fc2ブログ

驚きを贈りあう「シンクロプレゼン・ラボ」

2014年10月27日 23:12

■自己存在の月10日(G10/27)KIN102 白いスペクトルの風(by D)

昨日、銀河シンクロ教室【G1】クラスの終わりに、「結局、『ドリームスペル13の月の暦)』は何を目的としているのですか?」という、私にとっては、かなり新鮮な質問をされた方がいた。
dreambank2013dand ☆『ドリームスペル』についてのエッセンスが書かれた『銀河のマヤ』(ヒカルランド)の表紙にも使われたブラッド・ゴールドペイント氏の作品。このシンクロについては、コチラ(←クリック)を参照。

割と注意深い方だったので、私がクラスの冒頭で「『ドリームスペル』は、バラバラになった意識や体を繋ぐ働きを持つ、カレンダーの形をしたツールです」と述べたことや、「自然のリズムと調和し、自分の時間(心)を取り戻す目的で、マヤ暦の仕組みを土台にして新しく生み出されたものです」とか「トップダウンシステムの奴隷状態から解放され、自律的で自由な状態になるためのものです」と伝えた事を、全て聞き逃していたという可能性は、おそらく無かったと思う。

とすると、ありうるのは「カテゴリーエラー」から生じた質問という可能性だ。つまり、「人間関係や運勢を読み取るもの」とか「より良い決断や判断を促すツール」等と言った、「その方にとっての想定」から大きく外れていたが故に、「一体これは何のために、どう使うものなのか?」という疑問が最後まで拭えなかったのではないだろうか。

分かってもいないのに分かったフリをしてみたり、分かる形(鑑定やら占いやらに落とし込む手法が典型的)に無理矢理変形させて受け取るよりは、ずっと誠実な姿勢である。しかし、私が伝えたことの意味や価値が分からなかったからこそ、改めて質問をされたのだとも思う。つまり、「新しい暦を意識し続けることで、自然と調和するとかシンクロニシティが増大するというのは分かったけれど、それで何か得する(利がある)の?」という意味での問いだったのではないだろうか。

確かに、それで恋愛が上手く行くとか、家族関係が改善されるとか、キャリアアップが速やかに行くと言ったような「現世利益的な分かり易い効果」は元々うたわれていないので、そういう観点からのみものごとの判断をしている人にとっては、「謎のツール」であると思う。使う意味が分からないという方もいらっしゃるかもしれない。

そこを逆手にとって、「現世利益的分かり易さ」を売りにしているのが、巷にはびこる【偽マヤ暦情報】である。それらは『ドリームスペル13の月の暦)』情報(※)を部分引用しながら巧みに改変し、本来の目的とも、歴史上のマヤ暦とも全く関係のない「勝手な解釈」がふんだんに盛り込まれたえげつない代物である。もちろん、改変者達はオブラートに包んで上手に伝えているが、私から見れば「原子力はクリーンエネルギーです」と言っているのと同じくらい詐欺的である。

(※)「銀河の音」「太陽の紋章」「青い○○」「ウェイブスペル」「キン○○」などの用語を使っていたら、それは【マヤ暦】ではなく【ドリームスペル13の月の暦)】の情報である。これをマヤ暦と呼ぶのは、マヤ先住民にも、ドリームスペル提唱者のアグエイアス夫妻にも失礼である。

細分化された高額なセミナーを受け続けることで団体権威者に認定され、認定されることで自分もそういうセミナーを開催できる資格を得られるというやり口は、情報を商材とするネットワークビジネスそのものである。そして、認定証を出す側の”先生”は、殆どカルト教祖化している。その証拠に、縁あって客観的情報に触れる機会があっても、それをありのまま受入れることが出来ない(行動を変えない)信者が実際に多数いる。

無意識的洗脳状態から脱するための道具として銀河知性から届けられた『ドリームスペル(13の月の暦)』が、さらに洗脳度を深めるために使われているとは、何とも嘆かわしい限りだが、そういうビジネスに惹かれる人は、同じ穴のムジナ(精神構造が同じ)なのだから仕方がない。「私は人の役に立つ良いことをしているんだ」という免罪符的な言い訳を胸に、行く所まで行くしか、本質に気付くチャンスは巡って来ないのだろう。

