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共振の月22日 KIN138 白い銀河の鏡

2007年01月31日 23:39

「タイムトラベル中」(by L)

書の修了制作のため、楽毅と夏候玄と王羲之の生涯について調べている。これから「楽毅(諸葛孔明のあこがれの人物とも言われている)について、夏候玄が書いた論文(楽毅論)を、書聖・王羲之が現した作品」(←皆世代や役割が違っていて、ややこしいことこの上ない)を素材に修了作品を書き上げる。こんな事を明言する書家はあまりいないと思うけど、私はチャネって書く派。それが私の技術だ。なので、実際に書き始める前に彼らの事を深く知るため(舞台で言えば役作りの感じかな)、特に楽毅の生きざまを追いかけてタイムトラベルの真っ最中。紀元前の古代中国に行ったり来たり、頭の中には壮大な時空間が広がっちゃっている。私の書の世界に彼らのエネルギーを召還するつもり。

夕食の後、チャチャッとソフトをダウンロードし、台北に引っ越したばかりの友人と初スカイプ。(留守電に彼女からのメッセージが残されていたのだが、電話で話すよりスカイプしちゃおうという事になった。)すごいよねー、これ。実際に私がやっている事と言えば、パソコンの前にいてペラペラ喋ってるだけなのに、そこがいきなり2000キロ以上離れたところに住む友人との再会の場になっちゃうんだから。現実とイマジネーションの世界が溶け合うのって楽しい。それはいつも新しい世界の創出させるものだから。

KIN138 白い銀河の鏡
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共振の月15日 KIN131 青い磁気の猿

2007年01月24日 22:49

「多重シンクロのリアリティー」(by L)

TCVからニュースレター「メトック」が届いた。サッと目を通すと、巻末のドナー&サポーター欄に友人のクリスの名を発見!・・・クリス、私たちの知らない間に TCVに古着を送ってるなんて、やっぱ良いやつじゃん!と思っていたところに本人から電話!帰省先のドイツより戻ったばかりだという。しかも電話の内容が可笑しい。いきなり、「TCVに古着送りたいけど、沢山送っても大丈夫?」の相談。まるでクリスがメトックの中から飛び出して来たかのようだ。

もちろんドンドン送って良いに決まっている。でも、クリス前にも送ってるじゃない、今メトック読んでるから知ってるもんね。何で?・・・と問えば、彼(仕事は教育関係)が授業中に「エスケープ・オーバー・ザ・ヒマラヤ」のDVDを子供達に見せたところ、TCVに古着を送ろうという話が、子供達や父兄達の間で、それも学校規模で盛り上がっているそう。ハンパでない量になりそうだからと、送る前に意見を聞きたかったらしい。(そして私たちを喜ばせてくれようと思ったのかも。ダンケ!)

クリスの電話の後、何気なくTVをつけると「オーラの泉」オンエアー中。出演しているカワイイ女の子の顔を見て「えーと、この子は○×△だから結婚は31歳くらいになるのよ」と私が勝手話しだすと、TVの中ではその女の子が「結婚は何歳くらいか?」と江原さんに質問し始めた。すると「うん、結婚は30歳過ぎてからの方が良いの」と江原さんが答え、我が家のリビングではDが「ほぉ~」と相槌をうつ。意識を向けるものがすべてリアリティーに反映される。

KIN131 青い磁気の猿

共振の月15日 KIN131 青い磁気の猿

2007年01月24日 14:46

「気分はメキシカン」(by L)

(暦オタクな話題ですみません。思いっきり独り言モードに入ります。)
13の月の暦では、今日から第27週のスタート、一年の真ん中。KINも131、こちらもツォルキンのド真ん中。もちろんPCUも131。加えて神秘の7番目の柱の中心通過。ということで、ここのところ(特に私の誕生日の4・竜から)色んなサイクルが気持ちよく中心で響きまくっている。こんなに見事なシンクロは52年先まで起こらない。おまけに今回の神秘の7番目の柱のエンドは満月だ。美しい~!そして、今日から猿のウェイブスペル、猿の創世記の始まり。結婚記念日もここへの引っ越しも、そしてトーゼン私も猿。ついでに私たちが使っている某銀行ニコタマ支店の支店番号も131である。青の力が満ち満ちている感じ。なんてもんじゃなく炸裂!河原でもターコイズのカワセミが大暴れしてハンティングしていた。あんな光景は初めて目にした。私も勢いづいて、この数年温めて来たある事を電話一本でエイッと実行に移しました。ふー。・・・なわけで、今日はランチもメキシカン(←惑星ホロンにより)。

【NEWS! 】
★友人のマダムサチコさんのカフェ「プカプカ」、本日シェムリアップにオープン!(さすがはマダムサチコ、すごいタイミング!マンゴーかき氷、私も食べたい。)アンコールワットに行かれる方は是非!
★「特定非営利活動法人クリカ」のご案内のページをUPしました!

