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メルマガ30号発行しました

2010年07月31日 00:56

磁気の月5日 (G7/30) KIN113 赤い太陽の空歩く者 (by D&L)

メルマガ【Happy シンクロ Days♪】発行いたしました。
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以下のスナップは、メルマガのシンクロニック・ジャーニー
エジプトからの呼びかけ(9)」と合わせてご覧下さい。


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カルナック神殿参道。お昼過ぎは通勤電車並みの混雑!
出来ることなら、早朝訪問をお薦めします。まだ暗い遺跡の、はるか彼方正面から真っ直ぐ太陽が昇って来るから!
ちなみに、カルナック神殿参道のスフィンクスはお顔が羊です。歴代ファラオにより、約2000年間に渡って増築され続けました。

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聖なる池の畔の完璧美しいヒエログリフ。読みたい読みたい読みたーい!(・・・もちろん、ロゼッタストーンなどにより、ヒエログリフは解読済み。しかし、読み方はわかっても、書かれていることの意味は今も謎に満ちている。)

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至聖所の西北、プタハ神殿の中にひっそり佇むセクメト神。魔術を司る女神。ここでは、神官やシャーマンに力を授けるイニシエーションが行われていたとされる。地元民からは、今でも信仰の対象として大切にされており、女神にアクセスするにはちょっとした運とコツが要る。

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夕陽の巨大列柱室。いきなりオレンジの柱が出現する。すでにこの神殿にも採用されているサイドトップライトは、エジプト人の発明らしいですね。

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お気に入り。誰かと誰かの膝の間。こんなところによじ登ってはいけませんよ!

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テツに贈ります。夜のルクソール駅&エジプトが誇るナイルエクスプレス。
ホームには、ウシもラクダもいないし、煮炊きしている人もいない。
インド鉄道に比べたら楽勝です。

・・・この列車で朝を迎えたら、そこはギザ。
次回はいよいよ、ピラミッドへGO!!

 


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明治神宮の13年

2010年07月27日 01:37

磁気の月1日 (G7/26) KIN109 赤い倍音の月(by D)

銀河新年、明けましておめでとうございます!いつもこのブログを読みに来て下さっている皆様、そして何かのご縁で今日偶々ここに来られた皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。輝きを授ける倍音の音を響かせ、普遍的な水で清める一年を、流れるように楽しみましょう!(by D&L)


昨日の「時間をはずした日」は、世界中の「13の月の暦」ユーザーがお祝いやらセレモニーやらをしていたと思うが、私達は、お友達の並木芳美さんが記念すべきカレンダー・ラウンドを迎えるという事もあって、朝から明治神宮の神楽殿へと向かった。芳美さんが主宰するマザーシップの名の下に縁ある人々が集い、「地球平和」を祈願。

思えば13年前、「時間の法則に関する世界会議」が東京で開催された後、『時間の法則の20の銘板』の第1の銘板開始(=黄色い倍音の種の年の始まり)と共に、アグエイアス夫妻や世界のPANのメンバーと一緒に参拝したのも、この明治神宮だった。つまり、その日から昨日の「地球平和」のご祈祷まで、時の輪(惑星奉仕のウェイブスペル)が綺麗に13回巡り、完了したという事になる。

お昼からは会場を表参道に面した景色の良いお店「スモーク」に移して、芳美さんのKIN108への回帰&時間をはずした日を皆で祝った。半年程前に同じくカレンダー・ラウンドを迎えたタツさん(KIN200)によるワカンタンカ(祈りの歌)、『時空のサーファー』復刊の際に動いて下さった佐々木さんらのウクレレ演奏、あまねさんたちのフラなどなど、楽しいプログラムに混じって、私もKIN108についてのお話を少しさせて頂いた。
 
10日ほど前に連絡を頂いた時は、ホゼさんの言うGM108Xだとかコールマンさんの本にある9×12の変化周期の話に、仏陀の誕生日(4/8=4・星)や煩悩の数などで味付けして何とかしよう・・・などと考えていたのだが、KIN108に何となく意識を合わせていると、ちゃんとそれにふさわしい出来事に出会ってしまうから面白い。「虹の鳳凰」という記事にも書いたように、私達はKIN101に美しい虹を見た。環水平アークと呼ばれるその現象について調べてみると、「天頂を中心とする円の太陽に近い側の方位角にしておよそ108°しか見えない」と書かれていたのだ。
 
