緊急支援のお願い&ご報告−1

2015年05月11日 01:49

スペクトルの月9日(G5/10)KIN37 赤いスペクトルの地球(by DL)

前回のブログで、NPOクリカより皆さまに【緊急支援のお願い】を呼びかけさせて頂き、みなさまから続々と温かなご支援をお寄せ頂いています。あらためて感謝申し上げます。

昨日、カトマンズ在住の私たちの道友・木村悟郎さん(*)が、ネパール大地震以降一日も休み無く激しく支援活動を行っている中、わざわざ時間を割いて、マナサロワール・アカデミー校を訪ねて下さいました。NPOクリカからの第一弾の緊急お見舞い金を届けて頂くためです。(学校全体に対してと、私たちの支援する生徒の内、家が全壊して路上生活を余儀なくされていた1家族に対してのお見舞い金。)

マナサロワール校に義援金を届けてくださる悟郎さん  NPOクリカの義援金を受け取るTZファミリー 

左の写真はお見舞金を届けてくださる悟郎さん。写真には写っていませんが、ただポンとお金を渡すのではなく、皆さまから寄せられた何の為の義援金であるかを説明し、この非常時にも拘らず、きれいな封筒に先方の宛名を書いて、NPO KULIKAと記入して手渡してくださいました。普段の私たちだったらきっとそうするであろうやり方で、そのところまで汲みとってくださる悟郎さんの丁寧さ、優しさ、真心のこもったふるまいに、ひれ伏したくなります!右の写真は封筒を手にする嬉しそうなNちゃんとお父さん!お父さんは日雇いのパートタイムのドライバーです。学校からはちょっと遠くなってしまったけれど、彼らはやっと新しい部屋を借りる事ができたそう。ちなみに、ボダナート地域の家屋は損傷が激しく、入居可能な家屋の家賃は彼らには手が出せないほど高騰しているとのこと。

精神的に疲弊し、余震の続く毎日に怯えきっている様子の彼らは、悟郎さんの来訪にどれだけ勇気づけられ、慰められた事でしょう(・・・悟郎さん天使!)。遠く日本にいて、直接彼らを励ましたり手伝ったりできない私たちにとって悟郎さんの存在は、ものすごくありがたいです。

今回の悟郎さんの訪問の結果、マナサロワ―ル校の生徒や職員の内、家を失い屋外で暮らす34家族への緊急支援が必要とわかり、深く同情した悟郎さんのNGOマヤネットワークさんが、他への支給が急に不要になったテントを、例外的な事として即日こちらに振り分け届けてくださいました。それにしても、ちゃんとしたテントも無く、小さな子供のいる家族たちは、どうやって屋外で夜を過ごしていたというのでしょう。この夜からは少しは安心して眠ってくれているでしょうか。送って頂いた写真を見て、号泣してしまいました。
悟郎さん、テントを配る  悟郎さんテントを配る 

この日の悟郎さんの校長への聞き取り調査によれば、家を失い路上生活で困り果てているマナサロワール校の生徒関係者家族が、おそらく、もっといるだろうという事です。まだ学校は再開されていませんが、学校側が、地震から2週間経っても、なぜ個々の生徒家族の被災の程度や数がはっきり掴めていないのかというと、学校に迷惑をかけまいとして支援を求めず遠慮しているケース、それから、校長が親御さんの携帯に一斉に送った英語表記のメッセージが、親御さんに読めないまま放置されて返信できていないケースが考えられること(親御さん達の中には、教育を受ける機会が無かったため読み書きができない方が少なからずいらっしゃり、こんな時、助けとなる情報からも分断されてしまうのです)、それから校長たち自身も被災し精神的に参りきっていて、300人以上の生徒達の全ての状況を把握する余裕が無かった事が上げられる様です。

先の見えない外暮らしのストレスや不安は想像もつきません。夜は寒く床は固い地べた。冷えと湿気、虫にも悩まされトイレさえもありません。カトマンズは、あと2週間程で雨期に入ります。このまま屋外での暮らしが続けば、感染症も爆発的に増えることでしょうし、心理的な不安感ははかり知れません。

そこで、悟郎さんから頂いた報告とアドバイスを元に、NPOクリカでは【外で暮らしてるマナサロワール校の生徒家族のための緊急支援】を即行うことを決定しました。そのため校長が再調査しリストを作成しています。

具体的には、緊急に(遅くとも2週間後に迫った雨季の前までに!)対象となる家族に以下を支給させて頂きます。
・最低限の雨漏りのしないテント
・床に敷く安価にして保温が効く厚いプラスチックマット

もちろんこれが、これからのこと全てを解決できる訳ではありませんが、人としての尊厳を取り戻し、少しでも希望と活力を見いだす切っ掛けになってもらえたらと願っています。今を乗り切れば道は一緒に開いて行くこともできます。また、このプロジェクトは、普段からこの学校の子供たちに天真体道の指導を行い、校長や生徒達と深い信頼関係にある在ネパールの木村悟郎さんと、そして私たちを信頼して寄付を寄せてくださった日本の皆さんの存在無くしては、何一つ成り立ちません。改めて、お一人お一人に感謝いたします。

マナサロワ―ル校の、命は助かったけれどその先の事に本当に困窮している、とても遠慮深い、ネパール政府からもチベット亡命政府からも援助が期待できない、チベット難民の被災者に速やかに日常を取り戻してもらうべく、私たちもより一層がんばりますので、引き続きご支援頂けましたら幸いです。皆さまどうぞよろしくお願いします。
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(*)超人、木村悟郎さんの【NGOマヤネットワーク・ネパールの緊急支援について】
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NPOクリカより「緊急支援」のよびかけ
・私たちを直接または間接的に知っていて、私たちの活動について全面的に
 信頼して任せて下さるという方々に対するご寄付のお願いです
・第一弾の支援として5月一杯を、緊急の支援期間としてご寄付を受付けます
・NPOクリカで支援している子供達とその家族に対するサバイバル支援がメインです
・彼らはチベット難民という事もあって、政府からの支援等はほぼ望めない状況にあります
・万一、上記支援で余剰が出た場合は、マナサロワールアカデミー全体の
 復興支援に回させていただきます(采配については校長に委ねます)

 【振込口座】
  三菱東京UFJ銀行 玉川支店(店番131)
  普通預金1682402
  特定非営利活動法人クリカ


・確認のため、お振込み頂く際には、お手数ですが「ネパール緊急支援」とメールのタイトルをつけて
 お振込人のお名前と金額をお知らせ下さい(メール ise@kulika.com
・それ以外のご寄付は、通常行っている教育支援(教育奨学金)に
 対するものと受け取らせていただきます

皆さまからの義援金は、必ず被災された方々に全てそのままお届けいたします。
どうぞよろしくお願いします。
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