聖火リレーに縮図を見る

2008年04月27日 18:03

惑星の月24日(G4/27) KIN69 赤い自己存在の月 (by D)
マインドコントロールされ事実を見ようとしない人々(日本や欧米にいて比較分析可能な情報を手に出来る状況にあるのにも関わらず、それを冷静に受け止める事ができないのだから極度のマインドコントロールを受けているとしか言いようがない)が、力と数で場を支配し、 日本の聖火ランナーに向かって中国語で気勢を上げ、さらには、チベット国旗を持っているだけの日本人に向かって悪態をつき、怪我までさせている(現地に行った人からの情報である)。これは中国ではなく、長野での話なのだ。

その上、日本の警察は、平和的抗議の為にチベット国旗を持っていた人々(日本人も大勢含む)に対して、ゴール地点付近の公園に封じ込めのような動きをとり、一方で大量の中国人留学生達の方の行動を殆ど制限しなかったという。一体、日本の警察は誰を、そして何を守っているのだろうか。というより、ここには、日本政府の腰抜けな態度、対応がそのまま現れていると言って良いだろう。

長野県民、市民の皆さんは、きっとかなり怖い思いをされたのではないかと思う。だが、もう一歩深めて、チベットの人々の事を考えてみてほしい。大勢の人が、ほんのひと時集結して、異国の言葉で旗を持って騒ぎ立てるだけでも怖い思いをしたり、不快感を味わったりするのに、彼らの土地には、その勢いで軍隊と圧倒的な数の異民族が入り込み、好き勝手な事を50年以上に渡ってやり続けているのだ。今回の聖火リレーの光景は、まさに中国という国のやり方そのものが、表現されているのだ。そこまで知って尚、「平和の祭典なのだから・・・」などという感想を言えるのだろうか。

さらに先ほどのネットニュースでは、チベット国旗を持った右翼の人間が、中国人留学生に怪我をさせたという話(もちろん中国系情報)までもが報じられていた。自分達の数々の悪事には一切触れずに、都合の良い部分だけを極端に拡大して報道するその姿勢もまた、彼らの常套手段である。日本のマスコミも、そんな偏向報道しかしない中国からの情報を垂れ流すより、善光寺で行われた平和的で意義ある法要について、もっと積極的に世界に向けて発信する位の気概は無いのだろうか。

確かに、チベット国旗を振りかざした人々の中にも、小数の心無い人間はいたのだろう(色々な考えを抱いた人々が現地には集合していたのだから)し、CNNやBBCだって政治的にコントロールされた情報も流したりするだろう。しかし、オリンピックの開催年になって尚、外国人記者の取材を拒否したり、情報統制を敷いたりする国の人々に、CNNにマインドコントロールされるな等と言われても、それはお笑いにしかならない。だが、今回の長野での出来事で、お笑いレベルのウソで塗り固めた情報にすっかり洗脳されている人々が、日本国内にもこれだけいたのかと思うと、そうそう笑ってもいられない。
 
まず、日本人自身が、この現実を我が事として真剣に受け止め、今、チベットで起きている事を正確に把握し、互いに伝え合って行かないと、冗談抜きに、将来、日本もチベットと同じ運命を辿る事になるだろう。それから、中国の人々の中にも、まともなバランスでものを見られる人は、当然存在する。だが、そういう人々は現在、戦時中の日本で「非国民」と呼ばれたような立場に追いやられている。我々日本人が真に交流すべきは、そういう正常でまともな判断力を持った中国の友人達なのではないだろうか。焦ったり、憤ったりしても事は良い方向には動かない。まずよく学び、多角的に情報を共有し、その輪を継続的かつ力強く広げて行きたいものだ。

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