2011年08月23日 23:55
■月の月1日 (G8/23) KIN242 白い銀河の風 (by D)
昨日「不可思議探偵団」という番組で、またカール・コールマン氏の【マヤ暦2011年10月28日完了説】が紹介されたらしい。普段、テレビは殆ど見ないのにも関わらず、出張先のホテルでテレビをつけた瞬間に、『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』(カール・コールマン著)が映し出されてビックリした経験があるのと、その前にも一度、同じ番組で紹介されていたという話を耳にしているので、都合3度も紹介してくれたことになる。
監修者として関わった本が、広く世に知られるのはもちろん嬉しいのだが、その紹介のされ方については、素直に喜べないところがある。2012年自体、別にマヤ暦の終わりなどではないのに、ノストラダムスの時と同じような伝えられ方をしているし、番組では、そこに彗星の話やUFOの話まで混ぜ込んで2011年には終わるという話に仕立て上げられていた模様(番組のサイトを見ると)。
もちろん、賢明な視聴者は、単に視聴率稼ぎのアオり番組だということを理解して楽しんでいるのだと思うが、一部の人は結構真剣に心配していたりするから笑えないところもある。ノストラダムスや2000年問題の時もそうだったが、「人生これで終わりだ」と考えて、財産を使い果たしたり、山奥に逃げたりした人がいたことを忘れてはならない。
実際のコールマン説は、2011年で地球が終るとか人類が滅ぶみたいなことは言っていないし、宇宙人の話なども出てこない。今のデタラメな政治金融体制の崩壊は予測しているものの、それだって、よりまともで自律的なしくみが生まれ出てくるための、希望的なプロセスとして捉えられているのであって、世界が終わるなんてことは語られていない。
ところで、コールマン説が注目を浴びているのは、彼の予測が、これまでのところ、かなりの確度で的を射ているからだが、だからと言って、その説の全てが完璧かと言えば、もちろんそんな事はない。客観的に距離を置いてみれば、コールマン氏もかなり独善的な意見を持った在野のマヤ暦研究者の一人に過ぎないことが分かる(生物物理学の博士号はマヤ暦の研究とは何も関係がない)。
事実、「マヤ暦は宇宙の霊的な進化の行程表であって、天体運動とは基本的に関係がない」という、かなり突飛な説を、その持論の中心に置いているにも関わらず、タイミング良く現れたエレニン彗星(これももちろん天体である)については、上手に組み込んで解説しているし、そもそも10月28日という日付の導き方自体かなり疑問が残るやり方をしている。
という訳で、コールマン説の注目と共に、「2012年が2011年になった!」と焦る人、「よく分からないけどマヤ暦が恐い」と思う人、「それなら運勢も当たるんじゃないか?」と短絡的な発想をする人、色々あると思うが、そういう混乱時のために書かれた(つまりそういう情報をほぼ網羅して整理してある)本があるので、ここはひとつ強力に自己推薦しておきたいと思う。『マヤのリズム』を読めば、殆どの人はそれらのことについて、相当スッキリし、妙な話に踊らされることもなくなるだろう。
また、本を読むのはめんどくさいという方は、25(木)のロータスエイト(東日本橋)、あるいは27(土)、28(日)のチャクラ(大阪・南森町)に良い機会がある。特に大阪の27(土)は、そのことについて十分な時間をとって話す予定なので、是非ご活用いただければと思う。ちなみに、東日本橋の方は、「13の月の暦」についての内容なので、マヤ暦全般のことについてはQ&Aでのみ触れる予定。
昨日「不可思議探偵団」という番組で、またカール・コールマン氏の【マヤ暦2011年10月28日完了説】が紹介されたらしい。普段、テレビは殆ど見ないのにも関わらず、出張先のホテルでテレビをつけた瞬間に、『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』(カール・コールマン著)が映し出されてビックリした経験があるのと、その前にも一度、同じ番組で紹介されていたという話を耳にしているので、都合3度も紹介してくれたことになる。
監修者として関わった本が、広く世に知られるのはもちろん嬉しいのだが、その紹介のされ方については、素直に喜べないところがある。2012年自体、別にマヤ暦の終わりなどではないのに、ノストラダムスの時と同じような伝えられ方をしているし、番組では、そこに彗星の話やUFOの話まで混ぜ込んで2011年には終わるという話に仕立て上げられていた模様(番組のサイトを見ると)。
もちろん、賢明な視聴者は、単に視聴率稼ぎのアオり番組だということを理解して楽しんでいるのだと思うが、一部の人は結構真剣に心配していたりするから笑えないところもある。ノストラダムスや2000年問題の時もそうだったが、「人生これで終わりだ」と考えて、財産を使い果たしたり、山奥に逃げたりした人がいたことを忘れてはならない。
実際のコールマン説は、2011年で地球が終るとか人類が滅ぶみたいなことは言っていないし、宇宙人の話なども出てこない。今のデタラメな政治金融体制の崩壊は予測しているものの、それだって、よりまともで自律的なしくみが生まれ出てくるための、希望的なプロセスとして捉えられているのであって、世界が終わるなんてことは語られていない。
ところで、コールマン説が注目を浴びているのは、彼の予測が、これまでのところ、かなりの確度で的を射ているからだが、だからと言って、その説の全てが完璧かと言えば、もちろんそんな事はない。客観的に距離を置いてみれば、コールマン氏もかなり独善的な意見を持った在野のマヤ暦研究者の一人に過ぎないことが分かる(生物物理学の博士号はマヤ暦の研究とは何も関係がない)。
事実、「マヤ暦は宇宙の霊的な進化の行程表であって、天体運動とは基本的に関係がない」という、かなり突飛な説を、その持論の中心に置いているにも関わらず、タイミング良く現れたエレニン彗星(これももちろん天体である)については、上手に組み込んで解説しているし、そもそも10月28日という日付の導き方自体かなり疑問が残るやり方をしている。
という訳で、コールマン説の注目と共に、「2012年が2011年になった!」と焦る人、「よく分からないけどマヤ暦が恐い」と思う人、「それなら運勢も当たるんじゃないか?」と短絡的な発想をする人、色々あると思うが、そういう混乱時のために書かれた(つまりそういう情報をほぼ網羅して整理してある)本があるので、ここはひとつ強力に自己推薦しておきたいと思う。『マヤのリズム』を読めば、殆どの人はそれらのことについて、相当スッキリし、妙な話に踊らされることもなくなるだろう。
また、本を読むのはめんどくさいという方は、25(木)のロータスエイト(東日本橋)、あるいは27(土)、28(日)のチャクラ(大阪・南森町)に良い機会がある。特に大阪の27(土)は、そのことについて十分な時間をとって話す予定なので、是非ご活用いただければと思う。ちなみに、東日本橋の方は、「13の月の暦」についての内容なので、マヤ暦全般のことについてはQ&Aでのみ触れる予定。
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