KIN131 青い磁気の猿

共振の月12日 KIN128 黄色いスペクトルの星

2007年01月21日 22:44

「イメージの矢を放つ」(by L)

二子玉川は今お祭り騒ぎ。スペシャル4DAYSのためとっても賑々しい。タマタカ、すごい引力だなあ~~~。まるで明治神宮の初詣みたいよ。かく言う私たちも、初日の朝一、Dのお気に入りのショップに直行して欲しいものを完璧ゲット。滞在時間わずか20分でお買物完了。でも、事前に目当ての品をリサーチとかしてた訳では全然ない。Dは、特殊能力としか思えないほど買物が上手い。無駄な動きや迷いの無い、見事な買いっぷりにいつも感心してしまう。まるで、出会い頭の獲物を一撃で射止めるかのよう。

彼に言わせれば、その技の秘密とはこうだ。実際にショップに行く時には、既に買物は終わっている。つまり、ショップに行ってから買物を始めるのでは遅く、事前に、自分が何を欲しているのかのイメージの矢を放っておく。あとは、ショップで獲物を受取り感謝するだけという感じらしい。なあるほど!(これって他の事にも応用効きそうね。)

一方、私は今欲しいもの全然無いのでハンティング意欲ゼロ。(私の愛するMax Mara大充実のソウルで、先月Tax freeのお買物三昧すませちゃったばかりなのよ。免税の上、気前良くクリスマスセール中。超ラッキーでした。そうでなくてもコート類は寒い町で買うに限るよね。これで、東京でもまだ買ってたら病気です。)地下に食材をのぞきに行くと有機野菜の大バーゲン中。ちょうど、ふろふき大根作ろうと思ってたのだ。スペシャル4DAYS、私の収穫は元気いっぱいのお大根なり!

KIN128 黄色いスペクトルの星

共振の月6日 KIN122 白い倍音の風

2007年01月15日 22:41

「私を励ますもの」(by L)

中国の古典13課題の臨書に取組んでいた最中、ずっと同じテンションを保つのは容易な事ではなかった。課題は全て、時代背景も異なれば作者も異なる。それぞれがその時代の美の頂点であり、それまでの常識を打ち破る前衛だ。そして、そこに横たわる時間は軽く1000年を越える。それらを実際に13日間で臨書(追体験)してみて予想外に骨の折れた事といえば、(一つ進む毎に難易度が上がるのは織込済みとして)一つの課題を終えて、その延長(経験)ですんなり次が書き進められることは無く、言葉や常識の通じない未知の世界に踏み込むように、次の課題にいつもマッサラな状態で一から向かわなければならなかったこと。ま、新鮮と言えば新鮮。毎日違う相手とデートを楽しむ様なもの(←疲れそう)かしら。結局の所、ずっと同じテンションを保つためには、どう気持ちを切り替えられるか、常にリセットしてそれまでの状態から自由になっていられるかがカギ。浸ってたら無理ね。

以下はお約束の、書の制作期間に私を励ましてくれたもの。

★「光は新宿より」尾津豊子著
クリスマスに友人のNちゃんから頂いた本。それにしても良いタイトル。著者はNちゃんのママで、本の主人公・尾津喜之助親分は何とNちゃんのおじいちゃま!「とにかく読んで!」としか言えないけれど「リサさんのツボに入ると思うの」とのNちゃんの予言通り、私はこの本から本当に沢山の勇気と笑いのエネルギーを頂きました。新宿も、かつてそこに流れていたであろう時間を想像すると全く違う町に見えて来る。やがて時が来て、このNちゃん(本にも登場)にも巡り会う事になるのだなと思うと、人生の不可思議さに切なくなっちゃうね。

★「ヒマラヤの孤児マヤ」岩村史子著
この本を最初に読んだのは9歳の時。ネパールに赴任した日本人医師夫妻の眼を通して書かれた本で、チビッ子時代の私は、この本から大きな影響を受けたと思う。ネパールという国はもちろんのこと、ヒマラヤも、孤児になってしまうマヤ(この本に登場する女の子の名前。ネパール語で愛の意)の様な子供たちの存在も、そしてそれを助ける人々の働きも、この本を通して初めて知った。で、何で今、突然リバイバルかというと、私達の親友の悟郎さんが、この春からネパールの学校に就任することに決まったので、ネパールのことあまり知らないらしい悟郎さんに、ちょっと先輩風吹かせちゃおうかと思って。すんごい昔の本なんだけど、私の心にしっかり刻まれているこの本の名をアマゾンで検索してみたら、ちゃーんとヒット!喜び勇んで注文し読み返したという次第。当時も、今と同じ様に優しい気持ちに包まれたのを思い出した。この展開を9歳の私が知ったら驚くね。

