〜休憩〜

『7:7::7:7』        17:40〜18:20
質疑と交流         18:20〜19:00

これらのツールは、カンパとボランティアにより制作され、無償配布されたものですが、既に公式窓口からの配布は終了しているため、今回は私達の手元にあるツールを用います。どのツールも実際に動かしながら解説し、どんな質問にも可能な限りお答えします。暦本来の性質からすれば、この会もカンパ制にするのが相応しいのですが、長年の活動経験からカンパ形式の難しさを実感しているのと、20年以上の実践経験が無ければお伝え出来ないことを共有するという面を考慮し、一律で参加費を頂くスタイルにしてあります。


IMG_5223.jpg ホゼ・アグエイアスのコラージュ作品

一度でも、実物のツールで動きや背景を把握しておけば、「13の月の暦・手帳」(こよみ屋刊)にある図でも、かなり深い実践が可能となるでしょう。銀河マヤの時間科学を、統合的かつ一気に把握できる非常に貴重な機会です。どうぞ驚くべきシンクロ世界への入口を体験しにいらして下さい。どなたでもご参加いただけますが、特に初心者を歓迎します。


《*ご注意》日本で「マヤ暦」と喧伝されているものの殆どは、特定の個人(何名か)が『ドリームスペル』情報を盗み、占い&セミナー商法用に勝手に改変した代物で、中米地域のシャーマン達が使っているマヤ暦でもなければ、『ドリームスペル13の月の暦)』でもないというまがい物です。本当の事や背景を正確に知りたい方は『
マヤのリズム』に根拠と経緯がまとめてありますので、参考になさって下さい。先入観を排して自分で調べる方なら、遅かれ早かれ、いずれ真実に辿り着きます。

-------------------------------------------------------------------------
【銀河のマヤ時間フェスティバル】
日 時:5/4(祝)13:20〜19:00(入退場自由)
会 場:東急大井町線上野毛駅徒歩5分(お申込の方に詳細をご案内します)
定 員:16名(定員になり次第締切ります)
参加費:5,500円(一部参加、通し参加に関わらず一律)
内 容:『13の月の暦』『テレクトノン』『倫理プロジェクト』『時間の法則の20の銘板』『7:7::7:7』

講師:小原大典(KIN241)
時間芸術学校クリカ主宰。アグエイアス夫妻が唱えた「13の月の暦に替える平和の運動」に賛同し、銀河マヤの時間のツール『ドリームスペル』『テレクトノン』他の日本語版制作・配布に深く関わる。著書に入門書『宇宙の暦は13ヵ月』『霊性のアート』、江本勝氏との共著『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』等がある。

-------------------------------------------------------------------------
★お申込み方法
お手数ですが、下記の3項目をコピー&ペーストなさり、必要事項(※)をご記入の上、必ず事前に
メール(←クリック)にてご本人がお申し込み下さい。その際、お申込みメールのタイトルを【時間フェスティバル】として下さい。追って受付メールを返信いたします。

【お名前】
【〒ご住所】
【お電話(携帯)番号】

*お寄せ頂いた個人情報はいかなる場合においても外部へ漏らす事はございません。
*敏速な返信を心がけておりますが、通信事情等により、ごくまれにメールが届かないケースがございます。 お申込をお送り頂いた後、2日間経ってもこちらから返信が届かない場合は、 大変お手数ですが、再度メールをお送り頂けますようお願いいたします。
--------------------------------------------------------------------------------
お願いとご注意
@yahoo.co.jpのアドレスからクリカにメールをお送り頂く場合、残念ながらこちらに届かないケースがあるようです。恐れ入りますが、できるだけ他のアドレスからお送り頂けると幸いです。携帯メールの方は、こちらからの返信メ-ルが届く設定にしておいて頂けますようお願いします。また、ezwebの方は、設定に関わらずこちらからのメールが届かないことがありますので、返信が無い場合は、お手数ですが、別なアドレスからお問い合わせ下さい。

シャンバラ教室とカーラチャクラ

2017年01月08日 00:59

律動の月26日(G1/7)KIN124 黄色い共振の種(by D)

今日は天真書法塾シャンバラ教室の稽古初めだった。シャンバラ教室は、天真書法塾最初の支部教室としてチベット民族蜂起51周年の2010.3.10にスタートした。その日は、支部教室師範・蘭禅の69回目の銀河の誕生日(KIN231=10・猿)でもあった。