単なる数字の一致ではあるが、その翌日の宇宙の月23日(KIN102)から当日までの7日間で、虹の7色を順に瞑想しようという「虹の瞑想 Last 7days」を、芳美さんが呼びかけていた事を思うと、やはりタイミング的に美しいことだと思う。そこに、さらに面白い情報が入る。KIN108から23日後(8/17=KIN131=コールマン博士の本の発刊KIN)、ハーモニック・コンバージェンス23周年のタイミングに、ジュリア・ロバーツが初来日するのを知ったのだ。
 
「23」で思い浮かぶのは、『時間の法則の20の銘板』にも登場するソーラーバイオテレパシーストランド(SBTS)の23日周期(→これは、黒点周期23年のフラクタルで、やはり数日前のKIN104に52才になられた高橋徹さんがアグエイアス夫妻に提案して採用されたと聞いた覚えがある)、そして、豊橋から四日市を経て、伊勢神宮内宮前へと至る、国道23号(私達は太陽の道と呼んでいる)である。
 
芳美さんとは2年前の時間をはずした日の前日(7/24)に、宇治山田駅前の割烹「大喜」の目の前で、バッタリ会ったこともある(当然約束無しで)位だから、ここで伊勢に関わる数字が出て来るのは自然と言えば自然なのだが、ジュリアとは一体どういう関係があるのだろうか。ジュリアの来日は、映画「食べて、祈って、恋をして」のプロモーションとのことだが、お話の舞台はイタリア→インド→バリと移るらしいから、半年位前にイタリアに行って来た芳美さんと、今、バリの風が来ている私達を繋ぐ何かがあるのかもしれない。

gm108xxx 
芳美ちゃんとD&L。3人の足のポーズが面白すぎるので載せる。もちろん打合せ無し。

ということを無意識に意識していたのか、KIN107(7/24)の夜、Lが「ジュリアの銀河の署名って何だろう?」というので調べてみると、何とKIN108!芳美さんと同じ!!今までも来日のチャンスがいくらでもあったのに、今回ようやく(1・猿=猿の創世記の初日に)初来日することになったのは、やはり芳美さんのKIN108回帰と無関係ではないだろう(少なくとも4次元的に)。ちなみに、「星」も「猿」も、共にテレクトノンでは金星軌道に対応する。

夜に新体道クラスで仕上げの瞑想をした後、帰宅してMSNネットニュースのページを開くと、何と、トップにジュリア・ロバーツ(KIN108)とリチャート・ギア(KIN240)の写真!もちろん、プリティ・ウーマンの映像だが、ジュリアだけでなく、ここで我らがギア(超強力チベット・サポーター)までお揃いで登場してくれたのが、何とも嬉しかった。この日は、最後に河原に出て、52週間のアルマナック、そしてドリームバンクに参加された皆さんの「4・種」の年の記録を、責任を持って燃やさせて頂いた。雲間からチラリとほぼ満月の月が姿を見せてくれた時、無事儀式が完了したと感じた。
 
話をパーティに戻して、あと一つだけメモしておきたいことがある。流石に参加者の殆どがカレンダー・ユーザーというだけあって、芳美さんの他にもこの日が誕生日だとか結婚記念日だという人たちも結構いて、とても濃いエネルギーが流れていたのだが、最後に芳美さんのリードで行われた「虹の奉納」というセレモニーゲームは、特に印象深いものだった。まず、皆で瞑想し、各々その瞬間に受け取ったメッセージをカードに書いて、それをシャッフルして再配分する。つまり、他の誰かを通じてキャッチされものが、互いにの手元に届けられるのだ。
 
説明が終わる前(つまり瞑想前)に、隣にいたLは「あ、もう来ちゃった」とか言いながらカードにペンで書き込んでいた。その後、中央に集められた全員のカードを、タツさんがKIN1から順に260まで読み上げて行き、自分のKINが巡って来たら、裏面になっているカードの山から、好きなものを引いて行った。参加者に「黄色い星」と「赤い地球」の人の比率がやたらに高かったのは、その日のKIN、そして翌日元旦のガイドKINのエネルギーが、強く働いていたためかもしれない。
 
私が書いたカードは、割と最後の方まで残っていて、沖縄から来られていたガリさんが手にしてくれたことが分かった。面白いことに、このゲームの前に、ガリさんはすぐ近くの席に座っていて、昨年沖縄にダライ・ラマ法王14世が訪れた時につくったという、フリーチベットの虹のバッジを私達にプレゼントして下さっていたのだ。私が受取ったメッセージの内容はさておき、何かエネルギーの循環がスムースに行ったような感じがして、嬉しかった。
 
