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見えない力

2010年07月15日 03:06

 ■宇宙の月18日 (G7/14) KIN97 赤い律動の地球(by D)

新月の日の朝、ワールドカップ決勝戦で、スペイン6番のイニエスタが決勝点を決めたとき、私は足元から頭の方へと何かが身体を突き抜けて行くのを感じた。リアルタイムで観ていた人がどれ位いたのかはわからないが、惑星地球におけるこの瞬間のエネルギーの高まりは、近年頻繁に呼びかけられるようになった世界同時○○みたいなスピ系イベントなどより、ずっと劇的なものだったのではないかと想像してしまう。

イニエスタは、得点後、アンダーウェアに書いてある何かを見せるようにユニホームをめくり上げた。単に興奮しただけかとも思ったが、現行のルールではイエローカードになる脱衣行為をわざわざしたのには、やはりそれなりの訳があったようだ。以下、7/12付の読売ネットニュースに出ていた記事から引用してみよう。

【下着の胸には手書きの「ダニ(ダニエルの愛称)・ハルケ、いつも一緒だ」。21歳以下の代表などで共にプレーし、昨年8月に26歳で急死した親友に「最高の機会に思いを伝えたかった」と試合後に明かし、「信じられない。すごく重要なゴールを挙げられるなんて」と感激をかみしめた。】

彼の背番号6番を、「13の月の暦」での「世界の橋渡し」のコード番号と見なすと、「死・等しくする・機会」というそのキーワードのエネルギーが、まさにその場に表現されているようで、非常に興味深く感じられる。また、最近『心の科学』という本を読み終えたばかりの私には、P285にあった以下のような記述との繋がりも意識せずにはいられなかった。

【「ママと私は一つ」のサブリミナル刺激を受けたイスラエルの高校生は、受けなかった生徒に比べて数学の成績がはるかに向上した。他の研究も、数学以外の分野、別の年齢層で、似たような認知力の向上を示している。「ママと私は一つ」の実験が示唆するのは、主観的な一体感・結びつきといった無意識の連想ネットワークを刺激することで、予想外の新しい能力を解放できることだ。解放される能力は、わかりやすい認知力から、微妙で複雑な自尊心・自己規律・楽観主義などの能力まで幅広い。】

Tシャツに書かれた文字は、もちろんサブリミナルではなく、はっきりと意識されていたものだが、その人にとって重要な誰かとの一体感、あるいは、より大いなるものとの繋がり感覚は、人の能力の解放(開花)に深く関与している可能性があると思う。実際、今回のW杯を見ていても、いわゆる「チームのまとまりが良い国」、よりスピリチュアルな表現をすれば「見えない力で深く結び付けられている国」が勝ち残った、という印象が強い。

優勝候補に挙げられていた国々が敗退する時は、大抵、イラつきからくる自滅(荒いプレーをしてイエローやレッドカードが出て退場になる等)というパターンが見受けられたし、前評判が酷かった日本があそこまで行けたのも、チーム全体の繋がり度(見えない力)がどんどん高くなって行ったからではないかと、私には思える。

そういえば、スペインの選手には、もう一つ興味深いエピソードがあった事を、チベット学者の石濱先生のブログで知った。「力は心の中にある」と題されたその記事には、背番号5番のプジョルがチベット・サポーターであることや、どのような経緯でチベット仏教に影響を受けるようになったのかが書かれている。誰にとっても役立つ素晴しい内容なので、是非リンクから飛んで一読されることをお薦めしたい。

プジョルの左手には「力は心の中にある。強きものは持ちこたえることができる」とチベット語で入れ墨がしてあるそうだが、それが「13番目の月」の「カメは存在を持ちこたえる」という言葉と見事にシンクロしているのも、見えない力の一側面(時間との一体感)を垣間見るようで興味深い。ところで、見えない力と言えば、W杯でもうひとつ「タコのお告げ」が話題になった。

ドイツの水族館にいるパウル君は、ドイツに関する7試合全てと、決勝でのスペインの勝利全8試合を見事に当てた。2年前の欧州選手権でも準決勝までの全てを当てたらしいが、「過去これだけ当てている」と鳴り物入りでメディアに登場しても、未来の事はてんで当たらない予言者が多い中(もともと後だしの人もいる位だから当り前なのだが)、これは見事な結果だと思う。

