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時空間の楽譜

2017年12月26日 22:57

律動の月14日 (G12/26) KIN217 赤い太陽の地球 (by D)

今日のお昼、行きつけの「Time&Space」に行くと、入り口に近い席に漫画家(タレント?)の蛭子能収さんがいて目が合ってしまったので、思わず「蛭子さん、こんにちは」と挨拶した。少し前に実家で「ぐるナイ」の「ゴチになります」というのを見ていて、蛭子さんが全額を支払うシーンを目にしていた関係で、最近会った気になっていたのかもしれない(笑)。

気になって調べてみると、その放映は12/14(KIN205)で、蛭子さんはゴチ第22戦のゲストだった事が判明。普段は全く見ない番組なのでゲストかどうかも知らなかったが、「13の月の暦」では今日が22週目の最終日。KIN22は、この暦の提唱者の一人ロイディーンの誕生KINでもあるから面白い数字シンクロだ。

そこで蛭子さんの誕生日を調べると、1947.10.21のKIN81(3・竜)。何と、今の私の「運命の道筋」とシンクロしている!1947年は2日前に出会った「死海写本」情報(これについては改めて書く予定)とも絡むし、長崎の天草出身というのも、同じく2日前に届いた『日本武術達人列伝』(本書の最後に青木先生が登場されている)の著者・長野峻也氏と重なる。私の中では、前夜Eテレで放映されていた『ソラリス』との繋がりも感じるのだが、キリがなくなるので本題に入ろう。 

TS外 

クリスマスに「13の月の暦 TIMESCORE」を共同制作しているみよこみよこさん(KIN101)から、来年どこかで展示会がやれたらいいねという話があり、今日、出掛けにLの閃きで「Time&Spaceに聞いてみよう」という事になった。日によって混み具合がまるで違うのだが、私達が訪れた時は、幸い蛭子さんと連れの方以外おらず、そのお二人もすぐに店を後にされたので、色々な事を一気に確認する事が出来た。

TS壁 TS中央 

詳細は時を見て改めてお知らせするが、2018年6月に「Time&Space」で「TimeScore展」を行う事はほぼ決まったので、速報としてここに書いておく。実は、この場所で「13の月の暦」関連の展示ができるのは、私達にとって大変感慨深い事なのだ。

何故なら、この地に「時間&空間」という名のこの店が生まれたのは2013.7.5(KIN143)で、『ドリームスペル 時間船地球2013の旅』を含む全銀河ツールの目標点だった2013.7.26(KIN164)「銀河の同期」の21日前の事。まさに「銀河連盟は静かにやって来る」を地で行く出来事であった。

ちなみに、その開店記念日は、現在6名いる「時のからだ塾」の塾生・近藤さんのカレンダーラウンドの日でもあった事が後に判明。KIN143だけでも凄い確率だが、カレンダーラウンドまで同じという事は、近藤さんとTime&Spaceは、365日暦で見ても260日暦で見ても「同じ時間的存在」という事になる。

振り返ると、この波は天皇誕生日の12/23(KIN214)に一つの発端があるように思える。この日、私は「調波と(コドン)」というタイトルで、特別バージョンの暦クラスを行なっていた。この日のサイ時間は、みよこみよこさんと同期するKIN101。参加者にはKIN143の近藤さんも含まれていた。

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世間に出回っている「マヤ暦絡みの情報」は、ほぼ全て『時間の法則の20の銘板』(以下「銘板」)という銀河ツールに由来を持つ。自分で情報の出所を調べない人は、こうした事実も知らずにデタラメな説明を無自覚に、そしておそらくは「自分は良いことをしている」と信じて流布しているが、「銘板」のマニュアルには以下のような一文がある。

”「普遍生命の書」の64のウル・ルーンとコドン・キーは、『経』の64のまったく新しい施し(体制)であり、それはちょうどドリームスペルやテレクトノンがマヤ暦の新しい施しであるのと同様である。”

つまり、『13の月の暦』にマヤ暦的解釈を混入したり、『銘板』に経の解釈を混入させるのは、全くの見当違いなのだ。誕生のプロセスを知るために古典を当たるのは良いが、そのツールが何を目的にしてどう使うものなのかを押さえておかないと、結局、本質を見失う事になる。