最後にカードが1枚余ったので、タツさんが、「この場全体へのメッセージだね」と言いながら読み上げた。「あなたは悟りです」・・・おお~!というどよめきが起こったのは、KIN108、時間をはずした日というタイミングでの皆へのメッセージとして、的を得ていると感じた人が多かったからかもしれない。そして、これこそが、一歩先にLがキャッチしたメッセージだったのである。最高に素敵な「時間をはずした日」をクリエイトして下さった皆さん、そして見事に主演女優を演じて下さった芳美さんに心から感謝しつつ、また新しい一年を、思い切り楽しくサーフィンして行こうと決意した一日だった。

追伸:マヤに関する古典的名著『古代マヤ文明』のP159に、コパン王国第14代の王位継承者の名前が出て来るのだが、その名は「煙りサル」。明治神宮13年のサイクルが完了した後に、参加者の集合意識をキャッチしたLの紋章は「猿」、そして今日からの銘板は14枚目の銘板である。スモークというお店の名といい、よく出来た話だと思う。

風のたより

2010年07月25日 02:46

宇宙の月28日 (G7/24) KIN107 青い電気の手(by D)

昨日、先に紹介した『やさしくわかるアセンションナビブック』(以下、ナビブック)の見本誌が届いた。今日、立ち寄った二子玉川の駅構内にある書店でも、目立つ形で置いてあったので、そろそろ各地の書店にも並んでいるのかもしれない。

navibook
 
本の中ででコメントさせて頂いた通り、正直言って、私は「5次元がどうのこうの」とかいう意味でのアセンションには全然興味が無いし、2012年だけを特別視する見解にも特に賛同はしていないので、本の全体像を知るまでは、実はちょっとドキドキしていたのだが、手元に届いた見本誌をパラパラとめくってみて、まずはホッと胸を撫で下ろした。
 
もちろん、私の意見に手を加えず、そのまま掲載して下さるという話を聞いた時点で、「それなら大丈夫だろう」と感じてはいたし、だからこそ協力することも決めたのだが、様々な人が関わる出版の世界では、最終的な形になってみないと分からない事も多々ある。また、一見良さげに見えても、方向性に疑問を感じる場合もある。しかし、本書に限っては、それらは全て杞憂だったようだ。
 
感性に直接語りかけて来るような古代遺跡や自然の美しい写真、調和的な印象の装丁、ページ数をそれ程割かずシンプルにまとめながらも、必要なポイントはしっかり押さえているというつくり。マヤ暦をはじめとする各種情報についても、かなり正確で偏りのない記述がなされているし、様々な見解をそのまま並列的に掲載している点もバランスが良い。もし、アセンションという言葉に何かを感じるのなら、この本を窓口にしてみることを強く薦めたい(自分が出ているとかに関係なく)。
 
ところで、私がこの本の制作に協力しよう思った理由は、上記の他にもう一つあった。本書の企画編集をした会社の名前が「リクパ」だったからなのだ。一つ前の記事にも書いたように、私はG昨年末からボン教の波を強く感じていた。ボン教と言えばゾクチェン。ゾクチェンと言えばリクパという位に、それらは密接に関わっているので、本書の件で「リクパ」という会社から連絡が来た時は、相当驚いたし、実は打診内容を読む前に、もうインスピレーションではOKしているところもあった。
 
そもそも会社の名前などいくらでも自由につけられると言うのに、よりによってこのタイミングでリクパと来られては、もう逃げようがないという感覚だった。ことは、NPOの活動でご縁が出来たチベット・ンガリ・アソシエーション(カトマンズ)代表のひとことから始まった。2009年11月21日(KIN122)に、カトマンズの聖地スワヤンブナート方面に向かう車の中で、代表は、自分がボン教徒であることを教えてくれたのだ。詳細は、「ボン教とドリームスペル」そして「2600日の時の輪」に譲るが、そこから一気にボンとの繋がりが加速していったのである。
 
帰国して数日後、『智恵のエッセンス・ボン教ゾクチェンの教え』が手元に届いた時だったか、もう少し後だったかは忘れてしまったが、この本の発刊日が2007年1月15日(KIN122)で、カトマンズでボン教と繋がったKINとシンクロしていた事に気づいた時、私はこの波が大きくなるのを予感した。そして、ナビブックが届いた昨日、早速奥付の発刊日を調べてみると、その2010年8月8日もまたKIN122だということが判明した。
 
