太陽意識の時代

2011年10月27日 23:30

■自己存在の月10日(G10/27)KIN47 青い銀河の手(byD) 

一昨日、『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』の翻訳者である白川さんから連絡があり、27日朝の「とくダネ!」という番組に、著者のコールマン氏が登場するらしいことを教えて下さった。そんな訳で、今朝は珍しいことに1時間半近くテレビを垂れ流し状態にしていたのだが、お陰で意外な収穫があった。今ひとつ要点が分かっていなかったTPPについて、京大准教授の中野剛志氏が実に明快な説明をして下さっていたのだ。

中野氏については全く予備知識が無かったのだが、最初のコメントと雰囲気だけで「お、この人は生放送で勝負をかけているな」という印象を受けて、ちょっと真剣に話を聞いてみようという気持ちになった。その読み通り、以降、番組側の用意した「TPP肯定派資料」に対して、いちいち鋭い指摘を続けて、「TPPとは米国の都合で作られた押しつけ策のひとつで、日本には殆どメリットが無いばかりか、長期的に見ると非常に危険なものだ」ということがはっきりした。

私は、テレビ番組ひとつだけで何かを判断することはしない方だが、今回の場合は、番組の作り方と出演者達の反応、そして論旨の一貫性から「中野氏の訴えが実情に近い」と判断して良いと思えた。コメント時の中野氏の様子は殆ど悪態とも言えるものだったが、それだって「TPP肯定ありきの番組作り」に対する強い抗議の姿勢と考えると辻褄が合う。いいもの見させてもらったと思う。

さて、肝心のコールマン氏については「世界は滅亡しません。経済が崩壊します。信じないと苦しいことになります」と、非常に短く電話コメントしただけで終わり。もちろん、テレビ画面一杯に邦訳書を映し出してくれたことで、白川さんや私の名前もはっきり読み取る事ができたし、アマゾンのランキングも急激にUPしていたが、内容的には殆ど「時間の埋め合わせ」みたいなものだった。

しかし、そもそもコールマン氏の主張は、上記の電話のコメントに集約されてしまうという側面もある。確かに、東経12度を軸に東西の歴史の動きを細かく検証したところや、明日10/28を宇宙の霊的進化の完了ポイントと見なしてマトリックスを組み立て、かなり正確に未来予測をして来た点は評価できるが、ローカルな暦であるマヤ暦を世界史と結びつけて見る手法や、マヤ長期暦の完了とシンクロして(政治や経済の)現行システムが崩壊するという主張は、ホゼ・アグエイアス氏の二番煎じに過ぎない。

それと、コールマン・マトリックス(コルマンインデックス)は、世界経済が崩壊の流れへと入って行くタイミングを予測するのにはそれなりに有用だとしても、それを知っていることで何か実生活に役立つのかと言えば、あまりそういう側面があるとは思えない。株や為替の動き、財産や食糧のストック方法が気になる人にとってはまた違うのかもしれないが、少なくとも、この260日ほど宇宙地下世界の動きと自分の状況を観察して来た限りでは、その有用性は分からなかった(『マヤのリズム』には新旧地下世界の比較表も掲載してある)。

マヤ暦解釈論でも陰謀論でも良いのだが、私は「それを知って具体的に何が出来るのか」「生きる上でどういう場面に応用できるのか」という点にしか興味が無いので、自ずと「ただ騒ぎ立てているだけ」の情報には興味を失うようになる。一方で、『13の月の暦』(ドリームスペル暦)を15年使って来て未だに飽きないのは、その本質(自律性、包括性、創造性、美と自由さ)を知れば知るほど、日々が活き活きとして来るだけでなく、どんな場面でも役立つという実感があるからだと思う。

もし、私がこの暦を使い続けて来なければ、上記TPPの件にしても、原発と放射線の話にしても、誰がより真実に近いことを述べているのか、誰がどういう意図で情報を発信しているのかについて、今ほどはっきりとは見分けられなかったと思う。そう思うと、これからの時代、ますます『13の月の暦』はその意義を持つような気がする。