昨今の表層的なスピリチュアル情報しか知らない人々は、「シャンバラ」と聞くと秘密の地底(地下)王国みたいなものを連想するようだが、私達は、今、まさに、ブッダガヤで行われれている「カーラチャクラ(タントラ)」に登場する「聖なる国の名前」から教室名として拝借したのである。もっと言えば、私達の活動名である「クリカ」も、実はカーラチャクラ由来の言葉なのだ。

私達がその名を使わせていただくに至った背景についてはクリカのリンクを、カーラチャクラについてより詳細かつ正確に理解したい方は、ダライ・ラマ法王公式サイトのリンクを参照いただければと思う(尚、後者のサイトに登場する「カルキ」という言葉が「クリカ」と同義である)。

アマラバ砂マンダラ ★伝説の地アマラヴァティで2006年1月に描かれた砂マンダラ

シンクロニック・ジャーニー』第1章「シャンバラからの招待状」に書いた通り、ちょうど15年前の今頃、私達はカーラチャクラが予定されていたブッダガヤに居た。しかし、ダライ・ラマ法王(KIN14)の体調不良によって灌頂は直前に中止になり、その関係で、私達はそこからほぼ260日後にオーストリアのグラーツで行われた灌頂を受ける事になった。

シャンバラのスチャンドラ王を初代とすると、ダライ・ラマ法王14世は、この教えの86代目の継承者という事になっているが、グラーツは現法王による27回目の灌頂であり、現在ブッダガヤで行われているのは34回目に当たるので、ちょうどグラーツから7回目という事になる。

今日、この記事を書いておこうと思ったのは、ブッダガヤでの法要がいよいよクライマックスを迎えるタイミングであるのと、ツォルキン7列目の「7・種」の日であり、チベット暦ではグル・パドマサンバヴァの日でもあったからである。

グラーツの灌頂最終日はKIN136(6・戦士)で、今回の灌頂最終日はKIN130(13・犬)。いずれもドリームスペル13の月の暦ツォルキンでは7列目に当たり、このツォルキンをマヤ長期暦の5125年に置き換えた時、ちょうどブッダが活躍した時代(バクトゥン)にシンクロする。それ故、テレクトノンでは毎月7日が「ブッダ心の教え」となっているのだ。

つまり、ブッダとシンクロするタイミングにブッダガヤで行われているカーラチャクラ(時の輪)に意識を向ける事は、それだけで素晴らしい事なのだ。ちょうどグラーツの時に初めて試みられたWEBを通じての世界同時中継も、今は中央チベット行政府公式WEBTVが、十分な画質と音声でリアルタイム中継をしてくれている。縁ある方は、そのバイブレーションに直に触れてみて欲しい。

カーラチャクラの教えは、密教最高峰の教えの一つであるのにもかかわらず、仏教徒以外にもその門戸が開かれている特別な教えである。その理由は、この教えにシャンバラという聖なる国が関わっていて、カーラチャクラの大法要が「世界平和」と密接に関係しているからなのだ。そして、シャンバラ教室に限らず、クリカの全ての活動は、その事を意識して行われているのである。

『時間の法則の20の銘板』を生きる

2016年02月06日 00:22

共振の月27日(G2/5)KIN48 黄色い太陽の星(by D)

私が『時空のサーファー』を通じて銀河的なマヤの時間テクノロジーに出会ったのは、1996年1月10日。もちろん、当時はその日が『13の月の暦ドリームスペル)』のツォルキンでKIN2(2・風)という日(スピリットを伝える/挑戦)に当たり、その時の自分の「運命の道筋」が、KIN111(7・猿)、つまりKIN241(7・竜)の私にとって「反対のパートナー」(130キン離れた関係)の状態にあったなんてことは、知る由も無かった。

しかし、ひとたびユスア(時空の記憶回路)に接続してしまうと、圧倒的なシンクロニシティの波は、止まること無く押し寄せて来る。僅か3か月後には、著者のホゼ・アグエイアス氏や監修者の高橋徹氏を、生身の人間として間近で見る事になり、1年半後には「時間の法則に関する世界会議」のボランティアスタッフとしてより深く関わり、その後、この会議の場で発表された『時間の法則の20の銘板』(以下『20の銘板』)日本語版の制作世話人を引き受ける事にもなった。