つまり、『智恵のエッセンス』が発刊されて1300日(260日×5)後、そして、カトマンズでボン教の話を耳にしてからはちょうど260日というタイミングで、ナビブックは(奥付上ではあるが)形になったのだ。しかも、リクパという会社が大きく関与して。実は、カトマンズにいたKIN122は、コールマン博士の本が出来上がって我が家に届いた日でもあった(当然留守にしていたが)。今回のナビブックで、コールマン博士のマヤ暦解釈が、複数ヶ所で引用されいることも考えると、これらの全てと、時間のエネルギーには深い相関性があることが分かる。
 
さらに、KIN122(5・風)のキーワードは、「輝き・授ける・命ずる」「スピリット・伝える・呼吸」である。『智恵のエッセンス』と『やさしくわかるアセンションナビブック』は、いわば4次元的な誕生日(ツォルキンでの誕生日)が同じということになる訳だが、どちらの本も、共に「白い倍音の風」のエネルギーに乗って、この世界に現れたことを考えると、少なくとも、日本におけるこれらの本の働きには、共通する何かがあるのかもしれない。
 
最後に、『智恵のエッセンス』のP72から、リクパについての説明を引用してみたい。リクパは、「明知」とか「純粋意識」などと訳されることが多いが、コンテクストによっては、色々と異なる意味合いで用いられることもある。従って、以下は、あくまでゾクチェンの見解としてのリクパだということを忘れないようにしたい。【瞑想の修行をしているときも、瞑想の修行をしていないときも、またこのリクパのことを理解しているときも、理解していないときも、このリクパは常にそこに存在している。】

頓悟のルーツ

2010年07月24日 01:40

■宇宙の月27日 (G7/23) KIN106 白い月の世界の橋渡し(by D)

熱帯並みの猛暑が始まったKIN102(G7/19)、知らぬ間に大都市化していた立川の街と人混みに驚きつつモノレールに乗換え、ひとつ目の高松駅で降りた。目的地である国文学研究資料館までの道のりは、距離にすれば大した事はないのだが、灼熱の太陽の下、だだっ広い道を歩くには少々遠いと感じる。にも関わらず、会場の大会議室には結構な人が集まっていた。

昨年、大阪千里の国立民族学博物館(通称みんぱく)で行われた「チベット ポン教の神がみ」と同じものが東京でも見られると知って、G昨年末からボン教の波を強く感じていた私は、会期中(7/2~9/10)に1回だけある長野泰彦教授による講演に参加すべく、すぐに予約のメールを送った。また、講演後に予定されていた、教授による会員向け質疑&展示解説を聞きたい一心で(他シンクロも色々あって)、みんぱく友の会の会員にもなった。

「チベット ポン教とは何か」と題された講演の内容は、やはり非常にタイムリーかつ興味深い内容で、それだけで「来て良かった」と思った位だったが、気になっていたいくつかの点について、展示会場で直接伺うことも出来て、私はすっかり満足してしまった。私の素朴な質問にも、気さくかつ丁寧に答えて下さった長野先生に、この場をもって御礼申し上げたい。ちなみに、質問内容は以下の通り(自分用のメモとして記しておく)。
 
ゾクチェンのルーツとしてのシャンシュンとウディヤーナの関係」「オルモルンリンとシャンバラについて」「シャンシュン語とギャロン語の関係性」。いずれも、学術的には現状どういう見解になっているのか、大雑把にでもつかんでおきたかったので、私にとってはこの上なくありがたい機会だった。エリアーデの『シャーマニズム』の翻訳に長野先生が深く関わられていたのに気づいたのも、割と最近のことだったので、何か色々なところで繋がった感じもした。
 
会場には、現みんぱく館長も来られていて、ユーモア溢れる挨拶をされながら来館などを呼びかけられていたが、振り返ってみれば、私は、天真会の青木先生のご紹介で、みんぱくの八杉佳穂先生の研究室に伺った事もあるのだ。奇しくも、会員に届く「月刊みんぱく7月号」には、長野先生と八杉先生の記事がほぼ並んで掲載されている。また、機会があれば、是非、先生方に色々と伺ってみたいものである。
 
ところで、講演の中では「漸悟VS頓悟」「インド仏教の正統的継承VS中国仏教(如来蔵)」「チベット大乗仏教(ゲル派)VS大究竟(→禅への波及)」という切り口での解説もあった。それによると、シャンシュンの辺りに由来を持つゾクチェン(大究竟)の教えは、仏教を取り入れたソンツェンガンポの時代に迫害を受け、半ば中央チベットから追い出される形で、東のギャロン(中国の四川省境界エリア)地方などに逃れて行ったという経緯があるという。
 