なぜなら、それは生きて行く上でどんな場面にも役立つ根本的な「知恵」を育んでくれるものであり(正しい使い方をしていればの話だが)、2011年とか2012年までと言った期限付きで意味を持つものではないからだ。ちょうど11/6(日)には「13の月の暦」情報の全ての源と言える「ドリームスペル」について、11/23(祝)には初心者向けの講座もあるので、興味のある方はこちらをご覧頂ければと思う。

ちなみに、コールマン氏は、明後日以降について3つの可能性を示唆している。詳しくはご本人のサイトなり翻訳している方のサイトなりに行ってみて頂ければと思うが、氏の検証姿勢や研究には深い敬意を抱いている私でも、このタイミングでそれはちょっとカッコ悪いなー、と思えてしまう言い訳的な発言がなされている。まあ、人を騒がせる予言や予測をするだけして、その殆どが外れても一切責任を負わない人々に比べたら、ずっと誠意ある姿勢と言えるのかもしれない。

いずれにしても、明日10/28は、キチェ・マヤに伝わるツォルキンの数え方で「13・アハウ」(アハウは太陽の意で「13の月の暦」風に通し番号で言えばKIN260)という日であり、「13の月の暦」では「9・星(KIN48)」という日であるだけで、本来、それ以上にも以下にも意味は無い。ただ、このウェイブスペル(13暦に特有の用語で13日間の流れの意味)が「1・太陽(KIN40=マザーテレサの誕生KIN)」から始まっていて、当日が「黄色い太陽の星(KIN48)」という日になることと、キチェの方でもまさに「太陽の日」であることには、注目して良いのではないかと思う。

実際の太陽活動も活発で、「13の月の暦」で13週目(52日目)が完了した10/24(KIN44)には、非常に珍しいことに、米国南部までの広いエリアでオーロラが見られた。『時間の法則の20の銘板』では、ちょうどその日でオレンジのコドン(13週維持する易の卦)が完了し(それだけでなくプログラムの開始からちょうど5200日目でもあった)、翌25日(KIN45)からエメラルドグリーンのコドンが始まっている。オーロラもそれに合わせるかのように赤からグリーンのものが見られた。

また、2003年11月4日は、太陽観測史上最大のフレアが起こった日として知られているが、この日は、ダライ・ラマ法王14世(銀河の署名もKIN14)が初めて伊勢神宮内宮に参拝された日でもある。そのダライ・ラマ法王が再び来日されるのが、何とコールマン・マトリックスが完了した翌日の10/29(KIN49)である。日本の真の再生は、まず魂のレベルから起こるのではないだろうか。そしてそれは、太陽意識(普遍的な生命の火)と関係しているということを、これら一連の流れは示しているのではないだろうか。コールマン・マトリックスの完了は、経済システムの変容だけでなく、日本における霊的再生の始まりとも密接に関係しているのかもしれない。


※追記:「15」に関する個人的メモ。
10/19大阪行きのチケットを取った時に、のぞみ15号か209号かで珍しく迷った。結局209号(月の創世記)にしたら、何と席は15号車15番に。10/24の帰路、適当な時間にその場で取ったチケットは、のぞみ132号(月の人の復活)でこれまた15号車8番。よく考えたら、その日は「時間の法則の20の銘板」で15枚目の銘板の第1四半分が完了するタイミングだった。一方、チケットを取った翌日の10/20は、美智子皇后の喜寿=77(209ー132=77)のお誕生日で、銀河の署名はダライラマ法王に続くKIN15(青い月の鷲)なのだが、今年から1年はマザー・テレサの誕生KINであるKIN40「1・太陽」の道筋を歩まれることに気付いた。数年前、オリビア・ハッセーが主演した『マザー・テレサ』のプレミア試写会の時に、美智子皇后を間近で拝見したことが思い出された。

宇宙地下世界第13天界の開始

2011年10月11日 01:13

■電気の月21日 (G10/10) KIN30 白い自己存在の犬(by D)

マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』(以下、『1028』)が発刊されたのは、2009年の11月下旬。直後に著者のカール・コールマン氏が来日してワークショップが開かれたのだが、海外での反応と数年ズレる傾向がある日本ではまだ認知度が低かったようで、ここ1年くらいの騒ぎようからは想像もつかないくらい小じんまりとしたセミナーだった。しかし、そのお陰で私は、監修者として疑問に思っていたポイントの全てについて確認することができたのだから、感謝せねばなるまい。