20の銘板 

ドリームスペル』『テレクトノン』に続いて発表された銀河ツール『20の銘板』は、「16年間のテレクトノン」と言われるプログラム名の通り、1997.7.26(KIN44)〜 2013.7.25(KIN163)の16年に渡ってプレイするもので、1年に4つずつ(=16年で64)易の卦を特定の手順で意識し瞑想して行く事で、その卦に対応するコドン(DNA上の塩基3つの並びに対応する情報)を、13:20の周波数で再活性化するという内容だった。

実践する事によってどんな効果が得られるのか等という事は、何も約束されていなかったが、私はこのプログラムに強く惹かれる所があり、日本語版制作チームのボランティアスタッフとして関わりながら、16年間欠かさずに実践してみた(最初から最後までやり抜いた人は、日本ではせいぜい20人位ではないだろうか)。結果、「銀河の同期」(2013年7月26日)に銀河人に変身!

・・・なんて事にはなっていないが(笑)、私の絶え間ないシンクロ体験の土台に、この16年間の実践は少なからず影響している、と個人的には深い実感を伴って思う。そういう体験が無数にあるからこそ、「然るべき時」とか「然るべき場所」という事に私はこだわるのだ。その時、その瞬間しか開かない扉というのは、確かにある。

ちょっと前から、今の「共振の月」がKIN241に対応すると騒いでいたのは、まさにこの『20の銘板』の数え方に従ったものであるが、既に実践期間も終わり、資料も無い状態でそう言われてもよく分からない、というのが、このブログを読んで下さっている方の一般的な感想だと思う。という訳で、ひと月=1キンで数える『20の銘板』クロノグラフの見方を、以下に一部(実践期間の最初と最後の各3か月分)例示してみよう。

★黄色い倍音の種の年(1997.7.26〜1998.7.25)
磁気の月=KIN1、月の月=KIN2、電気の月=KIN3、・・・

★青い共振の嵐の年(2012.7.26〜2013.7.25)
・・スペクトルの月=KIN206、水晶の月=KIN207、宇宙の月=KIN208

プログラム上はこれで終わっているのだが、当然、「黄色い銀河の種の年(2013.7.26〜)」の「磁気の月」=KIN209、「月の月」=KIN210、・・・というように、その後も数えて行く事は可能である。そして、それをずっと続けた場合、現在の「共振の月」がKIN241に対応する、という話なのだ。

さて、『20の銘板』は「黄色い倍音の種の年」、つまりその年の元旦であるKIN44からプログラムがスタートした。それは同時に、『テレクトノン』における「預言の第5年」の始まりでもあったが、4日前のKIN44は、始まりの日付1997.7.26(KIN44)から何回ツォルキンが巡ったタイミングだったのだろうか?と調べてみると、何と260日暦が26回巡った所だった。もちろん、これはG暦との閏日調整をする『ドリームスペル13の月の暦)』の数え方に従った場合であり、そうでないとこのようにはならない。

4日前のその日(KIN44)に、ちょうど高橋徹さん(KIN104)から久しぶりに郵便物が届いた。その日、御礼のメールを書いた事で、私は『時空のサーファー』に出会った20年前のG1/10が「共振の月1日」であった事を、もう一度思い出していた。そして、暫くしてから、ふと思ったのだ。もしかして、『20の銘板』のカウント法で仮に逆算してみたら、その「共振の月」もKIN241に対応していたのではないだろうか?と。

KIN1の手前にも、切れ目なく時間(暦)が存在しているとすると、「黄色い倍音の種の年」の前は「青い自己存在の嵐の年」で、その13ヵ月はKIN248〜260に対応する事になる。とすると、私が『時空のサーファー』に出会った「白い電気の魔法使いの年」の「共振の月」は、やはりKIN241(私の誕生キン)という事になるではないか!しかも、より正確には「共振の月1日」、まさにKIN241の月が始まった瞬間だ!!!