12、13世紀頃、ゾクチェンの思想を中心に置くボン教が、そのギャロン地方で大きく発展している点は、同時代にチベット(吐藩)と接していた中国(宋)で禅宗が興隆し、ちょうど日本からも道元や栄西が留学していたタイミングだったことを考慮すると、かなり興味深い。禅宗はインド僧・達磨が中国で開いたものとされているが、達磨の存在自体が伝説的であるし、仏教のルーツに迫るほどに頓悟の思想は見出せなくなる(私の知る限り)事を考えると、ゾクチェンの思想が影響した可能性が、かなりあるのではないかと思えて来る。
 
もしかしたら、漸梧だ頓悟だとこだわること自体がバカげた行為なのかもしれないが、悟りを「気付き」と置き換えてみれば、これらのことは少しイメージし易くなるかもしれない。頓悟・漸悟については、青木先生からも繰り返しお話を伺ってはいるのだが、まだまだ自分では消化しきれていない感じがあるので、この機会に、とりあえず、現時点での整理というつもりで、最後に少しだけメモを付しておきたい。あくまでメモなので、あんまり真面目に読まないようにして頂けたらと思う。
 
私達が普段何かに「気付く」時は、あえて「気付こう」などと思わなくても気付いてしまうものだし、かえって「気付こう」などと思うほどに気付けなくなることもある。かといって、意識が散漫に過ぎたり、逆に集中し過ぎたりしても、やはり何かに気付くことは出来なくなる。とすると、自分が意識的に出来るのは、あくまで「気付くための環境を整える」ことだけになるのではないだろうか。これが漸悟と頓悟という表現で、分離分類されているものの背後にあるものなのではないのだろうか。
 
つまり、「気付き(悟り)」というのは、本質的には頓悟しかなく、修行しながら段階を追って悟る漸悟とは、「気付くための環境を整える」ことにも注意を払った言い方なのではないか、ということである。環境を整えるという中には、出来るだけ修行の妨げになるような障害に出会わないよう戒を守ることも、瞑想や経典研究を通じて、散漫さや偏った見解(意識の集中)から離れるという意味も含まれる。
 
そんな事してもしなくても悟る時は悟るというのが頓悟の見解であり、できる事はやっておこう(人事と尽くそう)というのが漸悟の見解と言えるのではなかろうか。頓悟を声高に叫ぶ者でも、無意識に漸悟的手法を取っていたり、悟りの道は漸悟のみと信じる者も、その瞬間は頓悟的であることを忘れていたりするだけなのかもしれない。いずれにしても、悟り(気付き)自体はコントロールできるものではないという点は、共通しているように思う。結局、言葉とは、どこに注目しているかを示すものなのかもしれない。

虹の鳳凰

2010年07月22日 00:54

宇宙の月25日 (G7/21) KIN104 黄色い宇宙の種(by D)

今日は、『13の月の暦』を日本にもたらして下さった、高橋徹さんの52才のお誕生日。さすがに最初の波を見つけられた(呼び寄せられた)方だけあって、52週目に52才でKIN104(52×2)のカレンダー・ラウンドに回帰し、しかも宇宙の月に宇宙の音を響かせるとは、何とも美しい。

美しいといえば、52週目の初日、KIN101(G7/18)に開催されたたイベント(ドリームバンク101)では、終了後に素晴しい徴を目にすることが出来た。ランチをしに会場を出ると、南の空に「虹色の雲」が浮かんでいたのだ。鳳凰のような形をしたその雲の形と色の見事さに、しばし皆で見とれていたが、後でそれが「環水平アーク」という現象である事や、ニュースでも報じられていたことを、参加者のOさんが教えて下さった。

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見た目は彩雲とも似ているのだが、どうも普通の虹や暈(かさ)、そして彩雲とも異なる光学現象のようである。その昔、卒業旅行でオーストラリアに行った時、テニスコートでボールトスをした瞬間、ほぼ天頂にX型の虹のようなものが見えたことがあり、実家には記念に撮ったフィルムもプリントも残っているのだが、これも、どうやら「環天頂アーク」という類似現象の特殊バージョンのようであるのが分かってスッキリした。

それはさておき、ドリームバンクはその日からピッタリ1年前に、私達がインスピレーションに従って始めたイベントなのだが、連続参加して下さっている方のシェアリングでは、大体、その時にセットした夢の5~6割は現実化しているとのこと(現在進行中のものもあるだろうから長期的にはもっと率が上がるだろう)。ある程度実験済みの方法をシェアしただけなので、そう驚くことはないが、やはり皆さんの夢がどんどん実現して行くのを見るのは嬉しい。