さて、一般的な感覚からすると「謎のツール」である『ドリームスペル(13の月の暦)』は、ヨガ瞑想と同じように、本来、自然(宇宙)と自分を繋ぎ、忘却されていた真我(本当の自分)を思い出すための道具である。やり方は、新しいリズムで日付を数え続けること、暦の仕組みを通じて様々な繋がりを見つけること、楽しく創造的に使うことにほぼ集約される。それがある程度継続できれば、結果としてシンクロニシティや気付きが増大し、心身の自由度も増す。少なくとも何かに対して盲信状態になることはなくなる。
dreams.jpg 
銀河シンクロ教室【G1】クラスは、『ドリームスペル』がどういう道具なのか?という背景を伝え、マニュアルのステップ1〜10を実際に(私見を挟まず)行うだけで終わってしまうので、(提唱者達が意図した)実際の使い方とか生活の中での活用方法については、【G2】とか【G3】とかの中でシェアすることになる。そんな訳で、【G1】を一回受けただけで『ドリームスペル』が分かってしまう人はまずいないに等しい。おそらく昨日も【G3】まで続けて受けられた方だけが、その面白さを実感できたのではないかと思う。

ちなみに、2とか3というのは、「どの側面に注目するか」ということで便宜的に分けているだけで、別に難易度を示すものではない。また、私はその時のメンバーに合わせて閃きでアレンジするので、同じクラスでも実際には毎回違うことをやっていたりもする。いずれにしても、銀河シンクロ教室では、デザインそのものに銀河時間が反映されている『ドリームスペル』に実際に触れることで、その時間世界を潜在意識に染み込ませて行くことが出来るようになっている。

これに対して、横浜ナディアで行っている「13の月の暦レクチャー」では、『ドリームスペル』の情報を日常に活かし易い形にまとめた『13の月の暦・手帳』やカレンダー類をベースに話を進めて行く。初心者の中には、こちらの方が、いきなり『ドリームスペル』を手にするよりも入り易いと感じる方がいるかもしれない。しかし、基本、両者は同じ背景のもので、伝える人物も同じなので、実質上の違いは、原初の形態を保持するキットに触れながら学ぶか、カレンダー形式のものを通じて学ぶかという点だけである。

どちらも長年行っているので、総受講者数は相当な数に上ると思うが、果してどれだけの方が継続的に使っているのかは分からない。結局、「自分で工夫して遊ぶ」姿勢のある方なら、1人でもどんどん深めて行けるし、そうでない方や、身近に遊ぶ仲間を作れない方は、しばらくしたら使わなくなってしまうか、「現世利益的分かり易さ」満載のエセ情報に引きつけられて、本質から遠ざかるケースが殆どだろう。

それ故、私は、同じタイミングに暦のクラスに参加された方には、なるべく連絡を取って共鳴場を保持するよう促すのだ。それで自律的な遊びのコミュニティが出来れば、その人たちは長く楽しみながら使い続けられるし、シンクロ体験も加速して、『ドリームスペル』がこの地球に贈り届けられた理由を、自ら体感することにもなる。

「シンクロが沢山感じられるようになると、何がトクなんですか?」という、現世利益的な問いにあえて答えるとすれば、「毎日が楽しみと驚きで満たされる」「人の意見に振り回されず、自分自身でサイン(お告げ)を読んで進めるようになる」「天地自然と繋がっている感覚を深められる」「世界観が大きく変わる」等であろうか。

結局、臨死体験であろうがシンクロ体験であろうが、外部からあれこれ調査し想像しているうちは何も分からないものだ。逆に、体験さえしてしまえば、無駄に「お勉強」する必要も無くなるし、宇宙(自然)由来の智慧か、そうで無いものかも見分けられるようになる。そこで、私は体験自体を促すやり方を開発することで、『ドリームスペル(13の月の暦)』の本質も速やかに理解してもらえるのではないかと考え続け、実験し続けて来た。

暦のことを知らなくても、その目指す世界を直に体験してもらうには、普遍的な原理を活用すれば良い。そこで生まれたのが「シンクロプレゼン・ラボ」というやり方である。その手法自体は、暦クラスの中でも常々伝え続けて来たものだが、実際には暦情報を抜きにしても使えるものである。このシンプルかつ効果的な手法に対して疑いを持てる健全な心の持ち主は、実際にご自分で実験してみて頂ければと思う。別に私のクラスに参加しなくても実験は出来る。