事実、『銘板』では、陽のを「時間」、陰のを「空間」として、その土台から新体制を構築しており、64の名前も意味も古典そのものとは直接的には関係が無い。ポイントは13:20のリズムを通じて、を特定の手続きで意識して行くところにこそあるのだ。

この「銘板」を16年に渡る実践期間の間、弛まずプレイし続けて来た私にとって、その総仕上げのタイミングに「Time(時間)&Space(空間)」という名のお店が自宅から至近距離に誕生した事は、それだけで十分すぎるほどのOKサインであったが、以降、週一以上のペースで通うようになるほど、感覚的にも響く場所になるとは思っていなかった。

また、みよこさんと共同制作している「13の月の暦」にTIMESCOREという名を付けた背景には、「銘板」の中に16枚あるスコア(総譜)が念頭にあったので、今回、そのTIMESCORE関連の展示をTime&Spaceで行えるのは、もう本当に望外の喜びなのだ。しかも、以下に示す通り、そのタイミングも完璧である事が後からわかった。

まず、T&S店主のSさんはG12/8生まれのKIN154(11・魔法使い)で、これは私達が結婚し二子玉川に越して来た時の年であり、先のポーランドの旅の初日でもある。現在のSさんの道筋はKIN199で、これは「銘板」が発表された「時間の法則に関する世界会議」が東京で開催された年である。

こよみ屋さんの『13の月の暦・手帳』(以下「手帳」)では、今日までの1週間はP114に掲載されているが、これはジョン・レノンの誕生KIN114とシンクロしており、ジョンが他界した1980.12.8(KIN214)はSさんの誕生日とシンクロし、そのKINは「調波と(コドン)」クラスを開催したG12/23ともシンクロしている。そして今日のサイ時間KIN104は、日本にこの暦の情報を紹介して下さった高橋徹さんの誕生KINだ。

さらに、展示予定期間は、2018.6.1(KIN114)〜6.30(KIN143)だから、ジョンで始まり、会場の誕生7銀河スピンの日に完了という事になる。ちなみに、KIN143はマイケル・ジャクソンの誕生KINでもあり、思いがけず出会った蛭子さんの現在の道筋はKIN151で、『ドリームスペル』の配布受付開始日でもあった。

きっかけとなったメールからたった2日で決まった話の中に、これだけのシンクロが詰まっていたら、もはや見えざる次元からの銀河的な指令として受け止めるしかないだろう。計画は「13の月の暦」の6月(律動の月)、実施はグレゴリオ暦の6月。

「完全数」の「6」についてFB「水晶の円卓」で書いたのは、明日のKIN218「神殿瞑想」に絡めての事だったが、ここでもやはり「6」が来ていて、Time&Spaceから多摩堤通り経由で帰宅する僅かな距離の間に、11-66,66-66,666というナンバーの車を続けて見た時には「もう十分です」という気分になっていた。


追伸:『20の銘板』の裏面にスコア(総譜)があり、表面にはクロノグラフがある。そのクロノグラフの数え方を続けた場合、今月はKIN6(6・橋渡し)に対応する。6・橋渡しは6•6と書ける。
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マヤ暦と易経

2017年09月04日 23:00

月の月13日 (G9/4) KIN104 黄色い宇宙の種 (by D)

マヤ暦ツォルキン)」と「」とを関連付けて述べた最初の本は、私の知る範囲では、「13の月の暦」提唱者の一人、ホゼ・アグエイアス博士による『Earth Ascending(アース・アセンディング)』ではないかと思う。もし、1984年初版の本書よりも前に、そうした文献があるのをご存知の方は、是非、ご教示いただければと思う。

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その3年後の1987年に発表された『マヤン・ファクター』では、を「顕現物としての生命体」に関与する「遺伝子コード」の象徴として、ツォルキンを「光体」に関与する「銀河コード」の象徴と見なして、論を展開している。つまり、ホゼは、マヤ暦に関する本を世に問うた初期の段階から、常に「」との関係について言及して来ているのである。

