雲竜のブータン

2011年11月14日 01:36

自己存在の月28日(G11/14)KIN65 赤い宇宙の蛇(by L)

もうすぐブータン国王夫妻が来日されますね。
ブータンは、チベット仏教を国教とする唯一の国ですが、今回ご夫妻は高僧と一緒に来日され、福島で法要を行ってくださるそうです。人口70万人程の小さなヒマラヤの国が、大震災に100万ドルもの義援金を送ってくれた事も、私たちは忘れてはいけないと思います。

実は私、何を隠そう前国王の大ファンでした。
昭和天皇の大喪の礼に参列された時のお姿がとても美しく感じられたのです。
2月のとりわけ寒い雨の日だったのに、若き王様は簡素なブータンの民族衣装のままでした。
宮内庁がコートを薦めたけどれど、陛下に失礼だからと断られたそう。
また、各国の参列者が弔問のついでに政治的な外交を繰り広げ、日本からの援助を要請したりする中で、「日本には、弔意を示す為に来たのであって、無心に来たのではない」という言葉を残し風のように去って行かれました(かっこいいーーー)。
その後、前国王の掲げるGNH(国民総幸福;Gross National Happiness)のスローガンは、(ブータン難民問題をかかえている一方で)日本でも大変有名になり、世界からも賞賛されているのは、広く知られるところです。

真面目な話はともかく。ブータンはマジカルな国。竜の住まう不思議の国です(本当に竜が出て来るんだよ~~~)。木を一本切ったら二本植えるルールがあったり、料理の辛さでは、もうブッチぎりで世界一だったり(唐辛子はお野菜としてサラダのようにモリモリ食べる)、公共の場では民族衣装着用が義務だったり(小学生も伝統衣装で通学。かわいい)、調子の悪い時は皆こぞって医者よりシャーマンのところに行き、ハリウッドセレブよりもお坊さんに人気があり、そして、ちょっとビックリな壁画が誇らしげに民家を飾っていたり(勇気のある方ここクリック。しかし、この記事はかつて日本も経験したであろう、自国の文化が崩壊して行く近代化の危うさの本質を突く良い記事だと思う。)、
前国王に4人の王妃がいらっしゃり、その4人が実の姉妹でいらしたり、私達はほんの数日訪れただけなので、ブータンを知っているとは言えないけれど、驚きに満ち満ちた神秘の国でした。

新しい国王夫妻にも、日本での滞在を楽しんで頂けたらとても嬉しいと思います。


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