もっとも、このクラスでは、最新の発見をシェアする予定なので、サイトに書いてある手順だけを行う訳ではない。その時々のメンバーに応じて、暦の話をすることもあれば、全く別なアプローチで進めることもあると思う。だから「ラボ」なのだ。進化(変化)し続けている宇宙において、実験は無限に可能である。この惑星に、未知の領域を探求しようとする冒険者の魂を持つ者が存在する限り、偽りの資格保持者がどんなにはびこっても、真実の道が失われることは無いだろう。

11/22(土)KIN128「シンクロプレゼン・ラボ
12/14(日)KIN150「13の月の暦レクチャー」横浜ナディア
12/23(祝)KIN159「銀河シンクロ教室
スポンサーサイト



蒼天の満月と完全数

2013年09月26日 17:40

■電気の月7日(G9/26)KIN226 白い倍音の世界の橋渡し(by D)

中秋(陰暦8月15日)と満月が重なったG9/19は、『13の月の暦』の365日暦で月の月最終日の28日、260日暦も紋章コード番号が最大数19となる「青いスペクトルの嵐」の日だった。剣武天真流蒼天支部道場の最初の稽古をこの日に決めたのは、会場や曜日の関係からで、特に満月や「蒼」を意識したものではなかったが、朝から道場の始まりを祝福してもらっているかのようなシンクロがあった。
ジョジョベラ 
新刊『霊性のアート 心の豊かさを育む技』の見本と『JOJOVELLER 完全限定版』が、完全に同期して届いたのだ!かねてからジョジョファンを公言している私は、新著の中でも大きな影響を受けたマンガとしてそのことを書いているだけでなく、オマージュとして〈「水からの伝言」の波紋〉〈もうひとつの奇妙な身体〉などの章タイトルも付けさせて頂いた。

一方、『JOJOVELLER 完全限定版』は期間限定で申込みが受付けられていたジョジョファン垂涎の宝箱(画集&データブック等)で、私達は荒木先生の誕生日(G6/7)に合わせて発注をしていたが、いつ頃完成していつ頃届くのかは明確にされていなかった。それが全く同じ日の同じ時間の宅配便で届いたのだから、これ以上嬉しいことは無い。朝から、それだけでハイテンションになってしまった。

しかも、伝票によれば『JOJOVELLER』の注文受付日は、『霊性のアート』の「あとがき」を書いたG6/8(編集の天野さんの誕生日=安倍首相の誕生日から260日)となっている。拙著も、色々あって出版までに思いがけず時間を要したが、こうしてみると、結局、いつものように完璧なタイミングで完成したと思える。

ついでに書いておきたいのが新刊の奥付のこと。編集の天野照久さんの配慮で、実はこれまでの本も1週間くらいの範囲から発刊日を選ばせて頂いていたのだが、今回もわがまま言って、自分の62回目の銀河の誕生日に当たるKIN241(G10/11)にして頂いた。ちょうど62回目の伊勢式年遷宮の直後だし、その遷御は内宮が10/2(KIN232)、外宮が10/5(KIN235)。

ということは、発刊日は内宮遷御から9日、外宮遷御から6日のタイミングになる。『13の月の暦』で3番目の月ということも考えれば、369という天照大神の数霊がここに登場する。やはり完璧なタイミングだ。ちなみに、これを調べていて、もう1つの極めて重要な儀式である「心御柱奉建」は、内宮が昨日25日(KIN225)、外宮は明日27日(KIN227)と知った。なるほど、だから内宮本殿の空撮が昨日許されたのだ。

最初の出版記念セミナーが京都で開催された9/22(KIN222)のことは、また別項で改めて書きたいと思うが、その日、達人時空のサーファー吉田さんが、FBでアイスマンの事を書いて下さっていた。『ドリームスペル』の創世記とリアルにリンクするアイスマンのことは、以前にも何度かこのブログで触れて来たが(エクスカリバーとの繋がりなど)、発見されたのが1991年9月19日(赤い月の月)だったのは、すっかり忘れていた。

