2010年01月21日 23:59
■共振の月11日 (G1/21) KIN183 青い磁気の夜 (by D)
Lの誕生日だったKIN176(G1/14)は、ほぼ丸一日外出していて、『アバター』を観て帰宅したのは夜も大分更けてからだった。宅配ボックスに入っていた縦長の箱の形状から、ヘリオコンパスに違いないと分かったものの、その日は開封する余力が無く眠ってしまった。翌KIN177、ヘリオコンパスの販売元でもあるビオ・マガジン社から「アネモネ2010年1月号」が届き、考案者の杉山開知氏の記事を目にする。「KIN177は、確か開知君の銀河の誕生日ではなかっただろうか?」と銀河ノートのメモを調べると、やはりビンゴ。
Lの誕生日だったKIN176(G1/14)は、ほぼ丸一日外出していて、『アバター』を観て帰宅したのは夜も大分更けてからだった。宅配ボックスに入っていた縦長の箱の形状から、ヘリオコンパスに違いないと分かったものの、その日は開封する余力が無く眠ってしまった。翌KIN177、ヘリオコンパスの販売元でもあるビオ・マガジン社から「アネモネ2010年1月号」が届き、考案者の杉山開知氏の記事を目にする。「KIN177は、確か開知君の銀河の誕生日ではなかっただろうか?」と銀河ノートのメモを調べると、やはりビンゴ。
それに、この日(G1/15)は新月で、旧暦師走の初日。アフリカやインドでは金環日食も観られ、ヘリオコンパス2010を開封するのには、申し分無い日と思えた。開けてみて驚いたのは、昨年、既に完成の域に達したのではないかと感じていたヘリオコンパスが、さらに進化していた点だ。1兆分の1スケールの本体には、昨年よりも充実した惑星定数表や会合周期表が付され、私が「あると嬉しいなー」と思っていた、主要恒星の方位データもバッチリ記載されていた。どの惑星かがひと目で分かるよう作成された9つのピンも心憎い。
付録の冊子もフルカラーになっただけでなく、太陽中心と地球中心の図が毎月分掲載されていたり、1年間の惑星会合パターンが具体的に図示されていたり、もう見事という他無い。見開きには銀河系全体を上から見渡した図やヘリオスフィアの概念図もあって、銀河人としての感覚を呼び起こさせてくれる。だが、シンクロ研究を体感的に行なっている私が個人的に最も嬉しかったのは、開封したその日(1/15)から、ちょうどこの冊子が使えるようになっていた点だった。
2009年版のものをおよそ1年、実際に使ってみて感じたのは、太陽系の中の自分(地球)の位置を、かなりリアルにイメージ出来るということだった。地球の赤道傾斜角を意識していれば、日照時間と季節の関係などもイメージし易いし、太陽から180度の方位(真夜中)をしっかり意識していると、夕暮れ時や夜明け頃に見えている星がどの惑星や恒星なのかも、容易に把握できるようになる。つまり、自分の目で直接見ている星空と、太陽系上方から観た配置図とが、イメージの中で繋がってくるのを感じられるのだ。
2010年版だと、恒星の情報も日々目に入るので、より簡単にそれが楽しめるようになるだろう。人工光が溢れる東京の夜空でも、シリウスやアルクトゥルスなどの明るい恒星や、金星、火星、木星、土星などの惑星は、かなりはっきりその位置を把握することができる。星々を見る時、常に地球(自分)中心と、太陽(上方)中心の2重の視点で空間を意識できるところ、あるいは、その意識状態(ちょっとマニアックになるが、半田広宣氏の『2013:人類が神を見る日』の表現を用いれば「変換人型ゲシュタルト」的な意識)を開発できるところが、このヘリオコンパスの素晴しい点ではないかと思う。
「13の月の暦」を使って圧倒的とも言えるシンクロを日々感じている(といっても暦だけの働きとは言い切れないが)私は、時空間に対する物理的精緻さや正確さは、実はシンクロの体感とは直接的には関係が無いのかもしれないと思っているのだが、一方で、星々がどういう位置関係にあるのかを大雑把にでも把握しておくことは、シンクロ感覚を深める重要な要素の一つだとも感じている。特にこの1年は、毎日ピンを動かしているおかげで(こうした手作業がまたいいのだ)、夜空の惑星の動きを初めて強く意識し、おそらく古代人もあの(恒星とは違う)ふるまいを不思議に思っただろうなー、と想像することがしばしばあった。シンクロの鍵は、むしろこうした「思い」の方にあるのかもしれない。
ちなみに、この記事を書いている今日(G1/21)は、金星と火星が太陽に対して180度の位置にあることが、冊子巻末の会合表に記されている。占星術をやる方なら、ここから何かを読み取るのだろうが、私は「13の月の暦」と同じように、こうした運動パターンを、リズムとして心身に取り込んで行く事を優先しているので、何かに気付くとしても、もっと先になってからになるだろう。いずれにしても、ヘリオコンパス2010は、使ってみる価値のある意識変容ツールの一つだと思うし、正確な観測データに基づいているから、学校での教材などにも活用できるのではないかと思う。これだけのものを創り上げた考案者の開知くんと、チーム地球暦の皆さんに、敬意と感謝の気持ちを込めて、今年も使わせて頂くとしよう。
追記:現時点ではまだ準備中が多いようだが、公式サイトは→こちら