バリさまさま・10(ガムラン)

2010年10月29日 03:36

自己存在の月11日 (G10/28) KIN203 青い銀河の夜 (by D)

書の作品提出に追われていて、大分間が空いてしまった。今日は、このシリーズでも何度かご登場いただいている伝説のサーファー、ジェリー・ロペスの銀河の誕生日なので、そのエネルギーに乗ってバリの時間に戻ろう。時は8/30(KIN144)、ところはバリ島はウブドのお話である。

心温まる時間を過ごしたクトゥ・リエさんの家を後に、再び自転車でウブド中心街へ。帰りにどこかでお茶でもしようかと思っていたのだが、クトゥさんのところに結構長居していたようで、自転車の返却時間も近付いていたし、雨がパラついてきたりもしたので、そのまま王宮前に直行することに。幸い雨はすぐに止んでくれたが、往路楽した分、帰路は上り坂が多く、交通量もかなりあったため、Lにはちょっとしんどかった模様。大分後まで、あの時の自転車で・・・とブツブツ言われた。

bike

今となっては懐かしい問題の自転車(笑)。炎天下、大型バスの行交う、くねった一通を逆走させられて泣きそうだったが、ちゃんとクトゥさんのお家に連れてってもらえた。(L追記)

王宮でのサダ・ブダヤの公演まではまだ十分時間もあったので、ウブドにおけるオーガニックフードの草分けと言われる「バリ・ブッダ」へ。フルーツジュース&ヘルシーかつ美味なサンドイッチで一気に息を吹き返した。公演会場に少し早目に行ってみると、まだ人影はまばらで、舞台横に並べてある楽器の目の前(一番前)の席に座って待つことにした。開演直前には、かなりの人だかりが出来て熱気を帯びてきたが、驚いたのは演奏者が入って来てからだ。多少は楽器を前にズラすのかと思っていたら、殆ど自分の足に触れるくらいの位置にそのまま座って、ガムランの演奏が始まった。

グワ~ン!グヮグヮグヮ・グヮグヮグヮグヮ・グワヮヮヮ~~ン!!という音が、身体全体に響いて来て心地良い。斜め前にいる人が団長らしく、拍子が変わるときに、バチをクルクルっと回したりして、それとなく号令をかけている。音の渦に酔いしれるのに最高の席だったが、奏法も魅力的で、どうやら右手のバチで叩いた直後、一瞬ずれて左手で鉄琴の部分を押さえて響き方を調整しているようだ。それが、どんな高速演奏の時も守られていて見事だった。

冒頭のガムラン演奏だけですっかり満足してしまったが、続いて行われたレゴンを含む6つの演目の踊りも、もちろん素晴しかった。中でも一番シビれたのは戦士の踊りバリス。振り付けが面白いというのもあったが、きっと踊り手に才能があるのだろう、華もあるし何より踊りのキレがいい。ちょっと肩を力ませた格好でプルプル手と頭を震わせて静止していたかと思うと、クルッと一回転してパッと決めのポーズを取る。かと思うと、眼球を信じられないスピードで左右に動かしたりもするしで、すっかりファンになってしまった。

balis

この夜のバリスの踊り手は最高!ハートわし摑みにされたDは、帰国後もしばらくバリスの踊りを真似ていた(笑)。

もちろん、どの踊りにもガムランがセットになっていて、公演中ずっと音に浸っていられるので、それだけで殆どトランス状態。私は身体でリズムをとらずには居られない感じだったのだが、観客の殆どは動かずにジーッと見ているだけなので、それが不思議でならなかった。いずれにしても、ガムランを聴くなら、演奏者の目の前に座ることを強くお薦めしたい。大橋力(山城祥二)氏の講演を聞くまでもなく、これは身体で聴くものだと思った。
 
公演終了後の王宮前は、タクシーの客引きが多くて煩わしかったので、しばらく歩いてからゆっくりタクシー選びをした。その甲斐あって、無駄口を全く叩かないとても静かな運転手のソフトな運転でホテルへ。こういう時のLの人の選び方は見事で、まず外れることがない。たとえオーラが見えるという人でも、こういう時にパッと人が見分けられないようでは、全然実用的ではないし、そもそも見えているものが何と相関性があるのかも分からなくなる(気のせいと言われても仕方あるまい)。
 
Lも常時見えている訳ではないそうで(その日の調子とか背景の色とか諸々の条件で変わるとのこと)、こういう時も、目で見るというよりは殆ど気配で感じるらしい。私の方はもともと気配派で、ごく希に見えるというタイプだが、いずれにしても、感じることはLと近いようで意見はほぼ一致する。例えば、新体道の稽古をすると、その人の気配がグッと強くなったりするのを私は感じるのだが、そういう時はオーラも大きく広がっているとのこと。そういう検証を重ねていると、結局、色が見えるかどうかよりも、変化や場を読み取れるかどうかが重要なのではないかと思えてくる。(つづく)

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