カトマンズでのチベットサポート活動

2013年11月19日 00:04

倍音の月4日(G11/18)KIN19 青い律動の嵐(by D)

NPOクリカでは、チベット人の子供達への教育支援活動を行っており、2008年以降、毎年ネパールのカトマンズを訪れて、直接子供達と触れ合うことを続けて来ています。今年も無事、ボダナートにあるマナサロワール・アカデミーを訪れることが出来ましたので、以下に報告をさせて頂きます(こちらのFBアルバムと合わせてご覧下さい)。

大使館情報で警告されていた通り、到着した日(11/11・月)からバンダ(全面ストライキ)が行われ、市内の交通機関は完全に麻痺していましたが、直前になってツーリストの移動のみ対象外となり、無事、学校近くの宿に辿り着く事が出来ました。いつもは排気ガスで霞みがちなカトマンズ盆地の空気が澄み渡り、これまでで最も鮮明にヒマラヤの峰々を望めたのは、ある意味バンダのお陰でもありました。
ヒマラヤ2013 
翌日(11/12・火)もバンダが続き、学校自体は休校になりましたが、先生方の呼びかけによって近隣の生徒(校舎に寄宿している子も含む)50人余りが、朝7時過ぎから集まって、私(小原大典)が行う天真体道(新体道)のクラスに参加してくれました。昨年は少し演武をしただけでしたが、今年は1時間ほど時間をもらって授業をするという話になっていたのです。
瞑想 
実は、今年の春から、カトマンズ在住の道友・木村悟郎さんが、この学校で週一回木曜の朝に天真体道クラスを担当するようになったので、今回はそこに加わらせてもらうつもりだったのですが、せっかくなら訪問予定の12日(火)にも、私の号令でクラスをやってみたらどうか?という提案が悟郎さんからあったのです。

もともと、火曜と木曜の朝が運動の時間に割り当てられているとのことで、校長先生のサンモさんとも相談して「それなら是非」ということでやらせてもらいました。しかし、学校に到着するなり日本語で「ようこそーーー!はじめましてーーー!」と子供達から挨拶されたのには驚きました。何と、悟郎さんは、早く到着した子供達に日本語のミニレクチャーもしていたのでした。そんな訳で、この日は悟郎さんの助けを得ながら楽しく子供達と交流をさせてもらいました。

その後、チベットの伝統的な衣装をまとっての歌や踊りをメインに、最近流行っているダンスなども織り交ぜつつ、子供達が歓迎のパフォーマンスを披露してくれました。この時の様子は、近日中にFBのサイトで順次公開して行く予定です。最後に支援している子供達一人一人と対面して(プレゼントなど渡しながら)から、ヒマラヤが見える4階の部屋でお昼を頂いて、この日は解散となりました。
集合写真 
翌朝(11/13・水)、8時半頃に訪問すると、ちょうど校舎の中の広い場所に生徒が集まって、お経を唱えているところでした。「聞いたことのあるフレーズだな」と思ったらチベット語の般若心経で、その後も幾つかのお経、チベット国歌斉唱と続き、大体30分位で終了しました。まだ文字が読めない小さい子は、先生のリードに合わせて言葉を真似、文字が読めるようになった子達(8〜10才位)は、チベット語のテキストを見ながらお経を唱えていました。

毎朝、授業の始まる前にお経とお祈りの時間があり、その後、建物の中央にある広場に整列して、鼓笛隊のマーチに合わせて各教室に入って行く、という流れになっていることを、以前から聞き知ってはいたのですが、今回、初めて見学することができました。これまでは、もっと遅い時間に(ややフォーマルに)学校を訪問していたからです。この日は、バンダも解けて、300人以上いる生徒達で中央広場が埋め尽くされていました。

木曜(11/14)は、悟郎さんの天真体道クラスが7:30から行われるので、それより少し前に学校に行ってみたところ、既に壁を背にした悟郎さんの前に子供達が集まっていて、日本語ミニレクチャーが始まっていました。およそ70〜80人位が集まったところで礼をして、天真柔操が始まります。その後もパラパラと登校して来た子供達が合流し、最終的には100名を少し超える位だったでしょうか。
悟郎さん 
柔軟から入って、突きやジャンプなどをした後、瞑想。ちょっと放っておいたら、すぐ話しはじめたり動き回ったりするような年頃の子供達が、静かに正座をして瞑想を続けていられるのは、結構すごいことだと思いました。日本語ミニレクチャーから子供達を引きつけ、色々と工夫しながら稽古を組み立てて来られた悟郎さんの号令の力と、普段から日々30分座ってお経を唱える習慣が身についている子供達ならではだと思います。

サンモ校長によれば、前日、ボダナートのストゥーパ(学校から500m位)周辺でも小さな爆発騒ぎがあったそうで、何時まで経ってもなかなか政情が安定しない国ですが、そんな環境にもめげず、日々勉強に励んでいる子供達の姿に今年も心打たれて私達は帰国しました。ちょうど、私達が成田に到着した朝に、ダライ・ラマ法王もインドから成田に到着され、今、まさに日本各地を巡っておられます

毎年、日本に来て下さるお陰で、私達はその気になれば法王のお話を直接聞く事が出来ますが、マナサロワール・アカデミーに通う生徒達やその家族の殆どは、チベット人の誇りそのものとも言えるダライ・ラマ法王に、直接会えるチャンスが無いのです。私達に出来ることは、本当にささやかなことだけですが、この学校で学ぶ子供達が、心豊かに育ち、将来、新しい可能性を切り拓いてくれることを信じて、支援を続けて行きたいと思っています。


追伸:今回は、NPO活動としての短い旅でしたが、いつも通り沢山の驚くべきシンクロがあった事は言うまでもありません。それについてはまた項を改めて報告する予定です。お楽しみに。

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