この数え方は1997年に『20の銘板』が登場して初めて設定されたもので、私が『時空のサーファー』に出会った当時は存在していなかったものだ。しかし、『20の銘板』がスタートしたのと同じ(26銀河スピン後の)KIN44なって初めて、20年=260キンで過去未来にカウントし続けられる事に気付いたのである!発見のタイミングやプロセスも含めたこの驚くべきシンクロこそが、私が『20の銘板』の時間を今も生きていることの、何よりの証拠と言えるだろう。

考えてみれば、今日をKIN48というように数えるドリームスペルの暦法も1990年以前は存在していないし、そもそも私達が普段数えているグレゴリオ暦だって、1582年の前半までは存在していなかったのだ。平安京への遷都が794年なんて数えているのも、グレゴリオ暦の暦法(数え方)をベースに、仮計算したものでカウントしているだけなのだ。

普段から、そういう話を何度もして来た私が、何故『20の銘板』のクロノグラフで今まで一度も過去に遡ることを試みなかったのか、自分でも不思議でならない。しかし、全ての事には「時」があるのだ。KIN44(5・種)に、私に銀河の道筋を示して下さったKIN104(13・種)の高橋徹さんから郵便物(それも「倫理プロジェクト」にその名が残る倫理研究所の『倫理』)が届いたことがトリガーとなって、「然るべき時」に、この「赤い共振の竜」の「時の輪」に(ギリギリ間に合って)気付けたのだから。

そして、今年の「共振の月1日」=26日前は、銀河の母・ロイディーン(KIN22)の102回目の銀河の誕生日でもあった。日中、近所で22番の車を2台続けて見ただけでなく、夜に『20の銘板』マニュアルのP22を、吉田さん(4・夜)がFBに(まるで狙ったかのように)UPされていたのを見て、この発見についてまとめておくのに相応しい日は今日だ!と感じたのだった。
P22.jpg ★マニュアルP22

私にとってこの発見が重要だったのは、ある一定期間集中的に銀河ツールをプレイした事で、その見かけ上のプレイ期間が終わった後も、あるいはその前にも、13:20の放射状時間は広がりながら物事を結びつけて行く働きがある、という事を改めて実感した点にある。それは同時に、誰にとっても「然るべき時、然るべき場所、然るべき行為」が揃えば、たちまちユスアに接続して、放射状時間に参入出来ることを意味している。

重要なのは、然るべき「時」「場所」「行為」をどうやって知るか?という事になるだろう。しかし、それは誰かが教えてくれるものではなく、自ら発見するものなのだ。自ら発見して感動した分だけ、私達は意識の自由度を上げ、13:20世界への接続度を高める事が出来る。ただ、発見の仕方、見分け方のヒントがまるっきり無い訳ではない。ちょうど『20の銘板』のマニュアルP131に、その手がかりが示されているので(そして私の現在の道筋もちょうどKIN131なので)、その部分を最後に添えて、この記録を終わる事にしよう。


地球の魔法使い、聖なる権限をを持つ子供であるあなた方は、古代的な未来の歌、宇宙の気づきの庭園の「ここと今」の中で
始源から歌われる歌だ。純粋であれ、そうすれば歌の響きがあなた方を溶かすことだろう!

これで「時間の法則の20の銘板」の提示を終わる。
真実は、これら聖なる法則のテンプレートの割合と調和の中にある。
それは、神聖な道に生きるにあたってのあらゆる行ないのコードを規定している。”

※『時間の法則の20の銘板(16年間のテレクトノンの法則の立方体)』日本語マニュアルP131より引用

「赤い共振の竜」の月

2015年12月30日 12:55

律動の月18日(G12/30)KIN11 青いスペクトルの猿(by D)

今日は、『13の月の暦(ドリームスペル)』提唱者の1人、ホゼ・アグエイアス氏の108 回目の銀河の誕生日だ。

何度目かの来日以降、互いに「銀河の父」「銀河の息子」と呼び合うようになったのは、ハーモニック・コンバージェンスのあった1987年に早世したホゼの息子・ジョッシュ(KIN211)が、私よりピッタリ30日前に生まれた同い年であった事や、ホゼと同じG1/24生まれの母・エセル・パール・アグエイアスが、私と同じKIN241だったことが関係している。あるいは、私と暦との出会いが、ジョッシュに捧げられた本『時空のサーファー』から始まった事も無関係とは言えない。
時空 
そのホゼ(KIN11)とロイディーン(KIN22)が、1997年に発表した銀河ツール『時間の法則の20の銘板』(16年間のテレクトノン)の見方に従うと、来月「共振の月」全体が、KIN241(7・竜=赤い共振の竜)に対応するので、個人的には、間もなく「私の月」がやって来るという感覚がある。