ところで、日本での情報の伝わり方について感じるのは、「自分でルーツまで調べる人間は極端に少ない」ということだ。コールマン氏だけでなく、アグエイアス夫妻の提唱した「13の月の暦」についても言えるのは、二次情報やそれをさらに引用した三次、四次情報に触れる人はそれなりにいても、その情報が元々どこからやって来たのかまでを辿ろうとする人は限られている、という傾向が広く見受けられる。

人命に直結する原発事故のようなものですら、「本当の情報」が広く知られるまでには、かなりの時間を要するくらいだから、その他の情報など、いくら遅れていても、伝言ゲームでの末尾みたいにもはや原型をとどめていないような内容になっていても、(根源を見ようとしない人々にとっては)別に大した問題ではないのかもしれない。

それはさておき、コールマン・マトリックス(コルマン・インデックス)で「シフトが完了する日」とされている10月28日がいよいよ目前に迫って来た。本が出た頃は、まだ2年も先かと思っていたが、あっという間だった。その間、『1028』に示された「宇宙地下世界」の始まり(第1天界の開始=2/11)には、エジプトでムバラク大統領の退任があり、その後、改訂された「新・宇宙地下世界」の始まり(3/9)には、東日本大震災の前震(M7.3)があった。

私にとって、この2つのポイントの指摘は、過去、巷に出回ったあらゆる予言より、衝撃的だったが(他は殆ど全て後付けの解釈論に過ぎないからだ)、その後、『マヤのリズム』最終章に掲載した、新・旧宇宙地下世界の進行表を見ながら検討した限りでは、211や309ほどピンと来る現象を見出すことは出来ていない。ご本人が本の中で書いている通り、宇宙地下世界においては、一日のズレも無くピタリと一致しているのでない限りは、暦の影響とは見なせない。

実は、最終の第9層、第13天界も『1028』版では、昨日(10/9)から始まっている。確かにユーロ圏や米国では、予兆的なことが起きているようにも感じられるが、「ズバリそれ」というような出来事が生じているようには見えない。もっとも、改訂後の「新・宇宙地下世界」では、明日(10/11)からが第13天界(ラスト18日)の始まりなので、注目は明日の方かもしれない。

奇しくも明日は「13の月の暦」で第12週目=電気の月の4週目(コドン2「根源母体」)の始まりとシンクロしているだけでなく、サイ時間単位では、広島の原爆投下、そして1987年のハーモニック・コンバージェンス(その直後にブラックマンデーがあった)ともシンクロするKIN55である。日付はKIN31だが、ここからも55が導かれるし(5・猿=5・11→5×11=55)、31は10月28日を含む第14週のコドン31「心ひかれるもの」とも繋がっている。

キチェ・マヤのツォルキンでは「9・アクバル」。第7昼(第13天界)のスタートなのに、「9」も「アクバル」も、マヤの伝統では「夜や闇」と関係があるところが興味深い。そして、そこから18日(17日目)で、コールマン・マトリックスは完了し、キチェ・マヤのツォルキンは「13・アハウ」を迎える。ちなみに、「13の月の暦」では、その日は自己存在の月11日(411)、KIN48(9・星)という日付で、特に区切りの良いタイミングという訳でも無い。

そこで何が起きるのか、あるいは、その先はどういうことになって行くのかについてのコールマン氏の見解は『1028』を、また私の意見については『マヤのリズム』をご覧いただければと思うが、10/22に大阪で行う講演会では、明日から始まる第13天界の動向も見極めつつ、様々な形でマヤ情報に触れてきた私なりのヴィジョンを、より明確に示してみたいと思っている。もちろん、暦の見方、使い方の要点についてもお伝えする予定である。

エレニン彗星

2011年09月23日 00:11

電気の月3日 (G9/22) KIN12 黄色い水晶の人(by D)