MF.jpg ★私が持っているのはこのVOICE版

そうした長年の研究の成果が一つの形として結実したのが、銀河文化ツールの一つ『時間の法則の20の銘板』である。1997年に東京(会場:倫理研究所)で行われた「時間の法則に関する世界会議」で公式発表されたこのツールは、1987年の時点ではまだ形に成りきっていなかった『13の月の暦(ドリームスペル)』と「」を結びつけた具体的なプログラムで、2013年までの16年間が実践期間とされた。

その概要は、パン・ジャパン・ライブラリーの中で、アグエイアス夫妻による解説が公開されているので、誰でも知る事ができる。また、私はその日本語版の制作世話人代表を引き受けた事もあって、16年の間、実際に日々実践を試み、その内容と本質については、知識的にも体験的にもある程度理解しているつもりである。

今回、このテーマでブログを書こうと思ったのは、そうした背景を隠したまま、あるいは全く知らないまま、マヤ暦占い(鑑定)のオプションとして、の情報も使っている人々がいるらしい事を耳にしたからである。また、それをきっかけに、私自身が、曖昧な理解をしていた点について、明らかにする事が出来たからである。

占いや鑑定を含め、他者へのアドバイス的な用いられ方がなされている巷の「マヤ暦」と、「13の月の暦」との関係については、既に「【13の月の暦】の大基本」に整理してあるので、基礎的な事を知らない方はまずそちらを先に読んで頂くとして、ここでは「易の卦」との絡みに絞って情報を整理してみる事にする。

占い鑑定系の人々(特に各団体の親玉に当たる連中)が参照していると思われる情報ソースは、出版時期から推察して、ほぼ『マヤン・カレンダー』(高橋徹著/VOICE)と見て間違いないだろう。書籍の初版発刊年は、情報の出所を検討する際、最低限確認しておくべきポイントの一つだ。

著者の高橋徹さんは、上記『マヤン・ファクター』やパン・ジャパン・ライブラリーにUPされている膨大な資料の翻訳だけでなく、アグエイアス夫妻来日時の通訳なども務められた方で、夫妻と深く交流し、彼らの情報の本質と重要性をいち早く理解して、日本に紹介して下さった恩人にして先駆者である。

さて、『マヤン・カレンダー』は、大きく分けて3度、同じ出版社から出されている(ここではポイントが拡散しすぎないよう高橋いづみさんの『マヤン・カレンダー2』については触れない事にする)。そこで、以下、1994年発刊のものを「初版」、2000年発刊のものを「新装増補版」、2006年発刊のものを「2012」と記述する事にする。

MC_20170904224321083.jpg MCN.jpg ★左が「初版」右が「新装増補版」

「初版」と「新装増補版」は、冒頭の解説部分を除くと、前半は365日暦、後半は260日(ツォルキン)について、日毎のメッセージや解釈例が書かれている。今回、注目すべきは、後半の260日暦のパートで、その中でも特に、各ページの一番上に記されている調波(4日単位)毎のメッセージ(一文)についてだ。

「新装増補版」では、その33ページに徹さんご自身が書かれている通り、アグエイアス夫妻の研究に従った形で、「易の卦」がそれぞれの調波に割り当てられている。より具体的に書けば、それは上記『時間の法則の20の銘板』の「先天図」に依拠するものである。

この事は、出版時(2000年)から把握していたが、「初版」には、特に「易の卦」についての説明は無く、また「卦の番号」も記されていなかったので、私は最近まで、それが「易の卦」に由来しているものなのかどうかも、実は分かっていなかったのだ。そこで、これを機に、直接、高橋徹さんに尋ねてみる事にした。以下は、その回答からの抜粋である。


”33ページに「筆者独自」と書きましたが、『マヤン・カレンダー』初版の時点では、当時、私なりに考えた対応に基づきました。非常に単純な対応関係で、調波1から32までは、易の卦の番号の1、3、5、……という具合に順番に奇数を対応させ、逆に調波64から34まで戻る順番では、易の卦の番号の2、4、6、……という具合に偶数を対応させるという方式です。”