その「共振の月」(=KIN241の月)の間に、東京、横浜、大阪の3カ所で、『13の月の暦』に関するクラスが開催されるのだが、そのいずれもが非常に特別な日付なので、この機会に少しメモしておきたいと思う。

最初は、G1/10(KIN22)に上野毛(東急大井町線)で行われる「銀河シンクロ教室」。「共振の月」は、まさにこのG1/10から始まるだけでなく、この日は2016年(平成28年)最初の新月でもあり、始まり感が強い。それがロイディーンの誕生キンであるKIN22(=今日から11日後)とも重なるのだから、この日『ドリームスペル』に触れる人は、相当なシンクロ力があると思う。
銀河の父母 G暦2000年頃のホゼ&ロイディーン

加えて、G1/10は私にとって、ホゼの著書『時空のサーファー』(小学館)に出会った日として、心に深く刻み込まれている特別な日付だ。1996年1月10日(KIN2)、私は(当時)JR戸塚駅西口前にあった文華堂書店で、7色のサーフボードと地球がカバーを飾っていたこの本に引きつけられた。

「きれいな波形の禅」という章タイトルやその内容にも感じるものがあった私は、最後に(当時からの習慣であった)奥付けを確認した。すると、本を手にしたまさにその日が発刊日だった!その時の衝撃は今でも忘れられない。そして、そこから全てが始まったのだ。まさかその9年後、モデラートから復刊される『時空のサーファー』に、自分が「あとがき」を書く事になるとは想像だにしていなかったが...。
奥付 ★小学館の住所も凄い!231と101は反対のパートナーで私がこの本に出会ったのは、自分の反対のパートナーの道筋(KIN111)の時だ。

『時空のサーファー』の巻末には「ジョーおじさんから日本の読者へ」という追記が添えられている。そこに(時空の)スーパー・サーフボードとして紹介されているのが『ドリームスペル』なのだ。ぴったり20年後の同じG1/10に行われる「銀河シンクロ教室」は、まさにその『ドリームスペル』(日本語最終版)の実物を手にしながら、時空のサーフィンに乗り出すクラスなのだから、実に感慨深いものがある。

そこから11日後の1/21(KIN33)には、横浜ナディアで「13の月の暦レクチャー」がある。KIN33(7・空歩く者=スカイウォーカー)は、ホゼとロイディーンの誕生キンの合計であるだけでなく、『13の月の暦(ドリームスペル)』のツォルキンにおいて、非常に重要なキーナンバーのひとつでもある。さらに、この日は、銀河の音「7」が月日で重なる「魔術の亀の日」。

13ある「銀河の音」の中で「共振の」という名を持つ「音7」は、その中心に位置し、「調律・通す(チャネルする)・呼び起こす」というキーワードを持つ。共振の月の共振の日に、「赤い共振の竜」を通じて届けられるのは、『アルクトゥルス・プローブ』で提示されている13次元宇宙論や、ツォルキンマトリクスの多様な見方についての情報になるだろう。

さらにその3日後のG1/24(KIN36)は、ホゼの生誕77年周年に当る。これは同時にホゼの母エセル(KIN241)の生誕107周年に当ることを意味する(さらにホゼの両親の結婚117周年でもある)。これを記念して、大阪チャクラで「惑星意識と繋がる共振テクノロジー」というスペシャルイベントが開催される。

『ドリームスペル』の配布や、日常への応用法についてももちろん触れるが、この日の目玉は、何と言っても最後の「ホゼが日本に期待していたこと」だ。来日時のホゼの様子や交流のあった江本勝氏(私にとっては今も所長と呼びたくなる元ボス)とのやりとりなど、当事者として現場で直に触れ合っていた人間でなければ知り得ない事を、可能な限りお話する予定である。
スカルとデューク★ホゼが江本所長に託したクリスタルスカルと、ホゼから高橋徹さん経由で私の所にやって来た「JAA」刻印入り皮鞄「デューク」、そしてドリームスペル。江本所長の研究を継承している根本さんと。

住んでいる場所、仕事や家庭、その他諸々の事情というものが誰にでもあると思うが(もっとも人生における最優先事項をどこに置いているかでそれも簡単に変わるのだが)、この超スペシャルな”共振月間”に行われるクラスのどれか1つにでもチューニング出来る人は、「然るべき時」というものを直感的、あるいは無意識的にでも知っているに違いない。

