2012年01月13日 02:46
■共振の月3日(G1/12)KIN124 黄色い共振の種(byD)
今日は、『13の月の暦』で月と日付の銀河の音が「7(共振)」で響き合う「魔術の亀の日」。13列20行から成るツォルキン(※)の中央7列目最初の7の日でもある。ほぼひと月前のKIN97(6・地球)もまた「魔術の亀の日」だったが、その日は「年、月、日」の全てが「6(律動)」で共鳴し合うという意味で、今日とはまた違ったスペシャルな日だった。
その日のお昼頃、私達は京都の神護寺を訪れていた。高野山からの流れで、関西出張の機会に行ってみようという事になったのだ。空海ゆかりの地は他にもあったが、これまで一度も参拝したことが無かったし、10年前のカーラチャクラ(法王の体調不良で唯一中止となったブッダガヤ)で知り合って以来、何かとお世話になっている起心書房代表・安元剛さんのお薦めもあったので、「今がその時」と相成った。
★金堂前。まるで真夏の空でした。
直前に雨が降っていたらしく路面は濡れていたが、空は澄み渡った青で気持ちがいい。ところが金堂にお参りしておみくじを引くと、何と2人揃って凶!2人共というのはさすがに初めて。空海ゆかりの寺なのに何故?と思いつつ、私は「あ、こういう話だと面白いな」とその後の展開を何となくイメージした。
実は直前まで知らなかったのだが、神護寺は「かわらけ投げ」という厄よけ儀式発祥の地。谷間に向かって展望の拓けた崖があり、そこから素焼きの小皿を投げるらしい。ということで、崖に近付いてみると、谷間の奥の山をすーっと乗り越えるようにして霧のような雲がこちらに向かって来る。と思う間もなく、辺り一面にわかにかき曇り、雪まで舞い始めた。夏のような青空が一瞬にして墨絵の世界に変貌。
★雪雲が現れて、不思議なお天気雪に。
雪雲のベールに覆われながらも、太陽はその裏でうっすら輝き続けていて、いわばお天気雪のような状態なのだが、風も急に強まって来て吹雪の様相を見せ始めたので、ひとまずお茶屋に避難して甘酒で身体を暖めることにした。が、それを飲み終える頃にはもう、龍の群れのようなその雲は東へ去りつつあり、ほぼ元の青空に戻っていた。狐につままれたような気分のまま、お茶屋の女将に教わったスナップを利かせた投げ方で、谷底にキラキラ輝く川面めがけて小皿を投げた。
境内を一巡りした後、裏手に文覚上人のお墓があるのを入り口でもらった地図の中に見つける。文覚上人と言えば、その昔、新体道の滝行セミナーで初めて入った洒水の滝で荒行をしたと言われている方。金堂にあった冊子によれば、神護寺中興の祖であるだけでなく、那智の滝でも超人的な滝行をした(といってもさすがにあの大瀑布ではなく、下流の小さめの滝らしいが)とのことなので、これはご挨拶に行かねばという気になった。
しかし、地図とは大分縮尺が違い、しかも一部土砂で崩れたような細い道はどんどん斜面を登って行く。Lが早めにあきらめて引き返したのは正解だったかもしれない。かなりの勢いで一気に登って行くと20分位で境内裏手の山頂に辿り着いた。まさか山頂にお墓があるとは思っていなかったが、実に見事な展望で、遥かに京都市街が見渡せる。お天気もすっかり良くなってしばし絶景を味わった。
★そしてまた、どっかーんと晴れました。
山を下りて金堂に辿り着くと、再度L共々おみくじを引いてみた。ここで吉が出れば最初にイメージした通りの展開なのだが、果たして結果は…やはり2人共「吉」だった。物事をその場その場でブツブツに切って感じ取っていると、ただただ一喜一憂するばかりだが、常に展開し続ける物語の一場面だと思っていると、こんな風に楽しめてしまう。
最初に引いたのが52で、2回目が22、かけ算すると1144かな?と暗算した後で、念のため電卓で確認。その話をしながら、夢見で知られる明恵上人が開いた高山寺へ向かって川沿いの道を歩き始めると、すぐに1144ナンバーの車が目に入った。あんまりタイミングが良いので思わずデジカメに納めてしまった程だ。この出来事からも様々なサインが読み取れるが、長くなって来たので、ここでは事実のメモだけに留めておこう。
そういえば、金堂には神護寺住職と安元さんの共著『ほっとする空海の言葉』も置いてあった。多分、雲の姿をとって現れてくれた龍達も、お参りを喜んで挨拶に来てくれたのだろう(と勝手に思うことにする)。結局、その日お天気が崩れたのは崖に近付いたあの瞬間だけだったし、登場の仕方もまさに龍のごとしで、かつてブータン(雷龍の国)で見た雲にもよく似ていた。京都シンクロ・ミニトリップはまだ続くのだが、今日のところはここまでとしよう。
(※)特に「マヤの機織り」という文様入りのものは、マヤ遺跡や絵文書からは見つかっていないタイプで、メキシコやグアテマラなどの先住民(ネイティブ・マヤ)にも殆ど伝わっていないバージョン。かといってホゼ・アグエイアスが編み出したものでもない。その背景については『マヤのリズム』に整理してあるので、興味のある方は参照頂ければと思う。
今日は、『13の月の暦』で月と日付の銀河の音が「7(共振)」で響き合う「魔術の亀の日」。13列20行から成るツォルキン(※)の中央7列目最初の7の日でもある。ほぼひと月前のKIN97(6・地球)もまた「魔術の亀の日」だったが、その日は「年、月、日」の全てが「6(律動)」で共鳴し合うという意味で、今日とはまた違ったスペシャルな日だった。
その日のお昼頃、私達は京都の神護寺を訪れていた。高野山からの流れで、関西出張の機会に行ってみようという事になったのだ。空海ゆかりの地は他にもあったが、これまで一度も参拝したことが無かったし、10年前のカーラチャクラ(法王の体調不良で唯一中止となったブッダガヤ)で知り合って以来、何かとお世話になっている起心書房代表・安元剛さんのお薦めもあったので、「今がその時」と相成った。