つまり、「新装増補版」P33に、「初版」時も「易の卦」に対応させていた事がきちんと書かれていたのに、私がそれを見逃していただけだったのである(ただし「初版」での配列法則まで知っている方は非常に限られていると思う)。こういう事が判明した時には、直に修正するよう心がけているが、私も結構いい加減なところがあるので、このブログに書かれている事も、最終的には、皆さん自身で確認して頂きたいのである。

さて、実際に「初版」と「新装増補版」を比較してみると、確かに同じ「卦の番号」に相当する所には同じ文章が入っている事が確認できた。法則が分からないと、同じものが並べ替えられているだけなのに、「易」由来なのかどうかも分からなくなってしまうのだから不思議だ。「順番」や「配列」というものの妙を、改めて考えるきっかけを頂いた気がする。

ちなみに「2012」にも、「新装増補版」と同じ(『20の銘板』に従った)順番で「易の卦」がツォルキン冒頭から4日毎対応するよう並べられているが、こちらは、ツォルキン自体が、ドリームスペル(13の月の暦)バージョンから、古代マヤ暦バージョンに差し替えられている点が大きく異なる(古代マヤ暦とドリームスペルの違いについては「【13の月の暦】の大基本」参照のこと)。

mc12.jpg 

なぜ、徹さんがそのようにされたのかは「2012」に詳しく書かれているので、関心のある方は、そちらに直接当たって頂くとして、ここでは、その中から、私が強いインパクトを受けた一文を「2012」のP51から引用してみたいと思う。


”「今さらこのような日々の解釈には意味がない、自分がその日をどうとらえるかが大切なのだ」ということを読者にも体験してもらいたいのです。その意味で、本書はわれわれが本道に立ち返り、ツォルキンの本質をきわめることを促す「捨石」です。”


かなり過激な文章だが、「初版」からずっと訴えて来られたのにも関わらず、そこはスルーして、日々のメッセージの方ばかりにくっついてしまう読者に対する訴えの気持ち、そして混乱を招いた一因を作った(と徹さんが思われている)事に対する責任の気持ちが、強く表れているように思えるのである。実際、徹さんは、「初版」でも「新装増補版」でも、きちんと以下のような注意書きを入れて来られたのである。


「初版」より
・どんな答も本書の中にはなく、それは常に生きているあなたの中にあります。(P22)
・ポイントは個々の内容や表現にあるというより、日々の時間を構成している全体の構造やしくみにあるのです。(P204)

「新装増補版」より
・「ツォルキン」の260項目の内容は、1994年時点で筆者が試みた日付の解釈の一例です。この解釈は、筆者の個人的なものであり、人の性格やその日の「意味」を特定するものではありません。(P6)


当然、これらはツォルキンそのものだけではなく、それと連動する形で掲載されている「易の卦」にも通じるものなので、「ポイントは全体の構造やしくみにある」という考え方を無視して、個々の卦の意味解釈に走ったり、それが自分の体験とマッチしているかどうかを論じても、殆ど意味は無いのである。

割と最近になって私が気付いたのは、「確定したブループリントのような情報がどこかに存在していて、それを読み取る」という発想を、無意識レベルで強くしている人ほど、「13の月の暦」の本質が分からなかったり、難しいと感じたりするケースが多いようだ、という事。

確かに、洋の東西を問わず、「暦」と絡む占いには「決まっている運命」を読み取り、読み解くという発想が少なからずあるので、「暦」というだけで無意識レベルからそういう受け止め方をしてしまうのも、ある意味、仕方の無い事だとは思う。だが、最初に「全く異なる発想で生み出されたもの」という事が理解できていれば、「運命論的占いシステム」に改変された偽マヤ暦に引っかかったりする事はやはり無いのだ。

以上、「易」と「マヤ暦」に関する情報の出所と背景を整理してみたが、それらの関係性を真摯に探求されている方にとって、少しでも参考になれば幸いである。

最後になってしまったが、今日、KIN104(13・種)は、文中に登場いただいた高橋徹さんの銀河の誕生日。このブログ記事がお祝いに相応しいかどうかは、かなり疑問だが(笑)、私が「13の月の暦」に出会い、「易」との関係について考察することができたのも、徹さんがいらして下さったからこそ。

心から感謝しつつ、83回目の銀河のお誕生日を、お祝い申し上げます。

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