私が完璧なタイミングで『時空のサーファー』に出会ったように、このタイミングで暦について知ったり、再び興味を持ったりする方は、「その時」が一度きりの特別な瞬間であることを、どこかで分かっているのだ。

銀河のマヤの知恵である『13の月の暦』について、個人的なこだわりや商業ベースの発想で歪められる前の、本来の「光輝に満ちた情報」を知りたい方、「地球の魔法使い」として惑星に奉仕する志を持つ人々、そして次世代にその精神を継承して行く若き知恵の担い手たちのために、ポータルは3度開かれる。「共振の月」に行われるクラスは、きっと私にとっても参加者にとっても素晴しく特別なものになるだろう。

書寫山圓教寺のチベット旗

2015年10月21日 17:18

自己存在の月4日(G10/21)KIN201 赤い律動の竜(by D)

先の連休は、3日間とも関西で過ごした。10/10(KIN190)は、大阪市中央体育館で「剣武天真流大阪ワークショップ」。10/11(KIN191)は、天真書法塾の道友・宮野玄妙さんの個展会場(神戸TEN×TEN)にて「祝いの剣武」。そして最終12日(KIN192)は、姫路城書寫山圓教寺を訪れていた。その後も密度の濃い日々が続いて、気付いた時には1週間が経過していた。

「百聞は一見に如かず」という事で、大阪と神戸の様子については、天真会のFBページに公開されているアルバム(上記タイトルにリンクが貼ってある)や動画(←クリック)を観て頂くとして、ここでは姫路での出来事、特に圓教寺での体験について記しておきたいと思う。

今回姫路行きを決めたのには、いくつかの理由があった。もちろん、せっかく神戸まで行くのならという前提もあっての事だが、第一の理由は、圓教寺の大樹玄承さんにお会いしてみたい、というものであった。2008年のブログ「ラストサムライのいる寺」に書いた通り、大樹さんは、仏教者としての誠意から、北京五輪を間近に控えたタイミングでチベット問題に真正面から触れられた勇気ある僧侶である。

関西のチベットサポーターが集う場としても知られる大阪の「チャクラ」さんで、私が暦や天真体道のクラスを長年やらせて頂いている関係で、チャクラのタッちゃんやアッちゃんからも大樹さんについて聞く事があったし、最近FBでご本人と繋がった事もあって(Lはもっと前からFB友達だったが)、いつかお目にかかりたいと思っていたのだ。

一方、Lは年末(G11/27〜29)に表参道で行われる天真書法塾の発表会に向けて、大燈国師の遺偈を作品にすべく制作を進めていた。大燈国師こと宗峰妙超が播磨の生まれで、地元の大寺院である圓教寺で11才から学んでいた事を知った彼女は「今でしょ!」と、今回の姫路行きを決めたのだった。

もう1つ書いておくと、映画『ラストサムライ』のロケ地だと知った事で、「いつか剣武の奉納演武が出来ないだろうか?」という思いが浮かんで、実際にその場を観ておきたいという気持ちもあった。圓教寺のFBページをフォローし始めて間もなく、地元の方々による奉納演武の様子がUPされたのを目にしたり、8月末に訪れたチャクラで、知人が1泊2日のワークショップを圓教寺で行うという話を耳にしたりしたシンクロも無関係ではない。

そういえば、8月末のチャクラでは、私の暦のクラスとリンクする形で、キンちゃんこと金城裕子さんのライブが行われたのだが、その金ちゃんは、今回の剣武大阪ワークショップに参加してくれただけでなく、青木先生の閃きに応じて、忙しい中、神戸での(玄妙さんの個展開催に対する)祝いの場にも駆けつけて、素晴しい歌声を披露してくれたのだった(上記動画のラストにも登場している)。

しかし、考えてみれば、私達がNPOクリカとしてチベットサポート活動をし始めたのも、天真会(青木先生が代表)から大きな支援を頂いた事が一つのきっかけであった訳だし、その後も、様々な形で応援して頂いているのだから、今回のこの繋がりは、ある面「チベットサポートの輪」によって生じたものだとも言えよう。

訪問日が近くなった時点で大樹さんに確認を取ってみたら、残念ながら、その日は西国札所会の研修会で留守にされているとの事。私達も今回は日程変更できる状況では無かったので、大樹さんへのご挨拶はまたの機会に改めさせて頂く事にして、まず圓教寺に伺ってみる事にした。