マヤ暦絡みの話に多少詳しいと思われているからなのか、最近、何人かの人に続けて「エレニン彗星についてどう思うか」を聞かれた。私はその彗星の名を耳にした数ヶ月前に、ひと通り自分なりに調べて、「彗星も発見者も実在するが、巨大な質量を持つだとか大地震と関係がある等の話は、後付けでまことしやかに語られたもの」と判断し、以降、特に気にすることもなく過ごしている、と回答した。

その答えに拍子抜けしたようになったり、ホッと安堵の表情を見せたりする人々を見ていて心に浮かんでくるのは、「どうして自分でもう一歩踏み込んで調べないのだろう」という思いと、「私の話もまたそのまま鵜呑みにしてしまうのだろうか?」という疑問だ。必ずしもそうではないという前置きは必要だが、エレニンで騒いでいる人々は大抵、フォトンベルトとかジュセリーノ人工地震説なんかも好きだ。

いずれも、私にとってはもはや関心の無い話題なのだが(例えばジュセリーノについては4年近く前にこんな記事を書いている)、こういう話題で疑心暗鬼になって盛り上がる人々は、そのこと自体を趣味にしているようなところがあって、ほぼ同じパターンを繰り返しつつも、飽きる事がない。

もちろん陰謀論者の話にも一理はある。だからこそ、そういうコンテクストで抽出された物語とデータをズラーっと並べられてしまうと、途端に不安な気持ちになったり、つい納得してしまう人もいるのだろう。しかし、311以前に具体的な場所もタイミングも損害の規模も述べていなかった者に人工地震説(相手も手法も特定できているという主張)を持ち出されても、私は全く説得力を感じない。

闇の勢力が世界を支配し、コントロールしているとする陰謀論者も、記者クラブメディアの報道を信じて疑わない良識ある(ということになっている)テレビ新聞世代の人々も、ひとつの固定された文脈でしかモノが見られなくなっているという点では同じだ。ユダヤやイルミナティを「闇の勢力」とし、東電や電事連などを「悪の組織」と想定すれば、話は分かり易くなるが、実際のところはそれらをつぶしたところで何も解決はしないだろう。

私達が真に見つめるべきは、具体的な組織などではなく、各人の心の中にも浸透してくる(そして既にしている)12:60的働きそのものではないだろうか。私はその抽象的な働きを、新著の中で「モノ時間」と名付けたが、おそらくB・フラーが言う「権力構造(グランチ)」にも、同じようなニュアンスが込められているのではないかと思う。例えば、『宇宙エコロジー』P118には、以下のような解説がある。

【法的な装置として抽象的に存在する不可視なこの巨人の群れに対して、私はグランチ(GRUNCH)という言葉を発明した。現金と引き替えに全宇宙から富を奪う泥棒(GRoss UNivers Cash Heist)を表わすグランチ(GR-UN-C-H)は、一年間にアメリカ・ドルで一兆を越える配当金を株主に支払う。(中略)グランチを構成するのは、目に見えない巨大な帝国(これには放送電波と衛生が含まれる)の所有者たちが互いに結合した集合に加え、世界中にある18年も経過していない新しい超高層建築物が集合した都市のすべてと、古い都市を遠くから取り囲む工場と研究所、そしてたとえば台湾、韓国、マレーシア、香港そしてシンガポールなどの東洋に配置された産業のすべてを含むみえない巨大帝国である。】

1981年に書かれたこの文章が、今も新鮮にリアルに感じられるのは、フラーが遥か昔にコトの本質を見抜いていたからであり、同時に、今もってその仕組み(グランチ)が衰えないまま存在しているからである。上記を読めば、都市に住む私達もまた、グランチの微細なパーツのひとつとしての側面を持っていることが分かる。果てしない経済成長を前提とし、短期で収益を上げることを良しとする概念である「利息」を、当たり前のものと考えている間は、私達はグランチの無自覚な一末端構成員であり、環境破壊や人間の精神の破壊に、多少なりとも加担していることになる。

少々脱線してしまったが、ここに書いたことは「ものごとの本質を見抜く」「情報を統合的、包括的に見る」ということでリンクしている。実は「13の月の暦」は、本来、人が持っているこうした能力を回復させるためのツールであり、先の読めない未曾有の時代にこそ、役立つものなのである。