大体、過去や現在をどれだけ正確に言い当てるホンモノの(と思われる)直観能力者や占い師であっても、未来に関しては、精度がかなり落ちるのが普通で、おそらくこれは時空のしくみと関係があるのだと、私は考えている。だから、コールマン博士のマヤ暦解釈(コルマンインデックスと呼ぶ人もいるがご本人はコールマン・マトリックスとしている)がいかに優れていようと、未来に関しては参考程度にしておくのが健全な姿勢だと私は思うし、他の未来予測に関してもそれは同様だと考えている。

とはいえ、博士がG7/17、18に呼びかけているコンシャス・コンバージェンスなどの動きは、私達が進むべき方向性やイメージを豊かにしてくれる、意味あるものだとも思う。こうした動きの原点や由来については、過去記事に譲るとして、最新のより正確な情報は、博士ご本人の著書を出版しているVOICEのサイトに詳しく出ているので、そちらを参照されると良いだろう。勘違いしている人も多いようだが、このイベントに特に決まった形はない。また、上記の日付だけ何かすれば良いというものでもない。
 
もちろん、その日を意識的に過ごすことに意味が無いとは言わないが、そこをきっかけに波を生み出して行く事にこそ博士のメッセージの本意があることは、上記の情報や書籍から誰でも読み取ることが出来るはずだ。従って、基本は日々をどう生きるかという事に帰着する訳だが、私自身は、18日に【ドリームバンク】、31日には【新年スペシャル】を行うので、もし、一人で何かやるのは心細いと言う方は、コンシャス・コンバージェンスの波に乗るつもりで参加してみるのも、ひとつの手だろう。
 
ちなみに、W杯決勝に関しては、前日(7/11)の暦のクラスの中で、惑星ホロンの流れから「スペインの方が有利」と口に出していたし、その見方で、前回のワールドカップの勝者も当てていたので、興味のある方は、ドリームスペルのクラスにでもお越し頂ければと思う。ただ、これは本来の使い方とは全然関係ないので、ちょっとした小話としてお伝えする程度である。ということは、本質の面白さは、それどころではないという事でもある。何しろ「見えない力」を激しく活性化させるのが、本来のドリームスペルの役割なのだから。
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フィラデルフィア実験

2009年11月10日 23:46

自己存在月24日 (G11/10) KIN111 青い共振の猿 (by D)

「13の月の暦」で来年の元旦とシンクロするKIN109(G11/8)の朝、私は沢山の明晰夢を見て、それらを詳細に憶えた状態で目覚めた(Lも同様に5、6話分を憶えていた)。その中で、後に現実に繋がった出来事だけをここに記しておこう。ひとつは、鎌倉に向かって電車で移動しているシーン、もうひとつは、目覚める間際に「八重垣神社に行った?」と聞かれたシーンだ。

この日の横浜ナディアでの暦のクラスは、初心者クラスへの申込みが1名のみ。おそらく、過去に例が無い珍しいケースだったと思うが、もともとボランティア的なスタンスで行なっているので、参加者が1名でも20名でも私は構わないし、伝える内容に変わりもない。ただ、こういう時は、それなりに意味があるもので、大抵面白いシンクロに出会えるのだ。

私は普段、受講者がどこからいらしたのか等を聞く事は殆ど無いのだが、今回は、参加者名簿にあった電話番号を見て、「馴染みがあるのに思い出せない」という気持ち悪さに耐え切れず、思わず、どちらからですか?と聞いてしまった。すると、自分が通っていた高校の近くだったので、その事を伝えると、何と同じ県立鎌倉高校の後輩であることが判明。さらに、お名前にも私と同じ字が含まれていたり、朝の夢とも繋がっていたりと、やはり面白い事になっていた。

都合がついて、途中から参加されたナディアスタッフのIさんとも凄いシンクロがあった。間もなく発売されるコールマン博士の本についてのお話をした時、出掛けに見かけた最終原稿(監修者として関わらせていただいている関係で手元にあった)の奥付に、発行日が11月30日とあったのを思い出してふと口にすると、何と、その日はIさんのお誕生日だったのだ。しかも、お母様もその日がお誕生日なのだとか!だが、この日のシンクロはまだ続いた。テーマ別クラスに当日申込みがあったのだ。

