長寿国とカミーノの関係

2014年04月18日 19:15

■惑星の月15日(G4/18)KIN170 白い磁気の犬(byD)

先端分野の生物学者でもあったフランス人チベット仏教僧と、ベトナム出身のアメリカ人天体物理学者の対談から生まれた『掌の中の無限 チベット仏教と現代科学が出会う時』を、ようやく読み終えた。最新号のメルマガでも紹介したが、これほどエキサイティングは本には、なかなかお目にかかれない。手に入れてすぐザッと読んではいたが、本腰を入れて読み直し始めたのは、数ヶ月前、あるいは半年以上前だったかと思う。

あまりに面白くて内容も濃いので、さっさか読み進める気になれず、少しずつじっくり味わって来たのだ。本質を探究する人間なら必ず辿り着くであろう問題の殆ど全てが扱われている上、対話する2人の知性も人間性も十二分に高いので、この手の本にありがちな残念なスレ違いも非常に少なく、意義深い相互理解が各所で生まれている。ダライ・ラマ法王が「心を震撼させるほど実り豊かな結実です」と推薦されているのは伊達ではなかった。

さて、この本の序文の最後に「トゥアンとは、1997年のアンドラ(ピレネー山脈東部にある公国。フランス元首とスペインのウルヘル司教の共同統治下にある)の夏期大学初めて会った。壮大なピレネー山脈の風景の中、二人は山を歩きながら、わくわくするような議論を重ねた。この友情に満ちた意見交換で時に合意し、時に対立する中から、この本は生まれた。」とある。

この部分を読み直したのは、G4/7(KIN159)。ちょうど、『カミーノ』を読み終えたのと同時に、動作異常を繰り返していたミニコンポが完全復活したその日だ(その経緯についてはコチラ)。メルマガで書評を書くに当たって、法王のコメントが帯以外にもあったかどうか、序文や後書きで調べようとして、上記引用部分を再発見したのだが、私はそこに「アンドラ」が出て来たことにひどく驚かされた。
IMGP0644.jpg ※これはモンセラートからの風景(カミーノ的イメージ)

何故なら、私はちょうどその前日に「アンドラ」という聞き慣れない国の名を、あるサイトでチラッと目にしていたからだ。「世界一の長寿国はどこ?」というそのサイトを見つけたのは、NHKスペシャル「人体ミクロの大冒険」の中で、長寿エリアとしてサルデーニャが取り上げられていたのがきっかけ。長寿と言えば、沖縄とかコーカサス、フンザなどのイメージが強く、サルデーニャについては聞いたことが無かったので、最近は違って来てるのだろうか?と軽く調べてみたのだ。

上記サイトのランキングに、どの程度信憑性があるのかまでは検証していないが、1位の沖縄に次いで2位に入っていたのがアンドラだった(サルデーニャは7位)。もし、このリサーチを直前にしていなかったら、記憶力の殆ど無い私のこと、異なる動機で目を通していた序文の中に「アンドラ」の文字を見つけても、そのままやり過ごしていたに違いない。それ以前に、サルデーニャに注目していなければ、アンドラという小国に関するシンクロ自体が起こらなかっただろう。

ことの発端は、ひと月半ほど前にトリノを訪れたことにある。「サムライと書道展」のことは既に書いた通りだが、とてもひと言では言い切れないほど、いくつもの物語が織り込まれていて、今もなお進行中である。ジョジョファンの私は、第5部のボスキャラ、ディアボロと縁の深い場所としてサルデーニャ島を意識していたが、トリノに行く直前に、その島がかつてサルディーニャ王国に組み込まれていて、当時の首都がトリノだったと知って、ひどく興奮したのだった。

IMGP0687.jpg ※黒いマリアが祭られているモンセラート修道院

だからこそ、このタイミングにNHKスペシャルで取り上げられていたことにも激しく反応し、調べてみたくなった訳である。そしてアンドラへという流れが生じたのだった。上記序文にもある通り、アンドラは大変興味深い統治体制を敷いている。「軍事」に関するwikiの記述も《近年まで外交をスペインとフランスにゆだねていたこともあり、軍隊は持たず、国防に関してはフランス及びスペインに委託している》となっている。しかし、何より驚いたのは、同じwikiの頁にある次の記述の方だった。

