チチェンイツァのジャガーとウサギ

2014年05月31日 23:03

水晶の月2日(G5/31)KIN213 赤い倍音の空歩く者(by D)

昨日、2ヶ月ぶりに泊まった実家で明け方に観たのは、背中に黒いジャガー(注:車ではない)を乗せてこちらに向かって来る巨大なツキノワグマの夢だった。迫力満点の恐ろしい夢だったが、熊の背中にジャガーが乗っかっていても変だと思わないところに、意識の不思議さがある。

うおおっっっ!と思った瞬間に目が覚めて、「面白かったから覚えておこう」と心に刻んでから、再び寝てしまった。だが、おかげで次に目が覚めた時にも、割とはっきりと夢の様子を思い出すことが出来た。

それにしても、ツキノワグマにジャガーなんて、どういう組み合わせなんだろうか?中米マヤの神話世界において、ジャガーは夜の太陽と結び付けられたりもするが、『13の月の暦』では、9番目の「太陽の月」のトーテムアニマルでもある。「月の輪熊」と「(夜の)太陽の象徴」…新月から満月に向かって動き始める”今”を示しているようにも取れるし、日食のイメージもある。

ちなみに、一番最近の日食はG4/29(KIN181)に南極エリアで起きた金環食。伊勢をテーマにしたLの個展「書の魔法」が始まったまさにその日だが、そのぴったり10年前に、私たちは、伊勢で結婚の報告をしている。4/29が私の誕生日から260日後で、同時にLの誕生日の260日前に当る中間点だというのが、そうした理由だ。

さて、目を覚ましてから納戸の机を整理していたら、15年前(1999年)のメキシコ旅行のアルバムが出て来た。パレンケの「碑銘の神殿」でテレクトノンをプレイしている様子を撮った写真がどこかにあったはずだと思いながら、見つけられなかったのは、実家に置きっ放しにしていたからだった。

パレンケについてはまた改めて書くとして、今回は、チチェンイツァの方に注目したい。なぜなら、春分秋分に羽毛の生えた蛇の降臨が見られるククルカンのピラミッドの内部(蒸し暑くて細いトンネル階段を登ると玄室のような部屋がある)で撮った写真に、ジャガーの玉座が写っていたからだ。
ジャガーの玉座 
この玉座は、ここでは公開できないある出来事と結び付けられている関係で、よく憶えていたが、アルバムを捲ると、すっかり記憶から抜け落ちていた子ウサギの写真が見つかった。遺跡の隅っこにへばりつくように佇んでいたこのウサギの写真を、昨日目にしたのは、なかなか美しいことなのだ。
イツァのウサギ 
何故なら、昨日から始まった「水晶の月」のトーテムアニマルは、まさにそのウサギだからである。12番目の「水晶の月(ウサギ)」と9番目の「太陽の月(ジャガー)」の差である「3」が、月の輪熊の胸元の三日月形の模様を示しているとしたら、昨日の夢は洒落ている。

というか、ツキノワグマ(3)とジャガー(9)が12番目の「ウサギの月」の始まりを知らせてくれたのかもしれない。先住民文化において、動物はこの世界だけの存在ではなく、霊的世界での力や働きをも包含した、次元間的な存在だ。

通常は起床後すぐに体操をするのが日課であるのに、昨日に限っていきなり音楽テープの整理をし始めたのは、近々処分を考えているという話が前夜に家族の間で出たからでもあるが、その殆どが学生時代に録音したものだったことで、思い出したことがあった。

理由は知らないが、大学の学食のひとつに「コパン」というマヤ遺跡にちなんだ名がつけられていたこと、そしてコパン王朝の著名な王に「18ウサギ王」がいたということだ。18ウサギ王について改めて調べてみると、コパン13代目の王として695年に即位している。

パレンケではパカルの息子、カン・バラムが活躍していた時代で、日本では持統天皇が国を治め、伊勢の式年遷宮を始めた頃だ。ちなみにカンは蛇を、バラムはジャガーを意味する。

保存しておくテープを選り分けておこうとした関係で、メキシコ旅行のアルバムを発見することになり、これら一連の繋がりにも気付くことが出来たのだから、熊とジャガーは、やはり異世界を通じて"時”を知らせてくれるメッセンジャーだったのかもしれない。

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