つまり、アイスマン発見からピッタリ22年後の「赤い月のウェイブスペル」の11日目(=解放の日)に『霊性のアート』が到着し、蒼天道場がスタートしたということになる。「赤い月」は「普遍的な水」を意味する紋章だから、水の結晶のイメージが表紙を飾る『霊性のアート』や、水のように流麗に動く剣武天真流の支部道場開始にもピッタリなタイミングだ。また、エクスカリバーの解放は、確かに「銀河の同期」と共に生じているのを感じる。

同日、アルケミスト教室生の丸山さん(KIN22)が、フィレンツェのグッチ・ショールームでジョジョの原画展が開かれたという新聞記事を送って下さった。実は、その前日にも、同じくアルケミスト生の尾崎さん(KIN78)が書の教室にその記事を持って来て下さっていたのだから面白い。

ところで、大変興味深いことに、満月の夜、『霊性のアート』にも剣山の話題でご登場いただいている「青い月の夜(KIN223)」の安倍昭恵さんが、イタリア大使公邸を訪れたことをFBで報告されていた。何と、そこには支倉常長の肖像画と共に映る昭恵さんの姿があった。支倉常長と言えば伊達藩(仙台)の家臣。荒木氏の出身地と完全にシンクロしている。

イタリアと仙台(伊達藩)とジョジョ、そして剣武と霊性のアートが美しく同期した蒼天の満月は、月の月(=2番目の月)28日。2番目の完全数が28だと知ったのは、その3日後の3の月3日(KIN222)、つまり『霊性のアート』の最初の出版記念セミナーの日のことだった。

今週末の9/29(赤い銀河の月)には、横浜ナディアで『霊性のアート』出版記念セミナーがある。スピリチュアル(霊性)と身体性の関連について、これまでに無い視点を提供している本書は、例えばヨガなどをされている方にとって、かなり有用であると思う。形だけでない本質を求めたい方に特に読んで頂きたい一冊。

肥田翁を偲ぶ

2008年08月28日 03:21

月の月6日 (G8/28) KIN192  黄色い惑星の人 (by D)

磁気の月28日(G8/22)。目が覚めると、外はすっかり明るくなっていた。テラスでモーニングコーヒーを頂いてから、朝の体操をしに、お散歩がてら大室山の麓にある「さくらの里」へと向かった。途中、シャボテン公園から抜け出して来たと思われる孔雀に会ったりしながら、緑溢れる広場でいつもの運動を開始。大室山に向かって思い切り声を出しながら行う胸開きは、ことのほか気持ちが良かった。

朝食を済ませて一休みし、松本さんご指導の下、ランチ用のカレーの仕込みを行う。弟子入りさせてもらった気分で何だか嬉しい。準備が終った辺りでちょうど天気が良くなってきたので、近場にドライブに行く事になった。実は、前日出掛け(玄関を出る5分前位)に、ふと閃いて、八幡野の八幡来宮神社の資料をプリントアウトして来ていたのだが、ちょうど松本さん達もまだ行った事が無いという話だったので、「是非、一緒にお参りしましょう」という事になったのだ。

この神社、実は、肥田式強健術で知られる肥田春充翁ゆかりの場所で、すぐ近くには、翁がその後半生を過ごされた旧肥田邸跡もある。随分前に、伊豆で新体道の合宿があった帰りにも、数名の稽古仲間と共に立ち寄った事があり、伊豆高原の駅から割と近かった記憶があったのと、最近の恭さんのブログに、八幡野港の花火大会について書かれていた記事があったりしたので、チャンスがあれば訪れたいなとは思っていた。だが、こうして訪ねられる日が、翁の銀河の誕生日、KIN186(4・世界の橋渡し)とぴったりシンクロするとまでは思っていなかった。色々な調整の後で決まった日程だったし、場合によっては、前日訪れていても良かったのだから。

私が肥田翁の事を知ったのは、確か高校生の頃で(そう思うと前日の日航機シンクロともリンクしているのかもしれない)、甲野善紀氏の『表の体育・裏の体育』や、壮神社から出た復刻版の『聖中心道肥田式強健術』などを手に入れて読み込み、自己流ながら実践も続けて来た(実は今も、簡易強健術のひとつの型を、朝の体操に取り入れていたりする)。だから、私にとって、翁の著書に度々登場するその神社に参拝する事は、他のメンバー以上に特別な意味があったのだ。それが、期せずして、KIN186にもシンクロしているのだから何かの導きを感じずにはいられない(少し前に「橋渡し」というタイトルで書いた記事に松本さんが登場する事も含め)。