《803年、フランク王国のシャルルマーニュがピレネー山脈中においたスペイン辺境領の一つ、ウルヘル伯領(英語版)を起源とする》

シャルルマーニュがカール大帝のことだと知ったのもこの直後だったという位、教養に欠ける私ではあるが、驚きの由来は別にあった。それは、この文章を目にした前日に読み終えた『カミーノ』に、度々この「シャルルマーニュ」という名が出て来ていたからだった。世界史の教科書か何かでカール大帝くらいは耳にしていたが、シャルルマーニュというフランス名は全く馴染みが無く、『カミーノ』で初めて目にした人名だった。

それが、全く別な「長寿」という文脈から「アンドラ」を通じて、このタイミングで同期してしまうのだから、驚かずにはいられない。『カミーノ』の中で、シャーリーが見る過去生の1つは、ムーア人の少女で、その時、深く交流したのがシャルルマーニュという王だった。そこで、ムーア人についても調べてみると、さらに驚くべきことが判明。

何と《北西アフリカのイスラム教教徒の呼称。主にベルベル人を指して用いられる》という主な説明の次に目に飛び込んで来たのは、《はちまきを巻いた『ムーア人の横顔』は、フランスのコルシカ島とイタリアのサルデーニャ島の旗になっている》という文章だった。

長寿のことからサルデーニャとアンドラが浮上し、『掌の中の無限』の対談もアンドラから始まり、アンドラはシャルルマーニュに関わって誕生しており、『カミーノ』にはシャルルマーニュとムーア人が登場し、ムーア人は旗を通じてサルデーニャに関わっている。

確かに、地中海沿岸は歴史的記述の量に比して、空間的には狭いエリアだ。しかし、私にとってこれまで縁の薄かった土地の情報が、これほどのまとまりと関連性を持って迫って来るのは、やはりただ事とは思えない。ちなみに、「ムーア人の横顔」とサルデーニャとの関係については、「ルネサンスのセレブたち」というブログが参考になった。生活の中で触れたことから探求する姿勢がある人の記事には、ある種のバランスの良さを感じる。

文中に出てくるアラゴン王国は、確か『霊性のアート』にも引用した覚えがあると思ってパラパラめくると、第6章の「カタルーニャの航海図」にやはり書いていた。しかも、私の現在の「運命の道筋」であるKIN181とシンクロするP181に!加えて、このパートは、私の過去生に関係がある(かもしれない)内容が記されている。
IMGP0694.jpg 
そして、今日KIN170(1・犬)は、私達がスペイン、バルセロナに行くきっかけとなった印象深いKINである(その経緯についてはコチラ)。より正確には、4銀河スピン(260×4=1040KIN)前の今日、バルセロナからの波がやって来たのだった。

上記の長寿シンクロを体験していた時には、まだ何も決めていなかったのだが、1週間後のKIN166、現れを仕上げる「惑星の月」の「白い惑星の世界の橋渡し」の日に、私は自分の次の誕生KINを、沖縄で過ごすことを決めた。考えてみたら、その日は『マヤのリズム』発刊4銀河スピンのタイミングだ。

沖縄、アンドラ、サルデーニャという長寿エリアを結びつけたのは、『カミーノ』であるとも言えるし、トリノであるとも言える。長生きする人々の秘訣を、食事や気候、生活様式、家族との関係性などに求めることが、色々と試みられているが、「復活のサンチャゴ・デ・コンポステーラ」に書いたような現象を体験すると、日常の中にある巡礼的な側面(魂をクリアにする行為)も、見逃してはならないように思うのである。

週末の関西出張クラス(特に明後日の円卓読書会)では、そういう本質的な世界の事を、色々とシェアしてみたいと思っている。

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