バイカル湖

2008年07月23日 00:09

 ■宇宙の月27日(G7/23) KIN156 黄色い宇宙の戦士 (by D)

3日前のKIN153、A・ミンデル『シャーマンズボディ』という本を読み終えた。エジプトの旅のために香をつくってくれた芳美さんが、その香と共にこの本をプレゼントしてくれたのがKIN1。そのお陰もあってか、エジプトでは、思いがけず(通常のツアーではまず行く事の無い)シャーマニズムに関係する場所を訪れたりもしたが、実際にこの本を読み始めたのは、ずっと後のKIN96になってからだった。

ユングカスタネダをベースに持つこの本は、自分の諸々の仕事や、そこを通じて得られた体験を整理するのに非常に役立ったが、同時に、どうしてもM・エリアーデ『シャーマニズム(上、下)』を読まずにいられなくなり、今は、こちらの上巻をゆっくりと読み進めている。エリアーデによれば、シャーマニズムとは「エクスタシーの始原的な諸技術」と定義され、厳密には、特にシベリアの宗教現象を意味するという。実際、本書には、ヤクート人やブリヤート人、トゥングース人などの例が頻繁に登場する。

そんな中、ミンデルの本を読み終えた日の夜に、「バイカル湖の水に愛と感謝を捧げるプロジェクト」についてのアナウンスメールが手元に届いた。何と、私の元ボスである江本勝氏が、この夏、バイカル湖のオリホン島という場所でセレモニーを行うというのだ!しかもこの島、シベリア・シャーマン(そしてブリヤート人)の聖地だと書いてあるではないか!もともと、このプロジェクトの原型となった琵琶湖でのセレモニーは、「13の月の暦」の「時間をはずした日」に合わせて行われたものだったし、私も元関係者として、毎年、このイベントについては、何らかの形で紹介させてもらったり、個人的に参加したりはしてきたが、今年の場所とタイミングには、何か特別なものを感じずにはいられない。

セレモニーが行われる8/3(KIN167)は、「13の月の暦」的に見ると、「癒し」や「解放」と結びついた日である上、直前の8/1(KIN165)には、この日の惑星ホロンと対応した「北極→シベリア→モンゴル→中国」のエリアで皆既日食があり、8/8(KIN172)からは、北京オリンピックが、国内の人権問題を解決しないまま(つまり約束が全く守られない状態で)開始されようとしている。こうしたタイミングに、北京と同じ惑星ホロンのエリアにあるシャーマンの聖地で(あるいはそこに意識を向けて)、しかも、地球生命にとって普遍的に重要な「水」に対して祈ることは、とても意味があるように思える。

余談になるが、バイカル湖に関しては、極めて個人的な思い出が一つある。中学に入りたての頃、数学の教科書にこの湖の形が出ていて、「これ何だか分かる人?」という先生の問いかけに、偶々私だけが答えられた(本当は他にも知っていた人がいたと思うが)という事があったのだ。当時、地図マニアだった私にとって、こんなに分かり易い形の湖は無かったが、四半世紀の月日を経て、まさかこういう形で再びバイカル湖に注目する事になろうとは思わなかった。

そういえば、私がシャーマニズムに改めて注目し始めたきっかけも、シベリアを舞台にした『ベロボディアの輪』という本だった。この本には、シャーマンとおぼしき刺青の入ったミイラが登場するのだが、何とそのミイラ(あるいはほぼ同時期に近くで発見されたミイラ)、3年前の今頃、ちょうど日本に来ていて、静岡の美術館で対面したりもしているのだ。それに、そのミイラが発見されたアルタイには、「13の月の暦」の提唱者であるアグエイアス夫妻が、地元のシャーマン達に招かれて訪れてもいる。

こうした様々な繋がりが、今回のセレモニーにも何か関係しているように感じられるのだが、よく考えてみると、私が自ら望んで直接学びたいと思い、実際に学んだ(そして学び続けている)先生方は皆、シャーマンそのものであると、今更ながら思う。武道家、治療家、学者、研究者等という姿を取りながらも、そこで体現されている事は、シャーマニズム的要素を抜きにしては語れないものばかりだからだ。という事は、私がやろうとしている事も、実は、シャーマニズムなのだろうか。

少なくともミンデル的な視点では、「そうだ」と言えるかもしれない。このテーマについては、また機を改めて整理してみたいと思っているが、まずは、KIN167のセレモニーに、いちシャーマンとして参加してみたいと思う。ちょうどこの日は、東京で暦のクラスを開催するので、参加者の中で興味のある方がいれば、終了後、少し瞑想と祈りの時間を持ちたいと考えている。また、このブログを読んで下さっている方の中に、関心を持たれた方がいらっしゃれば、是非、上記のリンクからイベントの詳細を辿ってみてほしい。「青いスペクトルの手」の日、何か素晴らしい変容が体験できるかもしれない。

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