殆ど迷う事無く到着した神社は、駐車場も整備されていて、以前来た時よりも若干開けた印象だったが、一歩境内に踏み入ると、うっそうとした原生林に囲まれた幽玄な世界が広がっていた。何本もの巨樹がつくる木陰で気温の上昇が抑えられているためか、昼間だというのに、ここだけヒグラシが鳴いているし、本殿まで続く苔むした幅の広い階段には、所々石灯篭や小さな社が建てられていて、玄妙な雰囲気を醸し出している。本殿前のご神木は、肥田翁の著書にも登場する見事な杉で、翁もこの杉を見上げていたのかと思うと感慨深い。真夏の強い陽射しが木漏れ日となって境内に優しく注ぎはじめると、いつしかヒグラシの声は消え、別なセミ達の合唱へと変わっていった。

yahata

境内横の坂道を登りきると、そこが旧肥田邸の跡地だ。強健術に触れた者にとっては、まさに聖地とも言える場所なのだが、かつての建物は既にそこには無く(大分前に火災で焼失している)、南国を思わせる植物達が勢い良く生い茂っているだけだった。素敵な里山風景が見られる場所に立ち寄ってから宿(お宅)に戻ると、ちょうどお腹も良い感じに空いて来たので、先に準備してあったサーモン・カレー(初めて食べたがこれがかなりイケる)&スイカをテラスで頂いた。ラヴィ・シャンカールの感動的な演奏の話や、政財界にはカーストとは全く別な階層が存在していて、非常に複雑な構造を持っていることなど、ディープ・インディアに通じるお二人からしか伺えないような話を、たっぷりと聞かせて頂けた。

ちなみに、松本さんの所では、「ベイビー・クリシュナ」という名前でインド更紗や雑貨の販売もされている(通販もあり)他、週末カフェ夏のリトリート、ヨガのワークショップ等も開催されているので、ご興味のある方は、是非、直接問い合わせてみて頂きたい。松本さんの写真作品をはじめとする、インド・チベット・アジア関係の書籍の充実度も、並の図書館の比ではない(肥田翁と交流のあった大川周明に関する本も見かけた)し、日本に居ながらにして、インドに行ったような気分になれる深い時間が、そこには流れている。

レジェンド・サーファー

2008年05月27日 01:25

■スペクトルの月25日(G5/26)  KIN98 白い共振の鏡 (byD

早く書きたいと思いながら、あっという間に一週間以上が経過してしまった。KIN88(G5/16)、家に届いていたパタゴニアのカタログを見て、私は衝撃を受けた。季刊発行のこのカタログには、毎度、驚かされてばかりいるが(自然と人が織り成す、あまりにも圧倒的で美しい写真で満たされているので)、今回は、何か別次元のものを見てしまった気がした。そこ(P35 )には、チューブ状に覆い被さる波の中を、実に軽々と、そして完全な調和感と共にボードに乗るあの伝説のサーファー、ジェリー・ロペスの姿があった。

静止画の中にあって尚、まるでその周囲だけ時間が止まっているかのような異次元的な佇まい。口元には微笑みをたたえ、指先は垂直に盛り上がった水の壁を優しく撫でているように見える。とんでもなく激しいエネルギーが渦巻いているはずなのに、心なしか波の方もほころんでいる印象を受ける。翌朝、もう一度、その写真を見て、私は「52才になったらサーフィンを始めよう」と唐突に思い立った。そして、「13の月の暦」での還暦にあたるその年までは、陸を極めようとも(笑)。KIN89のこの日は、ちょうどスペクトルの魔術のカメの日だったので、何かを解き放つのには、もってこいのタイミングだったのだ。

ちなみに、ジェリーの銀河の署名は、「青い銀河の夜」。実はその夜、待ちに待ったキース・ジャレットのコンサートがあったのだが(これについては後でLが書いてくれるそう)、最近は、それに向けて?キースの『The Melody at Night, With You』をかなり聞き込んでいたので、これもちょっとしたシンクロに感じられた。コンサート前に、パタゴニア渋谷店に足を伸ばし、2階のビデオコーナーを見ると、何と、そのジェリーの映像が流れているではないか!朝、写真を目にしながら「動画だとどんな感じなんだろう。見てみたいなー」と口にしていただけに、その驚きと喜びには表現しがたいものがあった。

