加徳満都

2008年11月15日 02:47

■自己存在の月28日(G11/14) KIN10  白い惑星の犬 (by D) 

カトマンズからナマステー!・・・といっても、約3時間の時差があるので、日本は既に深夜のはず。海外からのブログUPは、今回が初の試みとなるが、果たして上手く行くだろうか?無線LANの速度が日本の10分の1位なので、少々もどかしい感じはあるが、持参のラップトップで普通にネットが使えるのは、やはりありがたい。

北斗七星と十六夜の月がまだ天空に輝いている頃に出発し、雲間から朝日が昇るのを見ながら成田に到着。諸々の要素を検討した結果、今回は、東京→台北→香港→カトマンズという、少々複雑な経路を取る事になったが、その日のうちにカトマンズに到着出来るので、もしかしたら一番無駄が無いかもしれない。

台北までのフライトはANA。機内誌「翼の王国」は、以前から、私達にとってシンクロ率の高い雑誌という印象があったが、今回もかなり凄かった。目的地のネパールや、経由地の香港の記事があるだけでも中々のものだが、前夜、書法塾の稽古があった後で、「書体の源流を辿る」というタイトルの文章を見つけると、やはりギョッとする。しかも、紫禁城(ここは7年前に訪れている)や龍門石窟の写真まで付いて、ラストは白居易の「長恨歌」で決めてくれていた。

実は、つい先日、伊豆大島で行われたセミナーでも、6日前の瞑想カレッジでも、講義のテーマは「白居易」についてだったのだ。その時に教わった通り、この歌は「源氏物語」や「枕草子」などの平安文学にも影響と与えたと書かれていた。だが、極めつけは、姫路にある天台宗・圓教寺の大樹玄承さんが、写真入りで登場していた事!

この方、以前「ラストサムライのいる寺」というタイトルでブログにも書いた通り、3月にラサで起きた抗議行動に対して、日本の仏教者として最初に(チベットの僧侶達にエールを送る意味の)声を挙げた勇気ある方だ。「翼の王国」の記事は、「おべんとうの時間」というコーナーで、その事については一切触れられていなかったが、これからチベット人達に会おうとしている私達にとっては、仏の王国からの心強い応援に感じられた。今回の旅は、基本的にNPOクリカとしての仕事であって、この春から支援を始めたカトマンズ在住のチベット人の子供達に会う事、また、その両親や協力者に面会したり、子供達が通う学校を訪問することが主な目的なのだ。

機内誌には、極限の自然を相手にするエクストリームスポーツについての記事もあった。その中で、そういうスポーツをする人達は皆、「危険や困難、緊張の裏にある究極のリラックス。すべてから切り離された”無我の境地”が自らを虜にしている」と言う、と書かれていた。と同時に、必要と思われる情報は徹底的に調べ、体とイメージのトレーニングをし、あらゆるリスクを想定している、とも書かれていた。まるで、石垣島のshuさんみたいだなーと思っていたら、まさにその上空を飛行中。もしかしたら今頃、カヤックで遥か沖に出て、カンパチでも釣り上げている最中かもしれない(笑)。

kathmandu

私達は、香港でのトランジットで、カトマンズが「加徳満都」と表記される事を知って、まずます気を良くした。もともとLのラッキーラインが入りまくっている場所ではあるが、「加えられた徳が満ちている都」とは、何とも縁起がいい。世界の都市の漢字表記を見ていると、殆どはその音を漢字に無理やり変換しているだけで、意味が見出せないものが多いから、尚更そう思ってしまう。幸い、トランジットの時間に余裕があったので、初日は何とかこうしてメモを残す事が出来た。明日以降は、どうなるかわからないが、滞在中にもう1回位メモが残せればと思っている。

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