12日(KIN192)は朝から見事な秋晴れで、姫路駅前の大通りから見えるお城は、まさに「白鷺」の名に相応しい輝きを放っていた。このお天気と、ホテルで入手した姫路の観光パンフに「姫路城大天守登閣整理券」が1日15,000枚までと書いてあったのを目にして(しかも何故か5000枚と見間違えて)、「これは先にお城に行った方が良いのでは?」と予定を急変更(これが全く配慮に欠けた行動であった事を後で恥じ入る事になる)。

実は、私自身は「銀河の同期」を目前に控えた2013年の4月にも、シンクロに導かれて(「式年三ツ山大祭で虹の輪を見る」参照)姫路城を訪れているのだが、その時は修復の真っ最中で、中に入る事はおろか天守閣を仰ぎ見る事も出来なかったので、今回はぜひ天守閣に、という思いがあった。加えて、Lは初姫路。蒼天に浮かぶ白鷺城を目にしたら、観光客で溢れる前に観ておこう、という気持ちに自然となる。
IMG_5947.jpg 
幸い、殆ど並ぶことも無くじっくり観て回ることが出来たのだが、巨大な柱や梁を目にする度、「一体どうやってこんな巨木をこの高さまで持ち上げ、組むことが出来たのだろう」と木造建築の見事さに感嘆するのと同時に、「何故、この素晴しい木造建築文化を発展させる方向にもっと力を入れないのだろうか」と、短期的な経済効率ばかりを追求する現代日本の方向性に、疑問と憤りを感じたりもしていた。
IMG_5976.jpg 
天守閣の公開と共にパンフレットも刷新されたようで、以前書かれていた「場内59種122個の刻印」や、呪術的な意味を持つという「鏡石」についての記述等は省かれていた。見方を変えれば、2013年訪問時は、天守閣が修復中だったお陰で、そうした魔術的情報に注目する事が出来たとも言えよう(※1)。門は常に開いている訳ではないのだ。

ひとしきり城を巡った後で、スマホ充電のために商店街のカフェに寄り、手早くお昼を済ませられそうな店を探す。カフェの向いにあるスポーツ店の看板に、18番のユニフォームを着た選手が見えているのに気付いた後で、評判の良いラーメン店「麺哲」を発見。その住所が呉服町18で、カフェからも至近だったので迷わず移動(もちろん鏡石も意識した)。確かになかなかの美味しさだった。

大通りに出た所で運良く書写山行きのバスが通りがかったので、飛び乗ってロープウェイ乗り場がある終点まで揺られること30分余り。ロープウェイ山上駅付近からは、姫路市内だけでなく瀬戸内海までが見渡せる。さすがに四国は霞んでいたが、前日までの数日間は市内も見えないほど真っ白だったらしいから、この眺望を体験できただけでありがたい。仁王門をくぐり、巨木に囲まれた参道を進むうち、この名刹の規模が想像以上に大きい事を実感した。

「拝観受付並びに本坊事務所へ声掛けくださいませ」という大樹さんからのメッセージと、入口で受け取ったパンフを頼りに事務所を訪ねてみると、「午前中にいらっしゃると聞いていました。案内の者が待機しておりますので、本殿(摩尼殿)の方へお寄り下さい」と言われる。確かに、大樹さんへの最初のメッセージに「12日朝に書写山に参る予定」と書いていたが、その後のやりとりの中ですっかり失念し、上記のように予定を急変更して姫路城に先に行ってしまったのである。

当方としては、実際に訪れた事が分かるよう、ご挨拶の品だけお渡し出来ればと思っていたので、大樹さんにもお寺にも特に連絡は入れずに予定を変更してしまったのだが、わざわざ案内の方を手配して下さっていたとは知らず(そういうお心遣いを察する事が出来ず)、大変申し訳ないことをしてしまった。猛省しながら摩尼殿に向うと、大きな日の丸が入口の柱に2つ、その奥にチベット国旗が掲げられているのが目に留まった。
IMG_6005.jpg 
かなりチベットサポートに積極的な寺社でも、チベットの旗を境内に掲げている所は中々見かけないし、日本国旗だって旗日だったからこそ、こんなに目立つ場所に掲げられているのだろう。しかも圓教寺は西国三十三観音霊場の第27番。私達が「時間芸術学校クリカ」という名で活動を始めたのは、観音菩薩の化身とされるダライ・ラマ法王14世による27回目のカーラチャクラ灌頂(オーストリア・グラーツ)に参加した事がきっかけでもあったから(※2)、この数字と旗のシンクロには、何とも言えない嬉しさを感じた。
円教寺 
姫路城大天守の一般公開が始まったのも、平成27年3月27日からとの事なので、「27」は今回のミニトリップのキーナンバーだったとも言える。それはさておき、摩尼殿で待っていて下さった村岡さんには、大変お世話になった。私達の勝手な予定変更でご迷惑をおかけしてしまった張本人であるにも関わらず、境内の各所を一緒に巡りながら圓教寺の歴史や背景について、実に丁寧に教えて下さった。この場を借りて、改めて御礼申し上げる次第である。