普段のクラスでもある程度そういう話はしているが、来月、大阪の「ホロンPBI」で行う講座では、特に、「これからの時代を生き抜くための暦の使い方と、情報の見分け方」についてお伝えする予定(※)。当然それはシンクロを日常化させるものであり、ブレない軸を自ら創り出すものでもある。マヤのリズムは、多次元的なレベルで途切れた回路を回復させるだけでなく、未知の領域を探求する際に必要になってくる感性も磨いてくれる。これは、この暦を実験的な姿勢で使い続けて来た私の、率直な感想である。

※10/2(日)の横浜ナディアでのテーマ別クラスでも、カール・コールマン氏の10月28日マヤ暦完了説と共に要点に触れる予定。

マヤ暦10月28日終了説

2011年08月23日 23:55

■月の月1日 (G8/23) KIN242 白い銀河の風 (by D)

昨日「不可思議探偵団」という番組で、またカール・コールマン氏の【マヤ暦2011年10月28日完了説】が紹介されたらしい。普段、テレビは殆ど見ないのにも関わらず、出張先のホテルでテレビをつけた瞬間に、『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』(カール・コールマン著)が映し出されてビックリした経験があるのと、その前にも一度、同じ番組で紹介されていたという話を耳にしているので、都合3度も紹介してくれたことになる。

監修者として関わった本が、広く世に知られるのはもちろん嬉しいのだが、その紹介のされ方については、素直に喜べないところがある。2012年自体、別にマヤ暦の終わりなどではないのに、ノストラダムスの時と同じような伝えられ方をしているし、番組では、そこに彗星の話やUFOの話まで混ぜ込んで2011年には終わるという話に仕立て上げられていた模様(番組のサイトを見ると)。

もちろん、賢明な視聴者は、単に視聴率稼ぎのアオり番組だということを理解して楽しんでいるのだと思うが、一部の人は結構真剣に心配していたりするから笑えないところもある。ノストラダムスや2000年問題の時もそうだったが、「人生これで終わりだ」と考えて、財産を使い果たしたり、山奥に逃げたりした人がいたことを忘れてはならない。

実際のコールマン説は、2011年で地球が終るとか人類が滅ぶみたいなことは言っていないし、宇宙人の話なども出てこない。今のデタラメな政治金融体制の崩壊は予測しているものの、それだって、よりまともで自律的なしくみが生まれ出てくるための、希望的なプロセスとして捉えられているのであって、世界が終わるなんてことは語られていない。

ところで、コールマン説が注目を浴びているのは、彼の予測が、これまでのところ、かなりの確度で的を射ているからだが、だからと言って、その説の全てが完璧かと言えば、もちろんそんな事はない。客観的に距離を置いてみれば、コールマン氏もかなり独善的な意見を持った在野のマヤ暦研究者の一人に過ぎないことが分かる(生物物理学の博士号はマヤ暦の研究とは何も関係がない)。

事実、「マヤ暦は宇宙の霊的な進化の行程表であって、天体運動とは基本的に関係がない」という、かなり突飛な説を、その持論の中心に置いているにも関わらず、タイミング良く現れたエレニン彗星(これももちろん天体である)については、上手に組み込んで解説しているし、そもそも10月28日という日付の導き方自体かなり疑問が残るやり方をしている。

という訳で、コールマン説の注目と共に、「2012年が2011年になった!」と焦る人、「よく分からないけどマヤ暦が恐い」と思う人、「それなら運勢も当たるんじゃないか?」と短絡的な発想をする人、色々あると思うが、そういう混乱時のために書かれた(つまりそういう情報をほぼ網羅して整理してある)本があるので、ここはひとつ強力に自己推薦しておきたいと思う。『マヤのリズム』を読めば、殆どの人はそれらのことについて、相当スッキリし、妙な話に踊らされることもなくなるだろう。

また、本を読むのはめんどくさいという方は、25(木)のロータスエイト(東日本橋)、あるいは27(土)、28(日)のチャクラ(大阪・南森町)に良い機会がある。特に大阪の27(土)は、そのことについて十分な時間をとって話す予定なので、是非ご活用いただければと思う。ちなみに、東日本橋の方は、「13の月の暦」についての内容なので、マヤ暦全般のことについてはQ&Aでのみ触れる予定。

