剣武天真流演武会2015

2015年12月16日 01:31

律動の月3日(G12/15)KIN256 黄色い太陽の戦士(by D)

剣武天真流の稽古人が、この一年の稽古の成果を発表する場でもある年末の演武会「大剣祓い」が、今年もG12/5(KIN246)に行われた。お忙しい中、会場に足を運んで下さった皆様に心から感謝しつつ、諸事情で直接会場には来る事が出来なかった(剣武に関心を持って下さっている)皆様に向けて、当日の様子を手短にご報告しておきたいと思う。

会場となった小田急梅が丘駅前のホールには、開場前から、天真会(書法塾、瞑想カレッジ)や新体道の関係者をはじめとする多くの方々がいらして下さっていたが、青木宗家が冒頭の挨拶の時に来場者に向けて紹介されていたのは、『剣武天真流』DVDを制作して下さったクエスト社の木暮社長、日子流体術の田中光四郎先生、武術研究家の長野峻也さん、ダンス指導者の稲吉優流さん、サンデンタルクリニック院長の小山悠子先生など、その道のプロとして広く活躍されている方々であった。

実は、『13の月の暦』を日本に紹介して下さった恩人・高橋徹さん&いづみさんご夫妻も来て下さっていたのだが、それは私達との縁だけではなく、丸山貴彦本部正師範とも長い付き合いがあるからであろう。高橋夫妻と丸山師範、そして『13の月の暦』との繋がりについては、『霊性のアート 心の豊かさを育む技』に詳しく書いてあるので、関心のある方はそちらをご参照頂ければと思う。

さて、肝心の演武についてだが、発表に当ってあまり細かい制限はなく、稽古の進度に合わせたメンバーと型を決めた後は、割と自由にアレンジしたり音楽をつけたりする事が出来る。だから、どのチームも他のチームがどんな演武をするのか、当日まで殆ど知らない状態で臨む事になるのだ。それでも何故か、ちょうどいいバランスで音楽を使うチームと使わないチームが出来るし、演武構成にも独自の工夫がなされ、皆それぞれ違う感じになるから面白い。

今年は支部道場の数も増え、その一部は本部のメンバーに混じって演武に参加したが、フランスやブラジル、金沢など遠方のメンバーは、ビデオレターで参加してくれた。また、トランぺッター近藤等則氏とのコラボパフォーマンス「超意識」や、かすがの森(佐久平)での合宿、大神神社や鵜戸神宮での奉納演武の様子など、一年間の活動についても映像で報告が成された。

蒼天道場 ☆青木宗家と蒼天道場のメンバー

蒼天支部道場は、今年新メンバーになった大空さんを入れた4名で出演(道場主でもある私は司会)。大空さんとは、7年前のヒューレン博士によるホ・オポノポノ・セミナーがご縁で、その名通訳ぶりに感銘を受け、その場で御礼をお伝えしたのが最初の出会いだったが、その後、クリカの天真体道瞑想クラスに参加して下さるようになり、今年からは剣武の稽古も始められる事になったのだから、人の縁とは面白い。

演武会の締めは、もちろん、青木宗家の真剣による演武。先生の動きはあまりに自然で、それ故一見すると「簡単そう」に見えてしまうのだが、自分が実際にやる立場になってから見ると、どれだけ驚くべき事を易々とやってのけられているのかが、ようやく垣間見えて来る。全体の様子については、天真会からアルバムが公開されているので、そちらを参照頂くとして、最後に、稲吉さんが撮影&公開して下さった映像について少し触れておきたい。



ひとつ前の記事にも書かせて頂いた通り、稲吉さんはワールドワイドに活躍されている振付家でもあるのだが、今回の本部師範演武に関して、舞台演出の立場から貴重なアドバイスを頂き、大変お世話になった。この場をお借りして改めて御礼申し上げる次第である。それも、大前提として青木先生や吉田先生、そして長野さんとのご縁があっての事と、ただただ有難く感謝するのみである。

青木先生と稲吉さんの出会いは、ほびっと村で行われた長野さんと青木先生の対談がきっかけで、最近出たばかりの長野さんの新刊『剣に学ぶ 武術の奥義』にはその時の写真も掲載されている。稲吉さんも登場されている付録のDVDは、かなり内容が充実していて、武術や剣を研究する方にとって色々と参考になると思う。

来年は、大阪でも本部道場が正式に始動する予定だし、金沢で5月に予定されている合宿には海外からの参加者が既に多数申込みを済ませている。日本の精神文化のエッセンスとしての刀と、新体道をベースにした最新かつ普遍的な身体技法から生み出された剣武天真流は、今、まさに世界に広まって行く気配に満ちている。

日本には、未だに舶来ものに弱く、影響され易い人が多いが(ヨガ、自転車、マラソンなど、皆欧米で20年以上前に流行ったものばかり)、世界は逆に、日本文化の素晴らしさを求める時代に入っているのだ。20年後に逆輸入される前に、自分の足下にある宝を学ぶ行為は、老若男女誰にとっても楽しみに満ちたものになるだろう。深遠な思想と身体を通じた学びは、年齢や性別に関係なく、生涯を通じてどこまでも深めて行けるものだからだ。

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