バリさまさま・8

2010年10月10日 01:33

電気の月20日 (G10/9) KIN184 黄色い月の種 (by D)

普段から「その時、その場でしか体験できないもの」に魅力を感じる私は、旅においても、その土地特有の何かに触れることに最も心惹かれる。それ故、「バリで何をしたいのか」と自らに問いかけてみた時も、以下のような答えがパッと浮かんで来た。

・ウブド発祥にまつわる寺院を参拝したい
・ガムラン(特にジェゴク)を間近で聴いてみたい
・ケチャを生で観たい
・複数の実力あるバリアン(シャーマン)に会ってみたい
・「食べて、祈って、恋をして」に登場するクトゥ・リエさんにも会いたい
・綺麗な海でシュノーケリングしたい

最後の一つは、毎夏騒ぎ立てることで、特にバリである必要性も無いのだが、今年は他に機会も無かったし、バリの山だけでなく海も体験したいという側面もあったので、やはり自分にとっては外せない要素だった。一方、バリ7度目というLは、「程よい大きさと質の高さを兼ね備えた宿でのんびり過ごしたい」ということ以外は、特に強いリクエストも無いようで、上記のいずれの希望にも快く賛同してくれた。

特に、音の力でトランス状態になる人もいるというジェゴク(竹のガムラン)については、大橋力さんの講演を聞いた直後だったこともあってか、色々と調べてくれたりもした。それではっきりしたのは、ジェゴクは、バリ島の西方にある村ヌガラで、スアール・アグンという楽団によって、週1回程度演奏されるということだった。移動を含めると一日仕事になるし、滞在期間の短さを考慮すると、なかなか調整も難しい。
 
しかし、さらに調べると、何と、8月初旬に年一度の来日公演があることが判明。出来れば現地で聴きたいという気持ちもあったが、上記のような事情もあったし、先にバリのバイブレーションに浸っておくのも悪くなかろうという事で、8/7(KIN121)、五反田の会場へと向かった。もともとジェゴクは、竹のガムランのうち、一番大きなものを指す言葉で、「偉大なもの」とか「奥深さ」という意味があるらしい。
 
私がジェゴクの存在を知ったのは、おそらく芸能山城組(代表の山城氏の本名が大橋氏)による「AKIRA」のサントラだったと思う。その大地からわき起こるような響きに、何か畏敬の念に近いようなものを抱いた記憶があるが、全身で体感した生ジェゴクにも、同じかそれ以上のものを感じた。冒頭、軽やかなリズムと共に会場後方から現れた楽団は、そのまま舞台へ。通路側にいたLは、ちゃっかりスウェントラ団長とも握手。
 
その後は怒涛の演奏で、後半には団員が次々トランス状態に入って2,3名がバタバタと倒れたりするありさま。ちょっとヤラセっぽい気もしたが、少なくとも一人は、「意識があったらそうは倒れられない」という倒れ方をしていたし、あの動きであの音の渦の中にいたらトランスになってもおかしくはないと思う。こちらも興奮しつつ、バリとのコネクションがより深まったのを感じた。

その後あった細かいシンクロはすっ飛ばして、いよいよ出発日の8/29(KIN143)へ。この日の朝、久々の(よく考えたら新年最初の)「千夜一夜リーディング」があった。どうやら私は、かつてバリでも色々とシャーマニックなことをやっていたらしい。ただ、検証出来るほど細かい内容では無かったので、後は現地に行ってみて、事がスムースに進むようであれば、前世のご縁のおかげかもしれない、と思うことにしよう。
 
マイケル・ジャクソンの生誕52周年(「13の月の暦」での還暦)ともシンクロしていたので、予約時にシートは52番をチョイス。7時間ほどのフライトは、読書と映画で退屈することもなくバリに到着。空港に迎えに来てくれていたバリチリのガイド・アルナワさんは、何とヌガラの出身。聞けば、お兄さんはスアール・アグンの団員で、スウェントラ団長はお母さんの親戚だとか!こういうシンクロは幸先が良い証拠だ。
 
アリラウブドに到着したのは雨上がりの深夜だったが、ライステラスを縫うように走る曲がりくねった道の先にほんのり明かりが見えてくるつくりは、なかなか幻想的だ。コドン64「準備」の週が完了する日とシンクロするようにホテルの部屋数は64、谷に面した110号室も、ギャラリーTENで宮本さんの写真展を見た日付KIN110とシンクロしていた。谷間の闇にうごめく様々な存在の気配が「ウブドの森に居る」という事を実感させてくれるのを味わいながら、移動の疲れを癒すべく身を横たえた(つづく)。

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