Iさんらと入れ替わりでセミナールームに来られたのは、クリカのクラスにもよくお越し頂いているOさんだった。クラスへの参加希望はあったものの、お友達との先約があって今回は諦めていたところ、午前中にそのお友達から時間変更の電話が入って、急に来られるようになったのだとか。お馴染みの方(そして心理関係の専門家)という事もあって、予定したいたマヤ暦全体と「13の月の暦」「コールマン・マトリックス」についての話にとどまらず、高橋徹さんが翻訳された『平行的な知覚に忍び寄る技術』や、ロシアの精神科医による『ベロボディアの輪』などの話題も織り交ぜた、かなり深い話をする事が出来た。それらは、Oさんの現場での出来事とも見事に繋がっているという事だったので、やはり今回はこれが自然な流れだったのだろう。必要な情報は然るべき人の所にちゃんと届くことになっているようだ。

ところで、朝の夢に登場した八重垣神社、私は起き抜けでボーっとしていたのと、どこかで耳にした覚えがあっただけで、実在の神社なのかどうかも分からなくなっていたので、出掛けに気になってネットで調べていた。そして、それが出雲にある実在の神社で、最近Tちゃんからその話を聞いた事を思い出していたのだが、よく考えたら、そこにTちゃんと一緒に行ったのが、目の前にいるOさんだったのだ!朝の時点では、Oさんはクラスへの参加表明すらしていなかったのだから、何とも興味深いシンクロだ。

ちなみに、先に挙げた『平行的な知覚・・・・』という本は、あのカスタネダシリーズで知られるドン・ファン・マトゥスとも関係があり、そこで中心的に取り扱われているのは「夢見」である。私達は通常、夢と現実というように、顕在意識の方を中心にしてリアリティを分類しているが、彼らシャーマンの目から見れば、この現実(と私達が信じているもの)もまた夢見の一側面でしかない。そういう本を読んでいる最中に、こうした体験をしてしまう事が、その主張の正しさを私に感じさせる。
 
この驚くべき一日は、奇しくも「コールマン・マトリックス」では銀河地下世界「第6夜」の開始日でもあったし、銀河文化ツールの「時間の法則の20の銘板」では、コドン3「再出発」の週がスタートした日でもあった。 さらに10連続GAPや時間トンネルなど、様々な次元の扉が、 「これでもか」という位に開いている最中で、冒頭に書いた通り、来年の元旦ともシンクロしていた。それらが理由で、上記のような体験をしたのかどうかは定かではないが、とにかくこの日から何かが変化したように感じたのは確かだ。

そんな中、高橋徹さんとのメールのやり取りがあって、その関係で、今朝(KIN111=7・猿)『マヤの宇宙プロジェクトと失われた惑星』という本をパラパラとめくっていた。すると、Lの手書きのメモがふと目に入った。「フィラデルフィア実験」(1943年8月12日)という記述(P29)の欄外に、「7・猿」と書いてあるではないか!さらに、そこには1985年8月12日(10・竜)というメモまであった。8/12は私の誕生日であり、「7・猿」は私の反対のパートナー(26才の時に経験する道筋でもあるが、フィラデルフィア実験は生まれる26年前)である。そして、「10・竜」はLの反対のパートナーのKINで、1985年8月12日は日航機墜落事故の日付である。
 
Lに聞いてもどういう意図でそのメモを書いたのかは憶えていないようだったが、日航機の事故があったのは私が16の時だから、鎌倉高校でピカピカの一年生をやっていた頃である。そう思うと、KIN109の朝の夢や、ナディアでの出来事との繋がりも無視できなくなってくる。米海軍が行なったとされるフィラデルフィア実験は、都市伝説的な扱いを受けているようで、日付についても諸説あるようだが、私は、日航機事故との繋がりや、わざわざ「7・猿」の日(惑星ホロンでフィラデルフィアを含む日でもある)にそういうメモの入った本を見て、そのページを開いてしまうという現実の中に、何らかの真実性を感じてしまうのである。そして、この一連の体験が、リアリティに対する私の感覚をさらに変容させ、夢見の本質をさらに探ることを促しているようにも感じるのである。
 
軍事的な機密実験についてあれこれ勝手な想像を巡らせたり、都市伝説として片付けることで安心してみたりするのは人様の勝手だが、私はそういうことに時間を浪費するよりも、自分で直接取り組める実験を、この現実の中で続けて行きたいと思っている。暦を変えてみるのもその一つだと言えるだろう。

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