鉄舟と桜あんぱん

2007年05月27日 17:34

■スペクトルの月26日 (G5/27) KIN254 白い共振の魔法使い(by L)

ある博物館からご招待を受け、Dも私も只今作品の制作中である。もちろん、私達だけではなく、指名を受けた他の書道仲間達も一緒で、全員がそれぞれ異なるフザンの臨書作品を仕上げる。(自分の作品はともかく)全作品が並ぶ様子を想像するだけで、その迫力にムズムズ、ソワソワしてくる。(だってホントに凄い手本ばかりなんだもん!)まだほとんど手つかずであるが、提出まで、あと僅か2週間。

書の作品を仕上げるというのは、音楽で言うとレコーディングの様なものだと思う。私の今までの作品は、(コンペや発表会も含めて)全てプライベート・レコーディングに近い。それぞの作品に、その時々の自分の有りようをそのまま凝縮して置いて来る私小説の様なもの。つまり自分の為の作品、自護体だ。もちろんそれも悪くはない。でも、プロの仕事とアマチュアの作品の境界線は、多分その辺にある。

ところで、あんぱんで有名な「銀座木村屋」の大看板は、かの山岡鉄舟の揮毫である。・・・剣術や書の達人でもあった鉄舟とあんぱん・・・この組み合わせ、常々不思議に思っていたのであるが、やはりちゃんと理由(縁)があった。HPに詳しいが、銀座木村屋は、鉄舟のアドバイスにより、お花見に行かれる際の明治天皇に「桜あんぱん」を献上。そして明治天皇・皇后は桜あんぱんを大変喜ばれたという。大看板もその当時(約130年前)からのもので、チョンマゲを結っていたこともある鉄舟が書いていたという訳。

そして。実は私は、大変光栄な事にネパールの木村さんから看板を頼まれているのだった。・・・ベーカリーにあんぱんはあるのだろうか?などと妄想にふけっている場合ではない。さあ、とにかく仕事を始めよう!(こちらも制作期間はあと2週間!これからちょっと籠って集中します。)

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