NPOクリカより緊急支援のご報告

2016年03月19日 15:12

■太陽の月13日(G3/19)KIN90 白い水晶の犬(by DL)

NPOクリカで支援中の学校(在ネパールのカトマンズ/ボダナートエリアのマナサロワール・アカデミー)と子供達の現在の状況、昨年2015年に緊急支援として皆さまからお預かりした寄付金についてご報告いたします。
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2015年4月25日、ネパールを大地震が襲いました。
支援中の子供達と学校関係者も、家屋倒潰などにより野宿を余儀なくされている者がいるとの連絡を受け【外で暮らしてるマナサロワール校の生徒家族のための緊急支援】を行うことを決定しました。

2015年5月末までの期間限定で皆さまから寄付を募り、当初の目標である緊急支援を行う事ができました。その節は暖かいお心をお寄せ頂き心よりありがとうございました。ここまでの経緯については以下のリンクをご覧頂けましたら幸いです。

NPOクリカより緊急支援のお願い
緊急支援のお願い&ご報告-1
緊急支援のお願い&ご報告-2

【マナサローワール・アカデミーと関係者への支援として行った事】
1・野宿の43家族に対して、テント・蚊帳・マットレスの直接支給(テントはマヤネットワ―ク様からの支援)。
2・家屋が全壊し全く行き場の無い家族と、学校全体に対して、お見舞い金を直接支給。
3・ダメージを受けた校舎設備(電気関係・ソーラーパネル・バッテリー)の補修・交換。
 (職人と物資の不足により、修復に数ヶ月を要した。)

NPOクリカでは現地に事務所を置いておりません。上記は全て、同じ先生(青木宏之先生/一般財団法人天真会代表)を持つカトマンズ在住の道友・木村悟郎さんが、私達からの依頼を受け、NPOクリカの臨時スタッフとしてボランティアでご尽力くださり実現したものです。悟郎さんがいらっしゃらなければ、送金も物資の手配も一切が不可能でした。あらためて深くお礼申し上げます。木村悟郎さんとNGOマヤ・ネットワーク・ネパール(代表:ウサ・ギリさん)のご活動ついてはこちらをごらんください。

【現在の状況】
・野宿・テント生活の家族が多数いましたが、今は全員建物の中に住むことができています。
・校舎本体は無事。地震被害調査も合格。電気設備の修理交換を行い、良い状態で使用中。
・地震後40日間休校した後に授業再開。休校中の遅れを取り戻す為に補講が行われたため、授業の遅れはありません。

【寄付の報告】
★収入合計¥944,301
★支出合計¥732,296
1・マナサロワ―ル校:野宿の43家族に対して、蚊帳・マットレスの支給。¥72,151
2・マナサロワ―ル校:学校と生徒達に対して見舞金を支給。¥157,148
3・マナサロワ―ル校:校舎設備の補修・交換(電気関係・ソーラーパネル・バッテリー)。¥162,025
4・NGOマヤ・ネットワ―ク・ジャパン:最も甚大な被害を出した山岳部を中心に緊急支援を行った団体に寄付。¥240,648
5・ルンタプロジェクト:チベット難民と山岳地帯のチベット系民族を対象に緊急・復興支援を行う団体に寄付。¥100,324
★余剰金¥212,005
引き続き、マナサロワ―ル・アカデミーの子供達の教育支援に使わせて頂きます。

【その他】
私達は2015年11月にネパールを訪問しました。地震から約半年後のことです。訪れたのはカトマンズ、それもマナサロワール・アカデミーのあるボダナート地区で4日間のみでしたので、以下は私達が直接見た狭い範囲の報告になります。正直な所、外から見る限りは地震による「建物」の被害は一部の歴史的建造物を除いては、そんなには酷くないようにも見えました。(もちろん、場所によっては大きなダメージを受けているものも見受けられました。)実際、鉄筋コンクリート造のマナサロワ―ル・アカデミーの校舎も、私達が毎年利用するゲストハウスや周辺の家屋も、地震の影響や爪痕は殆ど感じられませんでした。

それよりも、その時点では、市民生活に不可欠な穀物、医療品、エネルギー(ガソリン、調理用ガス)などなど、インドに頼っていたものが全く入って来ない状況の方が、地震被害よりも遥かに深刻の様でした。当然物価は高騰。交通もマヒ。多くの市民生活に多大な影響が出ていました。何より「一体これからどうなるのだろう」と人々の気持ちがガックリ落ち込んでいました。マナサロワール・アカデミーでも、約400人分の子供達の給食を薪で作っています。レストランやホテルはメニューを最小限に絞って営業している所が殆どでした。地震後、観光業で成り立ってきたネパールへの訪問者は激減し経済も大打撃。更に多数の失業者がでています。政府はほとんど当てにならないといった中、親戚などを頼ってインドに避難する人、外国に出稼ぎに出る人も多く出始めているとの事でした。人々の精神的なショック、先の見えない閉塞感は計りしれないものがあるようです。

しかし!そんな中でもマナサロワ―ル・アカデミーの子供達と先生方は、明るく元気いっぱいに学校生活を送れるまで立ち直っていました。度重なる余震に眠れない夜が続き、安全が確認されてからも尚、潰されるのではないかと怖くて建物に入れない状態が続いていた事を考えると夢の様です。やはり苦しい時期に手を差し伸べてくださる方々の存在は、何よりも励みになり気持ちを強くしてくれるものなのかもしれません。この度、私達の呼びかけに対し寄付のご協力を頂きました皆々さまに厚くお礼申し上げます。心よりありがとうございました。そしてお忙しい中ボランティアで、マナサロワール・アカデミーの子供達に天真体道の指導をしてくださる木村悟郎さんに心から感謝です。先生方も子供達もどんなにか勇気づけられた事でしょう。

もともとがアジアの最貧国の一つであるネパールの復興は、まだまだ始まったばかりです。多くの日本人の目には、地震が起こる前のネパール(首都カトマンズでも、一日10時間以上の計画停電が頻繁にあり、断水は日常茶飯。交通マヒとなれば、給水車もやって来ません。もちろんゴミ収集などあとまわし)の姿でも「こりゃ酷い!」と写るのではないかと思います。今後とも、ネパールとチベット難民に関心をお持ち頂けますよう、どうぞよろしくお願いします。


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