かく言う私も、昨年7/18のイベント直後(7/24)に、コールマン博士の本の監修の話が舞い込み、1年後の7/18には、コンシャス・コンバージェンスとシンクロして、またドリームバンクを開催しているのだから面白い。さらに、今年の7/24には、ウィリアム・レーネンさんらに混じって、私のインタビュー記事も掲載される『やさしくわかるアセンションナビブック』も発刊される。
 
実はこれも、昨年の自分の夢のメモの一つが実現したものなのだが、今年は、「現われを仕上げる」10の音の日に、10名で「虹の鳳凰」まで目にしてしまったのだから、新しい夢がどう形になって行くのか益々楽しみである。ドリームバンクは誰でも何時からでも参加できるが、ちょっとした運用ルールがあるので、興味のある方は、クリカ主催のクラス(特に新体道瞑想クラスはダイレクトにお伝えできるのでお薦め)にご参加頂ければと思う。

見えない力

2010年07月15日 03:06

 ■宇宙の月18日 (G7/14) KIN97 赤い律動の地球(by D)

新月の日の朝、ワールドカップ決勝戦で、スペイン6番のイニエスタが決勝点を決めたとき、私は足元から頭の方へと何かが身体を突き抜けて行くのを感じた。リアルタイムで観ていた人がどれ位いたのかはわからないが、惑星地球におけるこの瞬間のエネルギーの高まりは、近年頻繁に呼びかけられるようになった世界同時○○みたいなスピ系イベントなどより、ずっと劇的なものだったのではないかと想像してしまう。

イニエスタは、得点後、アンダーウェアに書いてある何かを見せるようにユニホームをめくり上げた。単に興奮しただけかとも思ったが、現行のルールではイエローカードになる脱衣行為をわざわざしたのには、やはりそれなりの訳があったようだ。以下、7/12付の読売ネットニュースに出ていた記事から引用してみよう。

【下着の胸には手書きの「ダニ(ダニエルの愛称)・ハルケ、いつも一緒だ」。21歳以下の代表などで共にプレーし、昨年8月に26歳で急死した親友に「最高の機会に思いを伝えたかった」と試合後に明かし、「信じられない。すごく重要なゴールを挙げられるなんて」と感激をかみしめた。】

彼の背番号6番を、「13の月の暦」での「世界の橋渡し」のコード番号と見なすと、「死・等しくする・機会」というそのキーワードのエネルギーが、まさにその場に表現されているようで、非常に興味深く感じられる。また、最近『心の科学』という本を読み終えたばかりの私には、P285にあった以下のような記述との繋がりも意識せずにはいられなかった。

【「ママと私は一つ」のサブリミナル刺激を受けたイスラエルの高校生は、受けなかった生徒に比べて数学の成績がはるかに向上した。他の研究も、数学以外の分野、別の年齢層で、似たような認知力の向上を示している。「ママと私は一つ」の実験が示唆するのは、主観的な一体感・結びつきといった無意識の連想ネットワークを刺激することで、予想外の新しい能力を解放できることだ。解放される能力は、わかりやすい認知力から、微妙で複雑な自尊心・自己規律・楽観主義などの能力まで幅広い。】

Tシャツに書かれた文字は、もちろんサブリミナルではなく、はっきりと意識されていたものだが、その人にとって重要な誰かとの一体感、あるいは、より大いなるものとの繋がり感覚は、人の能力の解放(開花)に深く関与している可能性があると思う。実際、今回のW杯を見ていても、いわゆる「チームのまとまりが良い国」、よりスピリチュアルな表現をすれば「見えない力で深く結び付けられている国」が勝ち残った、という印象が強い。

優勝候補に挙げられていた国々が敗退する時は、大抵、イラつきからくる自滅(荒いプレーをしてイエローやレッドカードが出て退場になる等)というパターンが見受けられたし、前評判が酷かった日本があそこまで行けたのも、チーム全体の繋がり度(見えない力)がどんどん高くなって行ったからではないかと、私には思える。

そういえば、スペインの選手には、もう一つ興味深いエピソードがあった事を、チベット学者の石濱先生のブログで知った。「力は心の中にある」と題されたその記事には、背番号5番のプジョルがチベット・サポーターであることや、どのような経緯でチベット仏教に影響を受けるようになったのかが書かれている。誰にとっても役立つ素晴しい内容なので、是非リンクから飛んで一読されることをお薦めしたい。

プジョルの左手には「力は心の中にある。強きものは持ちこたえることができる」とチベット語で入れ墨がしてあるそうだが、それが「13番目の月」の「カメは存在を持ちこたえる」という言葉と見事にシンクロしているのも、見えない力の一側面(時間との一体感)を垣間見るようで興味深い。ところで、見えない力と言えば、W杯でもうひとつ「タコのお告げ」が話題になった。