予言の使い方

2011年03月16日 23:47

■太陽の月10日 (G3/16) KIN82 白い自己存在の風 (by D)

3/11(KIN77)に東日本大震災が起きてから、5日が過ぎた。改めて被災された皆様にお見舞い申し上げます。また、今も原発の事故現場で高濃度の放射線を浴びながら作業をされている皆様が、無事に(将来にも重篤な放射線障害が出ないような形で)帰還されることを祈ります。

さて、本の執筆が大幅に遅れていることもあって、ひと月前にエジプトの事を書いて以来、ブログの方は殆どLに任せきりで、私自身はツイッターで時々呟くだけに留めていた。しかし、「予言 2011」等で検索してここに来られる方が相当数に登っているようなので、その件について、ひと言書いておきたいと思う。

カール・コールマン氏の説を解説した『週刊SPA』の取材記事(正月号)で、私は宇宙地下世界の始まりに関わる2つのポイント、即ち2/11と3/8、9に注目ということを述べた。驚くべきことに、2/11には、一日のズレもなくムバラク大統領の退任(エジプト革命)という劇的な出来事が起きた訳だが、3月の方も、まさかこのような形とタイミングで、世界に影響を与えるような出来事が生じるとは、当の私も想像はしていなかった。

何しろ、今や東日本大震災の予震だったと言い切れる宮城県沖で生じたM7.2の地震は、まさに3/9に起きたのだ。巨大な地震や津波だけでも十分とんでもない出来事と言えるが、それに伴って今も進行している深刻な原発事故は、福島の周辺地域から太平洋にかけての生態系(海洋生物を通じて広く拡散する)、世界のエネルギー政策、そして世界経済全体に、今後さらなるダメージを与え続けることになるだろう。

そう考えると、コールマン・マトリックスにおける「宇宙地下世界(第9層)」の開始日は、どちらの説を採ったとしても、変化のポイントとして見事に的中していると言える。これまで登場した、あらゆるタイプの予測や予言の中で、ここまでの正確さを感じられるのは、かのバックミンスター・フラーの予見くらいしか思いつかない(証拠の乏しいものや、正確だとしてもごく狭い領域についてのものなら他にも散見されるが)。

ただ、ここで重要になって来るのは、この予測(コールマン氏に言わせれば宇宙計画)の活用の仕方だ。どのような予言、予測でも、ヒット率が低いものなら、いちいち相手にして解釈論に時間を費やすだけ無駄だと思うが、逆に正確であるのなら、当たったことを騒ぎ立てるよりも、その先にある見解にこそ注目すべきだろう。SPAの取材でも述べた通り、コールマン氏は、「宇宙地下世界」においては、既存のシステム(国家や利権構造)の崩壊を予測していると同時に、1人1人の神性と同等性の回復を伴う黄金時代の幕開けも予測している。

つまり、世界が滅ぶのではなく、利権絡みで固まったイビツな仕組みが滅ぶと予測しているのだ。より簡単に言えば、金と欲と暴力で回る時代が終わりを告げるという話だ。これは、コールマン氏に先立つ形で、アグエイアス夫妻(「13の月の暦」の提唱者)が伝えて来たヴィジョンそのものでもある。いずれにせよ、もし、コールマン氏の予測の正確さに驚き、「その先どうなるのか」に注目するのであれば、まさにこの結論部分にこそ目を向けるべきであろう。という訳で、投資や保身のためにマヤ暦を使おうとしても無駄である。

ところで、私は震災の前夜、『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』の翻訳をされた白川さんと、久しぶりメールで連絡をとっていた。その時点では、「コールマン氏は強情にも未だに3/9説にこだわっている」なんて書いていたのだが、今になってみると、「こだわるだけの事はあった」と素直に認めるしかないだろう。

