タイムラグのあるニュース

2011年05月20日 01:22

■スペクトルの月18日(G5/19) KIN146 白い電気の世界の橋渡し (by D)

311以降、各種メディアの情報を見ていて気付いたことがある。記者クラブメディア(NHKとキー局、および大手新聞社)は、「重要で緊急を要する情報ほど隠蔽する(後だしする)」ということだ。政府や官僚、そしてメディアの強力なスポンサー(電力会社など)にとって、面倒や不利益を起こす情報については、極力タイムラグが生まれるよう意図的に情報がコントロールされていることが、改めて確認できた。

これは、もちろん今現在も進行中で、その構造的背景については、梶川氏が「犬のしっぽ」ブログで言及されている。簡単に言えば、経済(株主)最優先のしくみが、この「致命的なタイムラグ」を生んでいるということだ。実際、大勢の人々が、ニュース番組という「現場で起こっている重要なことは一切流さない」強力な風評増幅装置によって、大量の放射線を浴びせられることになった。

この「タイムラグ」というのがミソで、真実が全く伝えられないという訳ではないところが、北朝鮮や中国共産党のような一党独裁政権とは違って、分かりにくいところなのだ。事実、ニュースではウソ(本当の意味での風評)ばかり垂れ流しているNHKでも、2ヶ月が経過した時点では「ネットワークでつくる放射能汚染地図」という有意義な(まともな人によるまともな人のための)番組が放映された。東電でもNHKでも、全職員が腐っている訳ではない。

それより少し前には大手新聞で、もうちょっと前には大手新聞社系の雑誌で、さらにもっと早い時点では各種週刊誌が、より実情に近い情報を流していた。そして、実はインターネット上には、ほぼリアルタイムで有意な情報は流れていたのである(もちろん「識別力(見る目)」を持つ人々にとってという条件付きだが)。

つまり、現在の日本のメディアには、「NHKおよびキー局のニュース番組>大手新聞>大手新聞社系雑誌>その他の週刊誌・雑誌≒インターネット」という順番で、信頼度が高く、正確な情報が流れるという(時間をかけてつくり上げられた洗脳による)仮想の(そして実は全く偽りの)階層構造があり、同時に、この構造を使った「柔らかい隠蔽」が巧みに行なわれているのである。大して重要でないニュースはリアルタイムで流れるようになっているこのしくみによって、多くの人々は全てがリアルタイムで流れていると、錯覚させられてしまうのだ。

仮想のメディア信頼度に基づく「タイムラグ」は、様々な隠蔽工作を行うための時間的余裕をつくりだす目的で、意図的に生じさせられている。ただ、このしくみが安泰だったのは、インターネット革命が起こる数年前までの話で、中東情勢の激変を観るまでもなく、今やこの構造は完全に崩壊しつつある。現時点で、記者クラブメディアを信じているのは、未だに新聞テレビだけに頼っているか、ネットを使っていても自律的学習をしない洗脳され易い人々だけだろう。

【今の政府や官僚、東大、NHKは明確に「乞食の集まり」・・・自ら額に汗して生活をするのではなく、口先で他人の財布からお金を引き抜くことだけに長けた乞食集団・・・であることが、この福島のプリズムを通してみるとハッキリ見える】【全ての原因は「税金の取りすぎ」だ】と、武田先生は看破され、【法律は緊急事態を解決するテクノロジーではない】と梶川氏は指摘する。
 
緊急事態になると途端に法を守らなくなるような国(政府、官僚、御用学者)に、果たして税金など払う必要があるのだろうか?戦時中の大本営よろしく、横一線でウソ(風評)ばかり流す記者クラブメディア(新聞テレビ)に耳を傾ける必要などあるのだろうか?法を守らない存在(国や自治体、教師)に対して忠実である必要性を、教師や親は子供達にどう教えられるというのだろうか?偽りの権威が暴かれた後に残るのは何か。人として普通に考えれば、誰でも分かることばかりだ。

ただ、それであってもまだしばらくは、「大事な情報ほどニュースになるのに時間がかかる」という(全く新しくないのにニュースと呼ぶジョークのような)状況は続くだろう。しかし、見る目さえ養っておけば、ネット上に信頼のおける情報は沢山あるということもまたはっきりした。という訳で、その目を養うための、超フレッシュな(タイムラグマイナスの)ニュースを最後にひとつお知らせしたい(かなり強引な展開)。
 
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