★「バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻」演奏アファナシエフ
美しいピアノの響きからは想像もつかない、世にもおそろしいジャケットデザイン!にビックリしないでください。それはともかく、ライナーノーツにあるアファナシエフのエピソードの方がショッキング。それによると、27歳でソビエト(当時)からベルギーに亡命。ベルギー王立音楽院の教授に迎えられるやいなや、「この程度の生徒達に教えているほど自分はヒマではない」と言い放ち、とっとと教授を辞めてしまったそうな(ガーーン!人ごとじゃないじゃん)。ゴール近くで集中が切れそうになっている時に、たまたまライナーノーツを読み、ショックのあまり正気を取り戻す事が出来た。彼の名誉のために加えると、肝心の演奏は本当に素晴らしいです。使用しているピアノの音色も録音の状態もパーフェクト。

そしてやっぱり、この子たちの存在。
★「ヒマラヤを越える子供たち
今この瞬間も命がけでヒマラヤを越えている彼らを思えば、私が暖かい部屋でヌクヌクと書を書いたからってそれがなに?の世界。だったらケチケチしてないで、いつもその時にできる最高の事を自分にさせなければ申し訳ないというもの。制作中、ダラムサラTCVにいる私達の小さな里子ちゃんからカードが届き、字も絵も前回より格段に上手になっているのを見て感動。私も、一筆一筆平和への祈りを込めよう、彼らの幸せを願って書こう、と胸熱くなるのだった。

KIN122 白い倍音の風

共振の月5日 KIN121 赤い自己存在の竜

2007年01月14日 22:33

「意識の壁を越える」(by L)

今日は誕生日。晴れ晴れした気分を満喫している。

クリスマスから後、ずっと寸暇を惜しんで書きまくっていた。本来2年半かけて書くよう設定されている中国の古典13課題を、延べ13日間で書き上げた。一日一課題のスピード・密度で書くなんて、我ながらあっぱれ。我ながら狂気。短期間であんなに集中して、しかも数多くの手本を臨書する事はもう生涯無いかも。毎朝6 時、まだ空が暗いうちから紙に向かい始める。疲れたら休み、そしてまた疲れ果てるまで延々と書き続ける。精神力というより体力の勝負。そうまでしても初稽古(G1/11・鏡開き)までに全て書き上げようと決めたのには理由がある。

実は今回書いていたのは、4月からスタートの天真書法塾修士課程にあたる専攻科に超飛び級させてもらうための課題で、私の場合は、今まで全く手をつけていない13課題の全ての臨書を3月末までに完了させる事が必須条件。だから本来はそれまでに書き上げれば良い。(それでも私のペースで考えれば充分にハード。何たって今までは1年に2、3課題をノロノロ書いていたのだから、12月に専攻科の発表を聞かされた時には我が耳を疑った。)なので当初、3月末までに書き上がるようスケジュールを組んでみた。

でもねー、書き始めてすぐに思ったの。「何で私ったら自動的に3月末をゴールにするんだろ?デッドラインは3月末だけど、それまでずっとこの事の奴隷になるつもり?」と。だって例えば、3月末ではなく、数週間後の初稽古までに書き上げると決めたって良いわけよ。決めるのは自分なんだから。それなのに、それ以前には書けないと決めつけているから書けない。書いてみようとも思わない。・・・何のことは無い、自分で自分の決めた限界に無意識に縛られているってこと。だったらそんな意識の壁、さっさと破っちゃえば良い。作戦練り直し♪

結果、初稽古で13課題全てを一気に提出、一発合格!4月からは修士課程です。(内容の出来ばえより、全部書きあげた(←ありえない)迫力により、おまけの合格を頂いたと思われる。でも、やるだけやったから大満足。)書いている最中、Dの言葉にはいつも励まされた。私が「うーん、この部分上手く書けないー」とかボヤキ始めようものなら間髪入れずに「そんな細かい事はあとで考えな!ハイ次書いて!」と、私の作品を見もせずに(自分も執筆で忙しいので)Dらしからぬ荒っぽさで激を飛ばす名コーチっぷり。ホントにありがとう!感謝しています。

この期間、他にも私を励ましてくれた本や音楽がある。初稽古までに書き上げる事が出来たのは、これらによる良い刺激のおかげ。是非みなさんにもご紹介したいので、これはまた次回に。

0114

★久しぶりに河原でエクササイズした時の太陽。不思議な光。私を迎えに来たUFOか??

KIN121 赤い自己存在の竜

ブログをスタートさせました

2007年01月14日 00:04

それ以前のダイアリーはこちら→http://kulika.com/cms/index.php?page=diary
 これからもよろしくお願いします。

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