直前に雨が降っていたらしく路面は濡れていたが、空は澄み渡った青で気持ちがいい。ところが金堂にお参りしておみくじを引くと、何と2人揃って凶!2人共というのはさすがに初めて。空海ゆかりの寺なのに何故?と思いつつ、私は「あ、こういう話だと面白いな」とその後の展開を何となくイメージした。
実は直前まで知らなかったのだが、神護寺は「かわらけ投げ」という厄よけ儀式発祥の地。谷間に向かって展望の拓けた崖があり、そこから素焼きの小皿を投げるらしい。ということで、崖に近付いてみると、谷間の奥の山をすーっと乗り越えるようにして霧のような雲がこちらに向かって来る。と思う間もなく、辺り一面にわかにかき曇り、雪まで舞い始めた。夏のような青空が一瞬にして墨絵の世界に変貌。


雪雲のベールに覆われながらも、太陽はその裏でうっすら輝き続けていて、いわばお天気雪のような状態なのだが、風も急に強まって来て吹雪の様相を見せ始めたので、ひとまずお茶屋に避難して甘酒で身体を暖めることにした。が、それを飲み終える頃にはもう、龍の群れのようなその雲は東へ去りつつあり、ほぼ元の青空に戻っていた。狐につままれたような気分のまま、お茶屋の女将に教わったスナップを利かせた投げ方で、谷底にキラキラ輝く川面めがけて小皿を投げた。
境内を一巡りした後、裏手に文覚上人のお墓があるのを入り口でもらった地図の中に見つける。文覚上人と言えば、その昔、新体道の滝行セミナーで初めて入った洒水の滝で荒行をしたと言われている方。金堂にあった冊子によれば、神護寺中興の祖であるだけでなく、那智の滝でも超人的な滝行をした(といってもさすがにあの大瀑布ではなく、下流の小さめの滝らしいが)とのことなので、これはご挨拶に行かねばという気になった。
しかし、地図とは大分縮尺が違い、しかも一部土砂で崩れたような細い道はどんどん斜面を登って行く。Lが早めにあきらめて引き返したのは正解だったかもしれない。かなりの勢いで一気に登って行くと20分位で境内裏手の山頂に辿り着いた。まさか山頂にお墓があるとは思っていなかったが、実に見事な展望で、遥かに京都市街が見渡せる。お天気もすっかり良くなってしばし絶景を味わった。

山を下りて金堂に辿り着くと、再度L共々おみくじを引いてみた。ここで吉が出れば最初にイメージした通りの展開なのだが、果たして結果は…やはり2人共「吉」だった。物事をその場その場でブツブツに切って感じ取っていると、ただただ一喜一憂するばかりだが、常に展開し続ける物語の一場面だと思っていると、こんな風に楽しめてしまう。
最初に引いたのが52で、2回目が22、かけ算すると1144かな?と暗算した後で、念のため電卓で確認。その話をしながら、夢見で知られる明恵上人が開いた高山寺へ向かって川沿いの道を歩き始めると、すぐに1144ナンバーの車が目に入った。あんまりタイミングが良いので思わずデジカメに納めてしまった程だ。この出来事からも様々なサインが読み取れるが、長くなって来たので、ここでは事実のメモだけに留めておこう。
そういえば、金堂には神護寺住職と安元さんの共著『ほっとする空海の言葉』も置いてあった。多分、雲の姿をとって現れてくれた龍達も、お参りを喜んで挨拶に来てくれたのだろう(と勝手に思うことにする)。結局、その日お天気が崩れたのは崖に近付いたあの瞬間だけだったし、登場の仕方もまさに龍のごとしで、かつてブータン(雷龍の国)で見た雲にもよく似ていた。京都シンクロ・ミニトリップはまだ続くのだが、今日のところはここまでとしよう。
(※)特に「マヤの機織り」という文様入りのものは、マヤ遺跡や絵文書からは見つかっていないタイプで、メキシコやグアテマラなどの先住民(ネイティブ・マヤ)にも殆ど伝わっていないバージョン。かといってホゼ・アグエイアスが編み出したものでもない。その背景については『マヤのリズム』に整理してあるので、興味のある方は参照頂ければと思う。
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