もちろん、カタログと連動させて映像を流していたのだろうが、私が狂喜したのは、まさに、写真の彼の佇まいを説明してくれているような数々の名言が、そこで語られていたからなのだ。例えば、教えを請いに来た若いサーファーに向かって、「海に入ったらメディテーションをしろということ」「完全なリスペクトで波に向かうこと」「謙虚な姿勢で臨むこと」「流れに自分を委ねること」「このプロセスにエゴを入れ込まないこと」「ただ心を開いてパイプラインのパワーを自分の中に取り込みそれとひとつになるんだ」等と伝え、その若者が大会で優勝した時には、「今日、お前は自分自身をマスターしたはずだ。それこそが真の勝利なんだよ」なんて言うのだから、もうたまらない。

「波と自分がひとつになる」とか「波が笑ってるんだよ」というような表現は、まるで新体道や天真流滝行の体験談みたいだ。Lが試着をしている間、あまりに食い付いて見ていたせいか、店員さんが流されている映像についての説明をしてくれた。全4巻あるジェリーのヨガについてのDVDで、流れているのは、4巻目のロングインタビュー部分だと判明。他の巻は、殆どヨガのポーズだとの事だから、どうやら一番の核心部分(チューブを抜ける動画も見られたし)を、訪れたその場で見る事が出来たようだ。

帰宅後、その『YOGA Gerry Lopez Style VOL.4』 と、もう一本とても気 になった『ライフスタイル・オブ・ジェリー・ロペスをネットで注文。2日後に届いてから、また食い付くように見たが、彼がサーフィンを通じて到達した世界は、非常にスピリチュアルであると同時に、全ての人間にとって根本的で本質的なものが含まれているように思う。特に、ヨガの方にあるインタビューは、そのエッセンスが凝縮されているので、強くお薦めしたい。ジェリーのお陰で、本気でサーフィンをやってみたいと思うようになったが、時空の波乗りを続けている立場としては、その前にまず「時空のレジェンド・サーファー」と呼ばれる位にはなっておきたいものだ。

新年の光

2008年01月01日 11:22

律動の月20日(G1/1)  KIN213 赤い倍音の空歩く者 (by L)

HAPPY NEW YEAR!
2008年、皆さまにとって大いに喜びに満ちた一年になります!

元旦の朝、目覚めたら東の窓は光で一杯。本当に良いお天気でしたよね!
皆さんはどんな風に一年を始めましたか?

私たちは、光に導かれて起きたらすぐに河原へGO!(我家の裏口から河原入口までホンの数十秒。お部屋の延長のような氣がして、髪の毛が跳ねてても気にしな~い。)

今朝の暖かなお日さまを浴びながら、Dのかける号令で、新体道の「天真柔操(てんしんじゅうそう)」をスタートに、エクササイズや瞑想。心身をスッキリ目覚 めさせ、そして地球と太陽にご挨拶。広々した芝生で身体を伸び伸び動かすって、なんて気持ちが良いの!!今日はお正月。いつもお世話になっている二子玉川の広場(私たちにとっては大切な道場)に、お伊勢さんのお塩、お米、そしてお水を捧げました。今年もどうぞよろしくね。

それにしても新体道ってスバラシイ。といっても、私がしているのはホンのちょっぴりで、天真柔操と天真五相がベースのとても簡単なもの。それなのに毎日続けていると、明らかに人生の質、思考の領域が変わってくるように思う。それは、単に健康に良いとか、気分が良くなるとかだけではなく(もちろんそれだけでも充分に素晴らしいけど)、 それ以上の“何か”だ。ヨガチベット体操も良いけれど、魂の曇りを瞬間に吹き飛ばしてしまう新体道のエクササイズが私は好き。宇宙の一部としての自分を何の疑いも無く喜べるのだ。

そしてその喜びは、その人の外側にも現れてしまうのかも知れない。実際私は(自分で言うのは如何なものかと思うけど)、実年齢よりも かなり若く見られることが多く、何か秘密でも?と問われたりする。年齢云々のことは自分ではわからないけど、新体道のエクササイズによって、いつも光を食べているせいで、自分自身の状態が心身ともに高まり続けているのはわかる。だから、これが秘密の一つになっている可能性は十分あると思う。

最近の記事