実は、震災当日は、白川さんの銀河の誕生日「赤い水晶の地球」(KIN77)でもあった。「地球」の紋章は、マヤ暦での「カバン(大地、動き)」にも由来を持つので、起こった事象だけを見れば、まさにそこにシンクロしたと言えなくもないが、この出来事の本質は、「13の月の暦」としてのキーワードである「協力/捧げる/普遍化する」「舵取り/発展させる/共時性」にこそ見出せるのではないかと私は思っている。

せっかくなので、エジプト革命のあった2/11と、震災のあった3/11に関して、キチェ・マヤ族に伝わるマヤ暦と「13の月の暦」の情報を整理しておこう。2/11は、マヤ暦で「1イミシュ」(13暦でのKIN1=1・竜に相当)、13暦で「10・月(KIN49)」(マヤ暦での10ムルクに相当)。3/11は、マヤ暦で「3ムルク」(13暦でのKIN29=3・月に相当)、13暦で「12・地球(KIN77)」(マヤ暦での12カバン)に相当。どちらの日付も、どちらの暦で見ても「東」と結び付けられるという点に、注目しておきたい。

思いがけず長くなってしまったが、あと一つ、震災後に高橋徹さんから教えて頂いた情報をメモしておきたい。以前、「2011年と宇宙人」という記事で紹介した『平行的は知覚に忍び寄る技術』の著者ルハン・マトゥスが、自身のサイトで興味深い記述をしているのだ。その本のP102で「私は現段階で、情報の一部だけを回復できた。2011年という年が私に残っていたのだ。私は、これが何か重要なことが起こるときだと仮定している」と書いていたものには、実は日付があって、それは3/8だったらしいのだ。実際に、このことについて2月下旬にルハンが書いたのは、こちらのサイトの模様。
 
結局、UFOが登場した訳ではなかったが、宇宙地下世界のスタート(3/9)とはほぼシンクロしているので、こちらにも意識を向けておきたいとは思う。ただ、それ以前に、今も尚、身近な原発は危機的な流れの中にあり、たとえそれが黄金時代への変遷のプロセスだとしても、気の抜ける状況とは言い難い。その上、政府や東電の発表、およびNHKを始めとする主要メディアの情報は殆ど信頼できないものばかりで、実際、海外のメディアは、原子力資料情報室の会見の方を主に参考にしているように見受けられる。

そんな状況では、誰でも不安になるのは仕方が無いのかもしれないが、それでも、現地で被災し移動もままならない人々が大勢いるのに、自己保身のことばかり考えて、首都圏から脱出するだしないだと騒いでいる人々を見ると、とても嫌な気持ちにさせられる。おそらく彼らは、自らが行なっているそうした振る舞いの集積が、今の原発事故を引き起こしていることを理解していないのだろう。「自分だけ助かろう」というような発想をする人々が移動先で形成するコミュニティで、問題が消えることは有りえない。関西に逃げようが、海外に逃げようが、月や火星に逃げようが同じである。
 
包括的に見るとあまり辻褄が合っているようには思えない陰謀論を含め、様々な情報が錯綜しているが、今、どういう情報を発信しているかに注目して覚えておくと、人を見る目がかなり鍛えられるだろう。誰がデタラメを言っていて、誰が真っ当なことを言っているのか、原発関係の情報だけでも、既にはっきりしつつあるし、近いうちには誰の目にも明らかになるはずだ。かくいう私も、注意深く情報を読み取って、間違っていた時は直ちに修正して行きたいと思っている。

2012冬至まで3スピン

2010年11月01日 22:57

自己存在の月15日 (G11/1) KIN207 青い水晶の手 (by D)

今日は、2012年冬至(12/21)と同じKIN207(12・手)。これからツォルキンが3回巡る(260×3=780=火星会合周期)と、マヤ長期暦の長大なサイクル(約5125年=5200トゥン)が一巡りを終える。遺跡に残されている記録では、その日は、4・アハウ。「13の月の暦」の数え方で言えばKIN160となる。ちなみに古代マヤ暦では、KIN○○という言い方はしない。
 
