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「銀河の同期」の新しい意識

2013年08月02日 17:22

磁気の月8日(G8/2)KIN171 青い月の猿(by D)
同期 
2013年7月26日「銀河の同期」。この日は、『13の月の暦(ドリームスペル)』を使っている者にとっては、ある意味、2012年の冬至よりも特別で待ち遠しい瞬間だったかもしれない。自分自身の使用経験と、暦に対するアプローチの違いによる使用者の意識の差を目の当たりにして来たこともあって、私は、もう何年も前から「1日で全てが変わるみたいな分かり易い出来事は起きないだろう」と言い続けて来たが、それでも、「どんな1日なるだろうか?」と楽しみにはしていた。

前日の「時間をはずした日」に、隅田川での剣武天真流奉納演武と、新宿西口プロムナードでの天真書法塾展出品が同時に実現していたのは、狙っても出来ないことだけに、個人的には確かに非常にスペシャルな状態でこの日を迎えたと言える。何しろ、数年前まで剣武は存在さえしておらず(土台となる新体道はあったし稽古もしていたが)、最初の剣武合宿(10・地球)から参加していなかったら、この「赤い地球」のウェイブスペルの中央(7日目)までに、奉納演武ができる状態には成っていなかっただろうし、新宿の展示だって、抽選に当たって初めて得られた機会で、期間も場所も自由に選べるものでは無いのだ。

しかも、私が出品した「蒼海」という書は、剣武天真流の型「蒼海剣」にインスピレーションを得たものだ。もちろん「都会の中で広々とした海をイメージして心を広げて頂けたら」という意図もあってのことだが、最高に特別な「時間をはずした日」に、山手線と総武線がクロスする2つのポイントで、ある種の共鳴状態を創り出せたことは、ちょっとした奇跡だと思う。後から地図で確認すると、その中間点は、靖国神社の境内になることが分かった。その間近に、剣と書の師である青木先生の事務所や、何かと縁がある(来週は松本さんの写真展に題字としてLの書が展示される)インド大使館もある。

銀河の同期」の朝、私達は家にある全ての暦(もともと全て13の月の暦)を新しい年のものに替えてから、明治神宮へと向かった。16年前のこの日(元旦)、世界会議を無事終えたホゼとロイディーンは、有志に声をかけて、明治神宮を参拝している。パン・ジャパン・ライブラリーに記録が残っている通り、グレゴリオ暦への改暦があった時代の君主に、グレゴリオ暦の時間が終わり、新しい13の月の暦が始まったことを報告する意味で、簡単なセレモニーが行われたのだ。

22名の参加者の中には、アグエイアス夫妻だけでなく私も含まれていて、参拝後、当時は品川にあったIHMのオフィスで、まだ世界にはあまり知られていなかった結晶写真を彼らに見せた記憶がある(会社は休みだったはず)。その道すがら、『時空のサーファー』のジョーおじさんの行う銀河の挨拶はどんなポーズなのかとか、ヴァルム・ヴォタンとホゼ・アグエイアスの違いは何か等と聞いたことが思い出される。

『時間の法則の20の銘板』のプログラム開始ポイントでもあった1997年7月26日のこの出来事を思い出した私は、午後の「ドリームバンク」の参加者とシャンバラ教室&アルケミスト教室生に声をかけて、16年の時の輪を菊の御紋で飾られたその神社で完了しようと思い立ったのだ。10時半の集合だったが、少し早く着いてしまったので近所のカフェへ。クロワッサンが入っていた袋の販売者欄を見ると「高津区二子」とある。この場で家から至近距離の住所が出て来るのが何とも面白い。

数名遅刻の連絡が入ったが、「その時いる人で」という約束だったので、「ただ一緒にお参りして、本殿前で記念撮影をして解散します」という簡単な説明をして、10時半に間に合った14名で出発。鳥居横の集合場所に14の札があるのだから、然るべき人が集ったのだと思う。鳥居の上には菊の御紋が3つあって花弁は全部で48。2日前に完了した『20の銘板』最後の卦は「コドン48/源泉への到達」だったから、ここが然るべき場所なのだと思える。

玉砂利を踏みしめながら、ふと、明治天皇の誕生KINは何だったろうか?と気になってスマホで調べると1852年11月3日のKIN259(12・嵐)。ごく最近同じKINの人を調べたばかりだった気がする…と手帳を見ると、新宿西口プロムナードで凄いシンクロがあった合田先生だった。KIN259をサイ時間でみれば13月22日(7/18)に対応し、ちょうど「コドン48/源泉への到達」の第52週が始まった日付にも繋がる。確かに、太陰暦からグレゴリオ暦に移行したのは、日と月を治める「明治」の世だったのだから、このリンクは示唆に富んでいる。

集った14名に今年(この日)の音「8」を加えると22名。この日のガイドキンもコード番号8の星だったし、今年一年の終わりはKIN8(8・星)なのだから、この人数もやはり美しい。ロイディーンと同じKIN22のMさんがギリギリ参拝時に間に合ったので、最終的には15名になったが、最後に来た方が22(13+9)というのもまた象徴的だ。