普段は入ることの出来ない場所等にも案内していただきながら、色々と興味深いお話を聞かせて下さったのだが、ここでは、個人的に印象に残ったことをいくつかメモするに留めておきたい(既に随分長くなっているので)。まず、書寫山の「書寫(しょしゃ)」は、スサノオのスサに由来するという話で、かつて素戔嗚尊が降り立たれたという言い伝えに因んでいるとのこと。書寫山そのものが磐座で、10世紀に性空上人が入山される前から霊山として知られていたようである。

天下泰平・五穀豊穣を祈る年頭の行事「鬼追い会式(修正会)」は、不動明王の化身とされる青鬼と毘沙門天の化身とされる赤鬼が鬼踊りをするもので、千年に渡って継承されて来たという。もともとは旧暦1/18に行われていたのが、現在はG暦1/18に行われるようになったとの事だが、ここでも18が登場したのは興味深い。思えば、18も27も「9」の倍数だ。出雲に続く国道が9号で、スサノオが出雲の地で八岐大蛇を退治した時に、その尾から出て来たのが「三種の神器」のひとつ「草薙剣」であった事が、自然と思い出される。
IMG_6013.jpg 
それにしても、流石にメディアに顔を出してチベット人の苦しみを訴えられた僧侶の居るお寺である。摩尼殿だけでなく、奥の院に当たる「開山堂」にもチベット旗が掲げられていたのには感動した。もちろん、『ラストサムライ』や『軍師官兵衛』等に使われた「三つの堂」(大講堂・食堂・常行堂)のエリアも印象深いものがあったし、樹齢900年というご神木にも心打たれるものがあったが、伝統を重んじる古刹にあってチベット旗を掲げるのは、そう簡単な事では無いとも思う。しかし、だからこそ、そこに仏教者としての心意気を感じるし、チベットの人々にこの事が伝われば、彼らを勇気づける事にもなるに違いない。
IMG_6010.jpg 
お忙しい中、時間を割いてご案内下さった村岡さんの誕生キンはKIN140(10・太陽)。圓教寺の現住職は大樹玄承さんのお父様が第140世として継がれているというから、今回はKIN14のダライ・ラマ法王14世と、(現れを仕上げる)「10・魔法使いの年」シンクロで、村岡さんとお会いする事になったのかもしれない。

最後に余談を少し。10/10(KIN190)の朝、私はのぞみ201号13号車7Cという席で新大阪に向かっていた。先に大阪入りされていた先生方とはホテルのロビーで落ち合う事になっていて、他の剣武本部師範がどの交通手段で大阪に向かうのかについては、互いに全く知らないままであった。だが、私と同じ車両の同じ列の3つ後ろに、S師範が座っているのを途中で発見し、ロビーに数十秒遅れで到着したM師範も、実は同じのぞみ201号に乗っていた事が後で判明した。それで、このブログも何とかKIN201のうちにUPしたいと思ったのである。こうして「時の輪(カーラチャクラ)」は巡るのだと感じながら。


(※1)姫路城はドリームスペル(13の月の暦)との繋がりも深い。姫路城が世界遺産に登録された1993年は『テレクトノン』の預言の7年の始まりにシンクロしており、私達が訪問した「電気の月23日」は『テレクトノン』での「銀河の同期」に対応していた。

(※2)グラーツのカーラチャクラは2002年10月21日(KIN136)、つまり本ブログをUPした日付のぴったり13年前に灌頂が完了した。そして翌KIN137に法王の長寿の灌頂が終わった時、空には虹が架かったのだった。

最近の記事