そもそも、何故、冬至の日付にこのようなズレがあるのかと言えば、長期暦で採用されているツォルキンの数え方は、「13の月の暦」のものとは異なるからである。では、その伝統的な数え方では今日は4・アハウなのかというと、それもまた違う。今日は、その一日手前の3・カワクである。これは、グレゴリオ暦との対応を考慮しているかどうかと関係している・・・というような事を書き始めると長くなるので、その辺については、12/18(KIN254)の大阪のクラスで詳しくお話したいと思う。
 
ただ、「興味はあるけど大阪は遠いなー」という方に向けて、ちょっと先行案内しておくと、2011年〜2013年の話題を中心に、マヤ暦にまつわる諸々についてまとめた本を、来春出す予定がある。もっとも、本にしか書けない事もあれば、逆に、その時その場でしか生まれない話もあるので、何か感じるものがある方は、是非、大阪のクラスにも足を運んで頂ければ幸いである。
 
実は、こんなことを書いたのは、サボりがちな自分を追込むためでもある。「形」に関する自己存在の月の後半、そして「航行」という卦が対応する週、さらにはG暦11月という、異なるサイクルが同時に始まる今日、しかも、2012年の冬至ともシンクロするこの日から、私は新刊の原稿に取り掛かる予定を組んでいた。
 
しかし、資料探しをしているうちに、いつの間にか本棚整理で一日が終わってしまった。おかげで、2012年6月6日のヴィーナス・トランジットが、ほぼ銀河中心方向で起こるという資料を思いがけず見つけたりもしたが、あんまりのんびりしている訳にも行かないので、自分への戒めとしてこの記事を書かせてもらった次第である。
 
という訳で、新刊本に興味のある方は、時々、「その後、どうなってる?」とツッコミの一つも入れて欲しい。そうすれば、ちょっとは早く仕上がるかもしれない。

鳩山総理の260日

2010年06月03日 00:42

■水晶の月4日 (G6/2) KIN55 青い電気の鷲 (by D)

ひと巡りで260日を数えるツォルキンが、(13の月の暦での数え方で)広島原爆から91回(13×7)、ハーモニック・コンバージェンス(以下H・C)から32回巡ったタイミングに、鳩山総理が辞意を表明した。そういえば、総理に就任したのは何時だったろうかと手帳のメモを探ると、何とKIN56(G9/16)!つまり、総理就任日を含めピッタリ260日で総理の役を終えた(少なくともその意思をはっきり表明した)ことになる。それも、H・C(1987年8月16、17日)と対応するKIN55、56を軸に260日というところが何とも興味深い。
 
この260日という短い就任期間の成果について、「期待はずれだった」と感じる人は多いと思うが、それ以前の長期政権から引き継がれた数々の不始末(無責任に未来へと先送りされて来た事)や、マスメディアには流れない様々な角度からの見方を考慮すると、今の時点ではっきり言えるのは、以下の一点だけではないかと私は思う。即ち、戦後はじめて政権が変わった事で、長年の惰性的な流れの中で無意識化されていた多くの問題点が、国民1人1人の意識の中に改めて認識されることになった、という事である。
 
ところで、今回の件だけでなく、次の誕生日がコールマン・マトリックスの宇宙地下世界の開始(=キチェ・マヤのツォルキンの数え方で1・イミシュ)と重なることなど、260日という枠組みを通して見ると、鳩山総理には、ある種、見事としか言いようの無いタイミングの良さがあることに気付かされる(これは安倍元総理にも言えることだ)。そう思うと、世界が経済的にも軍事的にも緊張状態にある今、(それも「発動」コドンの週のド真ん中で)辞任するという行為にも、場合によっては、複雑に絡み合った日本や世界の情勢を、人知を越えた方法で調整するような働きがあるのかもしれない。いずれにしても、1スピンの間、色々とお疲れ様でした鳩山総理
 
※一つ前の記事に、グァテマラ(ドン・アレハンドロらキチェ・マヤの人々が多く暮らす国)で火山が噴火したことを書いたが、その2日後、今度は暴風雨が直撃し、さらにその2日後、今度は市内の交差点で、直径20m、深さ30〜60mもの穴が空いたという(3年前にも同じように街で巨大な穴が空いたニュースを見て驚いたが)。火と水と風と大地・・・伝説的に語られるマヤの予言が、短期間で再現されているように見えるのは私だけだろうか。

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