ドイツの水族館にいるパウル君は、ドイツに関する7試合全てと、決勝でのスペインの勝利全8試合を見事に当てた。2年前の欧州選手権でも準決勝までの全てを当てたらしいが、「過去これだけ当てている」と鳴り物入りでメディアに登場しても、未来の事はてんで当たらない予言者が多い中(もともと後だしの人もいる位だから当り前なのだが)、これは見事な結果だと思う。

大体、過去や現在をどれだけ正確に言い当てるホンモノの(と思われる)直観能力者や占い師であっても、未来に関しては、精度がかなり落ちるのが普通で、おそらくこれは時空のしくみと関係があるのだと、私は考えている。だから、コールマン博士のマヤ暦解釈(コルマンインデックスと呼ぶ人もいるがご本人はコールマン・マトリックスとしている)がいかに優れていようと、未来に関しては参考程度にしておくのが健全な姿勢だと私は思うし、他の未来予測に関してもそれは同様だと考えている。

とはいえ、博士がG7/17、18に呼びかけているコンシャス・コンバージェンスなどの動きは、私達が進むべき方向性やイメージを豊かにしてくれる、意味あるものだとも思う。こうした動きの原点や由来については、過去記事に譲るとして、最新のより正確な情報は、博士ご本人の著書を出版しているVOICEのサイトに詳しく出ているので、そちらを参照されると良いだろう。勘違いしている人も多いようだが、このイベントに特に決まった形はない。また、上記の日付だけ何かすれば良いというものでもない。
 
もちろん、その日を意識的に過ごすことに意味が無いとは言わないが、そこをきっかけに波を生み出して行く事にこそ博士のメッセージの本意があることは、上記の情報や書籍から誰でも読み取ることが出来るはずだ。従って、基本は日々をどう生きるかという事に帰着する訳だが、私自身は、18日に【ドリームバンク】、31日には【新年スペシャル】を行うので、もし、一人で何かやるのは心細いと言う方は、コンシャス・コンバージェンスの波に乗るつもりで参加してみるのも、ひとつの手だろう。
 
ちなみに、W杯決勝に関しては、前日(7/11)の暦のクラスの中で、惑星ホロンの流れから「スペインの方が有利」と口に出していたし、その見方で、前回のワールドカップの勝者も当てていたので、興味のある方は、ドリームスペルのクラスにでもお越し頂ければと思う。ただ、これは本来の使い方とは全然関係ないので、ちょっとした小話としてお伝えする程度である。ということは、本質の面白さは、それどころではないという事でもある。何しろ「見えない力」を激しく活性化させるのが、本来のドリームスペルの役割なのだから。

2010年07月10日 02:54

宇宙の月13日 (G7/9) KIN92 黄色い磁気の人(by D)

実際の出来事があってから約7週間、ここでちょこっと予告してからも既に3週間。いい加減書かないとこのままズルズル年を越してしまいそうなので、メモ的に簡略化してとにかく書こうと思う。話は、KIN43(G5/21)まで遡る。この日は、嫁ぎ先のスリランカから一時帰国していた友人のレイコちゃんファミリーと、大宮でランチをする事になっていた。

2001年のブッダガヤ・カーラチャクラ(現地で中止決定)でご縁を頂いたレイコちゃんが、スリランカのスリヤンガさんと結婚した経緯については、『シンクロニック・ジャーニー』にも書いた通りだが(本人も予想外の電撃的出会いをLが大予言していた)、お二人の間に生まれた美咲ちゃんにお目にかかるのは今回が初めてだった。ブッダガヤの時に一緒だった妹のミホさん共々、久しぶりの再開を楽しんだ後、私達は、そこからそう遠くない所にある楽喜衣サロン♪Angelica♪に向かった。

クリカでも定期的にフットケアをして下さっているタカちゃんのこの隠れ家サロンでは、エドガー・ケイシー式のボディオイルトリートメントなど多彩なコースが受けられるので、Lは最初から、それを受けるつもりで予約をしていた。一方、小さい頃少々「鉄」が入っていた私は、その間、一度は訪れてみようと思っていた鉄道博物館に行ってみることにした。平日午後遅めの時間帯は人影もまばらで、思っていたよりゆっくり見られたが、おかげで、面白い発見がいくつかあった。
 