暑いとはいえ、こういう時にあまりダラダラ歩く気にはなれない私達は、先頭で本殿前に到着。一瞬、皆が揃ってからにしようかとも思ったが、ちょうどその瞬間に太鼓が鳴り始め、白い袴の神職の方々20〜30名くらいが整列していたので、その方々(リーダーみたいな人)に合わせてそのまま2礼2拍手1礼。全員がこの瞬間に同期出来ていたら最高に美しかったが、ちょっと遅れた人々も終わりの太鼓までには何とか間に合ったようなので良しとしよう。おみくじを引き、16年前の簡単な解説と記念撮影をして解散。

境内には結婚式を上げる着物姿の2人や全国銘水奉献の棚なども見られて縁起が良い(前日水への祈りをしているだけに)。ちなみに、「銀河の同期」に引いたおみくじ(大御心)は、今年平成25年と同期する25番。「天」というタイトルで明治天皇御製の「あさみどり 澄みわたりたる大空の 広きをおのが心ともがな」という歌が記されていた。花菖蒲を見に来た38(19×2)日前のKIN126には19番を引いているので、思わず19+25とすると合計44となり、16年前の同日KIN44とシンクロすることに気付いた。

ちなみにLは10番「耳」。荒木先生の誕生KIN、青木先生の道筋とシンクロしている。25–10=15は、最終的な参拝者数であり32(16×2)日前に天王山でお目にかかった皇后美智子さまの誕生KINでもある。午後の会場は渋谷なので、先に渋谷に移動して、新年最初のお昼と決めていたアートマサシヤへ(アートは星のキーワードで味も抜群なので)へ。暑さが激しかったので、駅前からミニバスに乗ろうとして、運転士の方にLが文化総合センター方面に行くか確認すると「グルッと回って最後に着くので20分位かかりますよ」と言われ、別な路線を薦められた。

しかし、20分くらいなら暑い中待つよりも乗ってしまった方が良いという事になり乗車。ところが、最初に到着したのは、何と目的のアートマサシヤの目の前の南平台という停留所だった。目的地に一番近い停留所を知らずに目的地に最初に到着したのだ。前日「ジョジョの奇妙な冒険 第7部デジタル版22巻」で「廻り道こそが最短の道」というところを読んでいただけに、この巡り合わせに驚く。バスを降りた瞬間、ナンバーが1987だったのにまた驚いて慌てて撮影。「銀河の同期」を引き起こす発火点でもあったハーモニック・コンバージェンスも、パレンケが世界遺産になったのも、ジョッシュが別次元に旅立ったのも全て1987年の出来事なのだ。

4年前の「4・種」の年から始めた「夢の種を開花させるワーク<ドリームバンク>」は、そのスタート時の「4・種」=「4×4」にちなんで16名で常に行って来たが、この日は20名で募集し、私達を含め22名になった。この中には「銀河の同期」そのものでもあるKIN164の青木さん、年号&おみくじとシンクロしたKIN25のKさん、2日前に滑り込みで間に合った天王町のOさん(KIN78)など、流石にこの時間と場所に共振するだけのことはある、というメンバーが揃っていた。

しかし、最も驚かされたのは『マヤのリズム』のカバー絵でお世話になった絵師・みよこみよこさんが、遠く宮崎から参加して下さったこと。しかも、参加者全員に素晴しいニューイヤーカードまで用意して下さっていたことだ。この日の日付が入った「フナブ・ク飴」をご準備下さったMさんはじめ、美味しいお菓子やお土産を持ち寄って下さった方々、そして「夢の場」を共に創造して下さった全参加者の皆様に、心から感謝したい。

恒例のおやつコーナー(主催者が準備する)では、初心に返って「たねやさんの最中」をお配りし、「銀河の同期」記念として、Lが一人一人に違った書のカードをプレゼント(おみくじの要領で1人ずつ引いてもらった)。「銀河の同期」瞑想も無事に終えて終了。サービス精神溢れるみよこ画伯は、皆からサインを頼まれて、その場でサラサラっとイラスト入りでサインをしている。私もお願いして手帳に書いて頂いた。

M君からは、ジョジョ第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」のフィギュアを頂いた。「黄色」と「黄金」という繋がりだけでなく「生命を与える」とか「動作や意思の力をゼロにする」能力も、このタイミングに相応しく興味深い。ジョルノ自身による説明では「終わりのないのが『終わり』それがゴールド・E・レクイエム」とのこと。

その後、一度帰宅してから、私は九段下の天真館道場に向かった。連日のイベントで疲労はしていたが、青木宏之先生が直接指導して下さるアオキメソッドのクラスが「銀河の同期」にあるのだから、参加しない手は無い。そして、まさにその場で「銀河の同期」最高のクライマックスがやって来た。数ヶ月前から「新しい何かがやって来る気配がある」とおっしゃっていたが、それがこの日遂に稽古空間に出現したのだ。また機会があれば詳しく書いてみたいと思うが、とにかくこの日、道場に来た人々は「新しい意識」を味わったのだ。

そして、今からその続きを体験しに稽古へ行くところである。新年が始まって、あっという間に1週間が経過していたことに驚きつつ。

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