聞き書き ダライ・ラマの真実

2009年04月02日 23:58

太陽の月27日(G4/2) KIN149 赤い律動の月 (by L)

4月12日に開催予定の「氣美人講座 by D」の会場準備のため、午後からDと上野毛へ。
それにかこつけ、行きがけのランチも帰りがけのお茶も、お気に入りの “CAFE loisir” にお立ち寄り。(自慢じゃないが、我が家のパン事情は玉高の名店たちのおかげですこぶる良い。それでも、この小さな店のバゲットの方に軍配あげちゃう!) 氣美人講座にいらした方は、こちらもお楽しみ。要チェックですよ♪

ところで、写真家・著述家の松本榮一さんから新刊 聞き書き ダライ・ラマの真実 のご案内を頂戴しましたので、以下に転載させて頂きます。でも実は私たち、このご案内を頂くよりも前に、いそいそと購入していましたの。松本さんの温かさが伝わって来る作品です。とりわけ、私がグッと来たところを一部抜粋させていただきますと・・・

---どのような指導者も、自らを守り、民族を守り国を守ることを第一に考えます。このことが政治指導者の一つの存在意義です。国家のエゴ、民族のエゴを守るのが指導者なのです。
 しかし、ダライ・ラマは、「その動物的なエゴを捨てなさい」と解きます。弱肉強食の国際社会のなかでダライ・ラマは「可能な限りエゴを捨てなさい」というのです。だからチベットの人たちは、法王を自分たちの最高指導者として尊敬しつつも、物足りない思いを心のなかにもっているというのは事実です。あるいは、不満といってもいいと思います。チベット民族の置かれた状況が厳しいだけに、その不満はよく理解できます。チベットの人々は、他国の多くの指導者と同じようにダライ・ラマに民族のことを最初に考えてほしいのです。
 しかし、彼らは我慢しています。なぜなら、彼らも同じ仏教徒だからです。その立場から法王の考えはよく理解できるからです。この思想のなかに、すぐれた仏教僧を民族の指導者としていただくチベットの、喜びと悲しみがあるといえるでしょう。
---以上、「聞き書きダライ・ラマの真実」より。

写真もとても素敵です。
dalailamatumoto

---以下、松本さんからのご案内の転載---

桜の季節ももうすぐになりましたが、お元気でお過ごしのことと存じます。私どもの伊豆の山々も春が怒濤のようにやって参りました。是非一度遊びにいらして下さい。

さて ダライ・ラマ法王がインドに亡命して今年は五十年になります。
それを記念して「聞き書き ダライ・ラマの真実」を書きました。
前作の「聞き書き ダライ・ラマの言葉」の姉妹編です。

訪日の度に人間の価値を語り続けている法王ですが、その日常はあまり知られていません。今年七十五歳になる法王は人生の大半をインドで暮らしたことになります。五十年前の三月、厳しい寒さの中、高山病と下痢に苦しみながらヒマラヤを越えた法王は、いまインド北部のダラムサラという町に暮らしています。亡命から、法王は人類の幸せと未来について語り続け、世界中を駆け回ってきました。とりわけ先進国と言われる欧米の人たちのこころの空洞を埋めてきました。

法王の胸中には、この五十年間の出来事が走馬灯のように去来しているでしょう。しかし法王にはその感慨に浸る暇はありません。残された日々で、チベット民族の指導者として、これからの道を示していかなければならないのです。中国の非道な行為は今も変わらず続いています。

わたしは何度かのインタビューを通じて、法王の歓びと悲しみを探りました。そこからは仏陀からマハトマ・ガンジーへと続く、人間の有り様をみつめる姿が浮かび上がってくるのです。ぜひご一読頂き、辛口の批評などいただけたら、ありがたいと思います。

東京の方は新宿の紀伊国屋本店でお買い求めいただけると、本の販売に勢いがつくのですが…、もしできればお願いいたします。

御身ご自愛専一を念じつつ。
松本榮一拝

---転載ここまで---

さて、今週末は桜が見頃かな?
皆さま、暖かくして楽しいお花見を。

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