ひとつは、「EF66 11」という機関車の前を通った時、ちょうど待ち時間なしでその機関室を見学出来るタイミングだったこと。というのも、レイコちゃんが登場する拙著は、KIN66にあった『第11の予言』の出版記念講演会の話から始まっているからだ。もうひとつは、私が幼い頃よく連れて行ってもらった記憶のある小岩井農場が、実は鉄道関係の流れで生まれたもので、その名称も、小野(日本鉄道会社副社長)、岩崎(弥之助・三菱社社長)、井上(鉄道庁長官)という3名の人物に由来するのだと、初めて知ったこと。
 
弥之助は、龍馬伝に登場している弥太郎(三菱創業者)の実弟だが、調べてみると、何と近所の静嘉堂文庫は、この弥之助が自邸内に創設した古書・古美術品収集庫に由来することが分かった。それだけでも十分驚きに値するのだが、私はもともと6日後のKIN49(G5/27)に、その静嘉堂文庫美術館に展示されている古刀(もともとは鉄の塊)を見に行こうと予定を入れていたので、余計に驚かされたのだった。いくら徒歩圏とは言え、そんなに頻繁に訪れる場所ではないし、実際、二子玉川に越して来てから多分一回しか訪れた事は無い。

ところで、これに前後して、Lはタカちゃん推薦の『命もいらず名もいらず』という、山岡鉄舟を題材にした小説にハマっていた。それで、鉄舟は一体何時ごろ活躍して何才くらいで亡くなったのだろう?と調べてみたら、1836・7・27(KIN36=10・戦士)~1888・7・19(KIN32=6・人)で、何と、「13の月の暦」での還暦に当る52才直前に他界したことが分かった。ちなみに、鉄道博物館小岩井農場の説明が書かれていたプレートには(1888~)という記述があったので、微妙に「鉄」がシンクロしているのを感じてしまった。
 
だが、実は、鉄シンクロはもう少し手前から始まっていた。鉄道博物館を訪れる10日前のKIN33(G5/11)、私達は、天真書法塾を通じて大変お世話になった故・近藤鉄雄先生(元労働大臣・経済企画庁長官)を「偲ぶ会」に参加させて頂いていたのだ。塾長の青木先生と親しくされていた近藤鉄雄先生は、毎年書法塾の祝賀会に来て下さっていただけでなく、作品も丁寧に見て下さって、いつも握手しながら激励をして下さったとても暖かい方だった。
 
この前後、広島の龍蔵院デプン・ゴマン学堂日本別院から届いた「鉄寅歳 正月サカダワ大祭(※)のご案内」という書類には、その特別祈願の期間として「チベット暦第17ラプジュン鉄寅歳四月八日~十五日」(平成22年5月21日~5月27日)という日付か記されていた。これがまさに、鉄道博物館を訪れた日から静嘉堂文庫を訪れる日までの期間に対応していたと後から気付いた時は、「鉄シンクロもここまで来ると美しい」と一人感じ入ってしまったが、これだけシンクロするのも、今年が「鉄寅歳」だからなのかもしれない。
 
ところで、その最終日に当るKIN49(G5/27)に、静嘉堂文庫で見た国宝「包永」は、2尺4寸1分で、私のKIN241(7・竜)ともシンクロしていて興味深かったが、もっと面白かったのは、家を出た瞬間から美術館の前に到着するまでの間だけ、狙ったように土砂降りの雨が降っていたということだ。私は、基本晴れ男なので、逆のケースは頻繁にあるが、ここまで狙って雨に降られたというのは、記憶にない。きっと禊ぎが必要だったのだろうが、半端でない雨の量と雷は、私に龍の存在を実感させるだけのものがあった。
 
そう思うと、この日、ウォーターセラピーの申込みをして来られた方のご住所が浅草の竜泉だったり、静嘉堂文庫で刀と共に展示されていた青磁が、龍泉窯というところで焼かれたものだったのも、偶然とは思えなくなる。鉄と龍がどう繋がるのかはよく分からないが、サカダワ満月とシンクロしたKIN49(10・月)のキーワードに「清める」が含まれていたことは、とても自然なことと感じられた。そして、刀というものが、熱く熱せられた鉄を、水で冷やして鍛える中で完成することを思い返すと、これら一連の出来事に、何か美しい繋がりがあるようにも感じられて来るのだった。
 
※サカダワ大祭とは、カーラチャクラ・タントラに基づく伝統的なチベット暦サカダワ(四月)に行われる、釈尊の降誕・成道・涅槃に因んだ大乗仏教の縁日です。特にチベットではサカダワの朔日から十五日まで潔斎して、在家信者・出家信者問わず功徳をできるだけ積む日とされています。(以上、案内書類の解説文より抜粋)

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